3歳さくら組2022年度12月の保育日誌

12月2日(金)・曇り 本多

劇ごっこを年長組の保育室で行う。実際に道具をおいて見せ場や立ち位置を確認して行うことで、子どもたちも少しずつ自分のすることや、皆で大きな声でセリフをいう姿が見られ、保育者と一緒にカブを抜く動作をする。カブの位置を移動させる事で、子どもたちも動きやすくなる。ピアノの合図を入れるなど子どもたちが自分で動いて、自分で気づきセリフを言う。他のクラスの友だちにも見てもらい、自信へとつなげていく。

 

12月12日(月)・晴れ 本多

園庭で、タイヤを縄で結び、引っ張って遊ぶ姿がある。保育者が、「サンタクロースとトナカイみたいだね」と言うと、サンタ役、トナカイ役に分かれて、「プレゼントを買いにいかなきゃ」「引っ張るよ~」等とその役になり切って楽しむ姿が見られる。『♪赤鼻のトナカイ』を保育者と一緒に歌いながら、クリスマスの雰囲気やごっこ遊びを楽しむ。又、年長児が跳び箱をしているのを見て、自分たちもしてみたくなり、関わりながら身体を動かすことを楽しむ。室内では、お楽しみ会の印象画を描く。自分が経験して印象に残っている物を描く子が多い。楽しかった思い出を友だちと共有しながら、イメージを伸び伸びと膨らませて表現できるように働きかけていきたい。

 

12月26日(火)晴れ 本多

保育者と一緒にかくれんぼや氷鬼をしていると、年長児も加わり一緒に鬼ごっこをする。走るのが速い年長児を全速力で追いかけてタッチしようとする姿が見られる。ルールがまだ分からない児もいるが、友だちや年長児と一緒に過ごすことが楽しく、その児なりに意欲的に楽しんで身体を動かしている姿がある。保育室に入り、手洗い指導の話を聞く。話を集中して、真剣に耳を傾けて聞くことに成長が感じられる。黒く水が汚れていく変化を見て驚き、手洗いの重要性に気付いたようだ。

 

12月28日(木) 晴れ 本多

園庭で遊んでいると、空を見上げ、うろこ雲があるのを見つける。「不思議だね~」「きれいだね~」等、友だちや保育者に話す。自然現象を見て、自分の感じた事を、自分の言葉で周囲に伝えたり、何かに見立てて表現する。言葉の選び方や感じ方に、その児らしさが出ているようにも感じられる。保育室に戻ると、保育室に飾られた、正月飾りの壁面に気づき、「獅子かっこいいね」「きれいだね」と言ったりする。昨年、園で経験した『子ども新年会』での獅子舞を思い出し、「獅子舞怖かった」等と、感想をいう児もいる。自分の体験した事や季節の変化、行事等も気付けるように、働きかけていくと共に、ひとり一人の体験が豊かなものになるように、保育内容も考えていくことが大切だと改めて感じた。

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