5歳ひまわり組2020年度12月のまとめ

健康

鼻水がでる児は数名いるものの、大きく体調を崩すことはなく過ごす。また、コロナウィルスの感染者数が増えているというニュースを見て、手洗いやアルコール消毒を丁寧にするようになる。感染症予防への意識が強くなってきているので、皆で声を掛け合い、うがい・手洗い・消毒が習慣としてしっかりと身につくよう見守っていく。

気温が下がり、特に朝夕では冷え込みが厳しくなる。積極的に身体を動かす児が多いが、中には寒さで身体を縮めている児もいる。身体の温まりを感じ、のびのびと身体を動かす心地よさを感じられるような活動を積極的に取り入れていく。

人間関係

遊びや活動の中で、友達の良いところや得意なところに気付き、認め合う姿が多く見られるようになる。認められることで自信や喜びを感じ、他児への優しさにも繋がっていく。劇遊びの準備では、友達の得意を意識して役割分担したり助けてあげたりする場面も多くあった。個の力を発揮しつつ、友達と一緒に目的をもって作り上げていく達成感を味わえるよう援助していく。

環境

クリスマスリース作りでは、毛糸を筒状に編んでいく。指先の使い方や毛糸の引き具合など、同じ動作を繰り返す中で、それぞれの感覚で身につけていく。編み進めていくと『あと何センチ編んだらリースの長さに足りるのか』『何分間で何センチ編めるか』と考えてみたり、友達と早さや長さを競ったりして楽しむ姿もある。季節感を感じられる素材を準備し、遊びや制作に活用することができるようにする

言葉

文字を読んだり書いたりできる児が増える。童話など長めの物語をじっくりと読むことも多くなっている。中には、童話や将棋の駒に書かれている漢字に興味を持ち始める児もいる。また、ダジャレの本をきっかけにして、友達と言葉遊びやしりとりを楽しむ。言葉のもつ楽しさや意味を感じ取って深めていけるよう援助していく。

表現

劇遊びでは、原作の絵本の世界観を大切にしながら、物語を組み立てたり道具を作ったりする。それぞれが好きな役を演じる中で、その役にあった動きやポーズ話し方を考え、のびのびと表現する。初めのうちは、恥ずかしさがあった児も活動が深まっていくと、友達と一緒に表現する安心感や楽しさを味わえるようになる。合奏では子どもたちが特に気に入って、4月から歌い続けてきた音楽を使ったこともあり、リズムもつかみやすく自信をもって演奏することができていた。様々な経験を通して、イメージしたことを表現する楽しさや達成感を味わえるよう、活動を取り入れていく。

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