4歳あさがお組2021年度10月の保育日誌

10月7日(木) 晴れ   中野

衣装を身に着けると緊張する子もいるが、周りの友達とのやりとりで緊張がほぐれる様子が見られる。遊戯・玉入れ・リレーの順で進行する。どの種目も子どもの「やってみたい」気持ちが感じられ、勝っても負けても楽しんでいる。メダルの授与では、家庭の人に見てもらいたいと満足した様子である。競技になると、勝ち負けにこだわる子がいるが、「みんなが頑張っている姿がかっこいいんだよ」と話をして運動会ごっこに臨む。リレーでは転倒した子へ大きな声で声援をおくり、勇気づけようとする姿が見られ、仲間を大切にする心が感じられる。室内に戻った後この話をして、みんなの姿を讃えると、応援した子も応援された子も嬉しそうな笑顔を見せる。玉入れ時の入場で前を歩いている子を急かす子がいたのに声を掛けられずに反省が残る。後に話をして双方の気持ちの仲介をする。力を合わせて協力する姿に子供たちの成長を感じる運動会ごっことなった。

 

10月12日(火) 曇り  中野

クラスで栽培していたアサガオの花が終わり種を付けたので、次のあさがお組へのプレゼントにしようと張り切って種取りをする。来年自分たちがひまわり組になったら、「ヒマワリを育てたいなあ」と言い、「来年の今頃」の自分たちを想像する姿がある。花が終わってしまった悲しさはあるが、種を取っておくことで、また来年花を咲かせることができることや、次の命に繋がっていることを分かりやすく伝えていく。また来年の話をするときに、自分たちはひまわり組になっていることを意識付けて、今後の活動の刺激になるように繫げていく。室内に戻り、運動会ごっこの描画を楽しむ。どんな絵を描こうか迷う子もいるが友達の絵を見て刺激を受けると描き始める姿もある。絵の具の経験が少なく、扱いに四苦八苦する様子がある。描き終わると、友達の絵を見たり、自分の絵の説明を友達に聞かせたりする。描画はイメージを持ちにくい子もいるので、どんなことをしたか会話を十分に楽しんだのちに描き始めるようにしていく。大きな用紙で絵の具で描く機会を設けて経験を重ねていく。

 

10月15日(金) 晴れ  末﨑

5歳児クラスと散歩に出かける。5歳児と手繋ぎし公園への期待と楽しさ、会話を楽しみながら歩く。往復の道で、秋の果物や花に興味を持ち、味や匂いを想像しながら、名前を覚える姿がある。公園内では虫を探したり遊具遊びを楽しんだりして、5歳児と共に楽しい時間を過ごす。久しぶりの長距離散歩であるが往復の道をしっかり歩き、雲や庭木の植物を見て季節を感じている。公園内では高い遊具のはしごや滑り台があったが、職員の声を聞きながら安全な遊び方を考え、行動する姿がある。これからは担任間で話し合いながら、年長組の活動を見たり、散歩に行ったりしながら、来年度進級する「年長組」に期待を持てるような取り組みを活動に取り入れていく。

 

10月21日(木) 晴れ  中野

園庭で遊んだ後に、健康診断を受診する。やや緊張気味な子も多く、名前を聞かれても答えられない姿が見られるが、堂々と受け答えする子も多い。始まりと終わりに「お願いします」「ありがとうございました」の挨拶が自然に出て成長を感じる。縄跳びで遊んでいる子は、使った縄は自分で結べるように結び方を知らせて一緒に行ってみる。自発的に始末できるように進めていく。健康診断は検査前にみんなで話をして、痛いことはしないと伝え、緊張がほぐれるようにゆったりと接する。緊張している子には寄り添い、安心して受診できるように配慮する。

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