1月 6日(木) 雪 萩原
降雪の予報がでており、「雪が降ったら雪合戦や雪だるま作りをしたい」と友達同士で期待を込めて話している。園庭で遊んでいると雪がちらつき始め、喜んで帽子や服につく雪をじっと見ている。そこで、黒い画用紙と虫眼鏡を準備し、雪をのせて虫眼鏡で観察してみる。結晶は見えないものの小さな粒を見て楽しんでいる。昼頃から雪が強くなり始め、うっすらと積もり始めたので西公園に出掛ける。芝の上にうっすらと積もるくらいだったが、雪だるまをつくったり、雪合戦をしたりして雪遊びを楽しむことができる。これまでに雪遊びの経験はない児が多く、皆期待をもってどんな遊びをしたいかを考えている。図鑑などで雪の結晶を見たことのある児もいるので虫眼鏡を準備してみるが、結晶を確認できなかったのは残念だった。子どもたちの知的好奇心を刺激できるよう準備をしていく。また、自然に触れ・親しみ、興味を深めていく為に機会を逃さずに遊びや活動に繋げていけるようにする。
1月 11日(火) 雨 萩原
卒園を祝う会の歌や制作について話し合いをする。数曲の歌をCDで聞いてみると、「いい歌だね」「ちょっと悲しくなるね」など、歌詞からのイメージを感じて感想を話していて、中には静かに涙を流す児もいる。また、卒園制作では、『絵本を作る』『ロボットカミィを作る』など、このクラスらしいアイディアが挙がる。乳児にも馴染みのある絵本を基に制作しようということになり、1歳児クラスに絵本を見に行く。だるまさんシリーズや仕掛け絵本、はらぺこあおむしなどを手に取り「これ、昔読んだ」などと懐かしそうに見ている。子どもたちの意見をまとめ、はらぺこあおむしの仕掛けのついたマットを作ることになる。まだ卒園についてのイメージがわかない児も多いが、少しずつ卒園や就学について実感を促していく。また、制作の過程では子どもたちの考えや思いを柔軟に取り入れ、皆で思いを共有し表現していけるようにする。
1月 14日(金) 晴 萩原
こままわしや羽根つき、ドッジボールなどの運動遊びに取り組む。羽根つきは挑戦しやすく、2人組で打ち合ったり、一人で真上に打ち続けたりするなど、それぞれの遊び方で楽しんでいる。こままわしでは、『できるようになりたい』気持ちはあるものの、紐を巻くのが思うようにいかず早々に諦めてしまう児が多い。羽根つきでは明確な目標をもって積極的に取り組むものの、こままわしでは、紐を巻きつける段階で難しさを感じて諦めてしまっている。段階的に個人に応じた援助をしていき、回せるようになる喜びや達成感を味わえるようにしていく。ドッジボールでは、ボールを投げるスピードが速くなり、狙った場所に投げられるようになってきている。また、ボールをよけるのも、瞬時に地面に伏せるぐらい身を低く構えるなど、身体を巧みに動かしている。身体の動きが俊敏になり、クラスの中でも強い・上手な児を見出して認める姿も増えてきている。認め合いのできる活動を増やしていきたい。
1月 27日(木) 晴 萩原
節分の制作で角箱を作る。今回は色画用紙を正方形にするところから始める。折り紙と色画用紙を比べて気付いたことを言い合う。「両方とも4つの角がある、同じ四角形」から始まり、定規で辺の長さを調べて正方形は四方の長さが同じことまで気付いていく。そこで、長方形の色画用紙を配り「自分で考えて正方形にする」よう伝える。ほとんどの児が、二つ折りにしていき、どこまで折っていっても辺の長さが同じにならないと困惑している。再度、保育者が折り紙を三角に折ってみせると、A児が画用紙を三角に折り余分な部分を切り落とせばよいことに気付き、他児も同じように試してみようとする。折る過程では、紙が厚いこともあり、線や角の合わせづらさを訴える児もいるが、平面から立体の容器に形が変化する面白さを味わっている。 四角の定義を理解しており、それを踏まえて活動を取り入れてみる。今回は個人で考えていったが、3~4人ずつで話し合いながら進めていく方法でも面白かったかと思う。試行錯誤しながら答えに向かっていく楽しさや達成感を味わえるよう活動のもちかたを考えていく。