5歳ひまわり組2020年度2月のまとめ

健康

戸外遊びでは、ドッジボールや縄跳びなどで積極的に身体を動かして遊ぶ。時には、遊びに夢中になって身体の動かし方が粗くなることもある。さらに大きくのびのびと動かせるよう、保育者も一緒に取り組みながら、身体の部位や動かし方を意識できる声掛けをしていく。

就学に向け、ハンカチやティッシュを携帯して過ごす。以前は、手洗い後の拭き方が雑になりがちで、手荒れをする児が多くいたが、ハンカチを使うことで丁寧に拭き取るようになる。洗濯や補充がされているか、子どもたち自身で気付いて清潔を保てるよう見守りや声掛けをしていく。

人間関係

就学への気持ちの高まりとともに、卒園することを考えて、年下児に対しての思いも強くなってきている。自分たちが使ってきた玩具を譲ったり、クラスで楽しんでいる遊びを教えたりする姿が見られる。3歳児の午睡シーツの取り付けやサツマイモの栽培など、年長児として行ってきた活動を4歳児に引き継いでいけるようにする。

環境

港南台中央公園の竹林や円海山など、自然を感じられる場所への散歩に出かける機会が増える。

整備された公園とは違い、うっそうとした雰囲気やでこぼことした山道、高低差の大きな道など、歩きにくさはあるものの、豊かな自然の中を歩く楽しさを感じることができる。また、歩きながらこれまでに見たことのない植物を発見したり、さまざまな鳥の声を聞いたりして、新たな発見を楽しんでいる。子どもたちの発見や気付きに共感し、さらにそれを深めていけるような援助をしていく。

言葉

毎日、遊びや活動の中で思ったことや感じたことを、4~5名の少人数グループで発表する『お話の時間』を設ける。『誰と何をしてどう思ったか』を相手に分かるように文章立てて発表する。初めのうちは単語がいくつか並べられていたが、徐々に一つの文としてまとめて話せるようになってきている。また、少人数で話しあうことで、聞く側も話をする児に注意を向けやすく、しっかりと聞けるようになる。就学に向け、自分の思いを伝え、他者の話を理解しながらしっかりと聞く機会を多くもっていくようにする。

表現

雛飾りの制作では、障子紙を使って張り子に挑戦する。土台にガチャガチャのカプセルを使用し、立体の活動を楽しむ。球体を多方向から見て、紙を貼っていったり絵の具で色付けしたりしていくので、難しさを感じる児もいるが、立体ならではの面白さも感じている。また、障子紙の特性に気付いたことをきっかけに、紙粘土作りにも取り組んでみる。油粘土とは違い、形にしたものを長く残せることを喜び、次の制作活動に繋げるよう期待をもっている。子どもたちの気づきや興味を逃さず、さらに遊びに繋げて深めていけるよう援助していく。

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