健康
看護師による手洗い指導を受ける。特殊インクを手に付けた後に普段通りの手洗いをし、紫外線ライトをあてると洗い残し部分が光る。手のひらのくぼみやシワの部分に汚れが残りやすいことに気付く。細かい箇所まで確認しながら丁寧に洗うことが感染症予防につながることを知らせ、意識できるようにする。
寒さが強まるが戸外遊びを好み、ドッジボールや鬼ごっこなどをして身体を動かして遊ぶ。気温や遊び方によって、上着の調整をしている。薄着でのびのびと身体を動かすことができるよう、いろいろな運動遊びを取り入れていく。
人間関係
1月に入ると、卒園や就学に向けて気持ちがさらに高まっていく。普段の生活の中で、自分たちが卒園した後のことを考える姿も見られるようになる。また、卒園制作についての話し合いでは、自分たちの思い出に残るものであり、そして『乳児から幼児まで喜んでもらえるもの』を作ろうと活発に意見がかわされている。年長児として抱いている年下児への思いを大切にし、引き継いでいけるよう、他クラスとの関わり方を考えていく。
環境
雪遊びや氷作りなど、冬ならではの遊びに取り組む。雪遊びでは、雪合戦やそり遊びごっこなど全身を使ってダイナミックに遊び、冷たさや感触を味わっている。氷作りでは、繰り返し試してみる中で氷ができやすい環境を考えてみたり、できあがった氷を観察して不思議を感じたり、特性を活かして遊びに繋げたりしている。季節や時期、子どもの興味を適切に捉え、遊びを深めていけるよう援助していく。
言葉
友だちとの関わりの中で、思いを言葉で伝えようとする気持ちが大きくなって言葉が強くなってしまったり、思いに合った言葉が見つからずに困惑して場から離れたりする様子が見られる。相手に伝わりやすい言葉の選択やお互いに話を聞こうとする態度など、皆が心地良く過ごせるような言葉の遣い方を身につけられるよう、見守りや仲立ちをしていく。
表現
節分に向けて、鬼のお面や豆入れを制作する。お面では、土台は皆同じものを使うが、顔のパーツや髪・角はそれぞれ好きな素材を使って表現する。毛糸、花紙、廃材など、「強い鬼」「怖い鬼」のイメージに合わせ素材を選んでいく。画用紙でできた土台に部品を付けていく時には思うように接着できず苦戦する児もいたが、様々な道具を使って試してみようとする。いろいろな素材・道具を使って自分のイメージを表現できるよう豊富に準備していく。