健康
朝夕と日中で気温差があり、鼻水がでる児が増えてきている。感染症の予防も含め、鼻水の処理の仕方や咳エチケットについて皆で確認する。また、気温や活動に合わせた衣服の調節ができるよう見守りや声掛けをするとともに、保護者にも衣服の確認や補充をお願いする。
涼しくなり、戸外で遊ぶ機会が増え、集団ゲームや長縄跳び、リレーごっこなどで思いきり身体を動かせることを喜んでいる。これまで、長梅雨や熱中症対策により室内で過ごすことが多かったので、徐々に運動遊びを増やしていき、ケガのないよう十分に配慮する。
人間関係
今年度はコロナウィルス感染予防の為、異年齢児(特に乳児クラス)との関わりをもつことがほとんどできなかったが、日野まつりのお店屋さんでは、初めのうちは緊張や戸惑いの姿があったものの、相手の目線に合わせて身をかがめながら優しく声を掛けたり、ゲームのやり方を分かりやすい言葉で伝えたりしている。また、盆踊りの太鼓では年下児や他クラスの保育者に褒められたり認められたりすることで自信を膨らませる。感染予防に留意しながら、他学年児と関わりをもち、年長児としての意識やそこから繋がる自信を高められるよう援助していく。
環境
スポイトや計量スプーン、注射器などを使って色水遊びをする。赤・青・黄の三原色からの混色で、微妙に変化していくグラデーションや色を系統だてた色相を楽しんでいる。また、計量スプーンなどで細かく水の量を測ることで、容器の大きさと量の関係に気付く児もいる。自分で考えて試してみる楽しさや失敗や間違いも活かせる経験ができる遊びを積極的に取り入れていく。
言葉
文字への関心が高まり、自分で物語を読んだり友達や家族に手紙を書いたりすることが増える。分からない文字や書きにくい文字では五十音表を確認しながら丁寧に書いている。また、物語の楽しさを知り、友達と一緒に物語を作る遊びへと発展している児もいる。さらにイメージや語彙量を広げていけるよう、さまざまなジャンルの絵本や物語を提供していく。
表現
日野まつりの太鼓では、音楽に合わせて表現する楽しさや、友達と息を合わせて打つ心地よさを感じることができる。友達と一緒に表現する楽しさをさらに味わえるよう、運動会ごっこのエイサーに繋げていく。
絵の具などで画用紙に大きく描くこと好んでいるが、色鉛筆を使って細かく描くことも増えてきている。それぞれのイメージに合った表現ができるよう、道具や材料を豊富に準備しておく。また、季節の自然物も取り入れ、表現の幅を広げられるようにする。