5歳ひまわり組2020年度11月の保育日誌

11月4日(火) 晴れ 萩原

運動会ごっこの絵を描く。今回は絵の具と四つ切サイズの大きな画用紙を使うことを知らせると、皆喜び「どんなふうに描くか」を自分で考えたり、友達と話し合ったりする。エイサーや障害物競争の跳び箱など、勢いのある場面をそのままに大きく描こうとする。「どう描きすすめていいか」考え込む児も、描いていくうちに場面を思い出し、多色を使ってどんどん描き足し、自分のイメージを表現することができる。絵の具で描いたこともあり、大きくのびのびと描くことができる。中には描きだしの勢いで画面の1/2程の顔を描き、「それ以外のものを限られたスペースにどう描くのか」と思われる児もいたが、それぞれが工夫をこらし、描きたいものを画面にぎゅっと詰め込んで描くことができている。描きあげた時の喜び、達成感も大きく、保育士や友達に見せ、思いを伝えている。絵の具の楽しさを味わうことができたので、また、さらに大きな紙を使って描いてみたい。

 

11月16日(月) 晴れ 萩原

大型紙芝居(がんばれ、はみがきハーマン)を使っての歯磨き指導を受ける。事前に話をした時には「しっかりはみがきできている」と話していた児も、紙芝居を見ていると自身の歯や歯磨きに不安を感じたのか口をもごもごとさせて舌で歯をなぞっている児が数名いる。食後、遊びが気になって歯磨きが雑になってしまうことが多々あるので、18日の健診、赤染と併せて、歯や歯磨きの大切さを知るとともに健康な歯でいる為の習慣、食事をしっかり考えていく。先週、これから栽培する冬野菜を購入するにあたって必要な物を考え、今日ケーヨーⅮ2まで買い物に出ることになる。店では同じ25ℓの培養土での価格の違いを知り、比べて安いものを選択する。また、自分達の買い物だけでなく、園長から頼まれた「おつかい」もあったことで、使命感のようなものを感じているようだ。数種類ある栄養剤の中から、一生懸命に目的にあったものを選んでいる。大根、ブロッコリーの苗は無かったが「自分達で買い物に行った方がいい」という意見もあり、改めて他の店へ買い物に行くことを決める。買い物を通して様々なことを考え、経験できていると感じる。(土の運搬には子どもの意見でベビーカーを使用する)

 

11月20日(金) 晴れ 萩原

月曜日の「勤労感謝の日」について知らせ、身近な「働く人」について考える。父母、保育園の職員の他、昨日ホームセンターで会った店員を思い浮かべる。次に「では、働くとは・働かなかったら」と順を追って考えていくと、働くことの大切さを知る。中には家庭で「靴を揃える手伝いで小遣いをもらっている」ことで、働くことと結びつけて考える児もいる。そこから、調理職員に感謝の手紙を書く。思い思いのメッセージを、50音表で文字を確認しながら丁寧に書いていた。感謝の気持ちを伝えて「ありがとう」の言葉を受けて子どもたち自身、嬉しい、満足の表情を見せる。社会の中の一人ということを認識でき、感謝の気持ちを伝えられる良い機会になったと思う。

 

11月25日(水) 雨 萩原

先週より少しずつ毛糸を使ってリリアン編みをしている。編み物という物珍しさもあり、皆興味をもっている。編まれた筒状のものが少しずつ伸びていくと「自分が頑張っている成果がでている」ことが分かり、喜び、友達と長さ比べなどをしている。また、「何日かかってどれぐらいの長さを編んでいるか」→「一日あたりに編める長さ」を意識する児もいる。リースの土台ができ上がった児はフェルトを使ってサンタクロースを作る。プラスチック針+毛糸で縫う工程も「こんなこともできるんだ」と喜ぶ。今回は指先が器用でない児も単調な動きで作ることができ、成果が分かりやすいことで意欲的に取り組んでいる。なかには「あと何cm編めばいいの?」と具体的な長さを気にする児もいる。目標、達成度が分かりやすくなるよう援助していこうと思う。

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