5歳ひまわり組2020年度11月のまとめ

健康

歯科健診後、赤染めをする。活動前に「歯磨きができているか」を確認すると「大丈夫!!」

と自信を持っている児と、心配になって舌で歯を触っている児もがいる。赤く染まった歯を磨いていき、磨き残しのある部分に気づく。普段の歯磨きでは、同じ個所ばかり磨いていたり、他のことに気が散ってしまって雑になったりする姿も見受けられるので、赤染での気付きを思い起こしながら、丁寧に磨けるような援助をしていく。

気温が低くなるが、鬼ごっこやリレーごっこ、長距離の散歩などで積極的に身体を動かして遊ぶ。その中で身体が温まり、時にはうっすらと汗をかく児もいる。様々な運動遊びに取り組めるよう活動を提供していく。

人間関係

勤労感謝の日に、『自分たちのまわりの働く人』について考える。父母や保育者、調理員などの身近な人の他、野菜の種を買いにホームセンターに行ったことを思い出して、レジや品出しを担当している店員など、身のまわりにはたくさんの『働く人』がいることに気づき、そこから働くことの大切さを知り、感謝の気持ちをもつことができる。また、人と人との繋がりで社会が成り立ち、その中に自分たちの存在があることもわかる。今年度はコロナウイルス感染予防の為、人との密な関わりを持つことは難しいが、社会の様々な人との繋がりに気づくことが出来るよう、活動を考えていく。

環境

移動動物園では、興味をもって様々な動物に触れる。大きな動物に餌やりをする中では食べる時の口の動かし方の違いに気づき、小動物や生まれたての卵に触れる時には儚さと尊さを感じて優しく扱おうとする。これまで、虫との関わりから『生命』について考えてきたが、今回は動物との触れ合いから、命の大切さや重みを感じることができる。人や動物、様々な生き物に同じ命があることを知ることで、自分と同じく周りの人も大切にできる人になることを期待する。

言葉

文字への興味が強まり、友達同士で本を読み合ったり、手紙を送りあったりすることが増えている。また、散歩中でも周囲の様々な箇所に文字や印があることに気づき、どう読むのかやどんな意味があるのかを考えている。子どもたちの興味がさらに深められるよう、遊びや活動の中で読んだり書いたり表現したりする機会をつくっていく。

表現

運動会ごっこの印象画では、四つ切の大きな画用紙に絵の具を使って描く。画用紙のスペースの配分を考えて描いていく児がいれば、特に印象に残ったものを大きく描いてから残ったスペースに他の物を描き加えていく児もいて、それぞれの表現を楽しむことができる。今後はさらに大きな紙を用意し、ダイナミックに表現できる機会をつくる。

絵本『おしゃべりなたまごやき』を読んでから、園庭で遊ぶ中で王様ごっこが始まる。保育者もまじえて、それぞれが好きな役を演じてやりとりを楽しんでいる。子どもたちのアイディアや表現を引き出し、取り入れながら劇遊びに繋げていく。

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