健康
虫刺されやアレルギーによる皮膚のかゆみや、鼻炎のような症状が見られる子もいたが、皆元気に過ごしている。気温の高さも徐々に和らぎ、戸外で保育者や友だちと追いかけっこやリレーを楽しみながら、思いきり体を動かす。活動後は自分から気付いて、汗で濡れた衣服を着替えたり、友達同士で「てをあらったの?」と声を掛け合ったりしている。夏の疲れが出る頃なので、活動と休息のバランスを考えたり、水分補給の状況を確認したり、体調管理を十分に行う。
人間関係
ひのまつりや運動会ごっこに向けてのリレー遊びを通して、年長児との関わりが増える。年長児が法被を着てお店屋さんをする姿に刺激されて、大きな声を出して「いらっしゃいませ!」が言えるようになったり、リレーでの全速力で走り抜ける様子に、「はやい!すごい!」と憧れの気持ちを持ったりしている。年長児の運動会への取り組みを見たり、応援したりしながら、子どもが興味を持つ姿を大切にする。
環境
カブトムシの幼虫の成長が気になり、幼虫の姿が見えると「いたよ!」「へびみたい!」と笑顔を見せ、喜び、カブトムシになる事を楽しみにしている。暑い日や雨が続いたので、散歩に出掛ける機会が少なかった。来月は秋の自然を感じながら、木の実や葉っぱの色、形の違いなどに興味が持てるように、散歩を楽しんでいく。
言葉
子ども同士で会話をしながら遊びを進めていく姿が見られる。「ねえ、みてみて○○ちゃん。」「すごいね!やりたい。これもおこうよ。」などと話しながらお家ごっこを楽しみ、室内では牛乳パックで作った台をいくつも置き囲いにしたり、園庭ではお風呂マットを敷き詰めてみたりしながら集団で遊んでいる。子ども同士で役割を決める時に、友達と同じ役になりたくなったり、違う内容のごっこ遊びをしたくなったりすることで、意見の食い違いになることもある。保育者が見守る中で、それぞれが気持ちに折り合いをつけ、少しずつ友達の言葉を受け入れながら、子ども同士で解決出来る場面も出てくる。1人ひとりの心の育ちを大切にしながら、友達との関わりを深めていく。
表現
片栗粉遊びや泡遊び等の感触遊びを楽しむ。普段中々出来ない遊びなので、前日から期待を持ち、家庭でも子どもが楽しみにしていたとの話を、保護者からお聞きする。片栗粉を手で触った後、水を少しずつ流し入れ、指の力を使って混ぜる。「まぜるとかたい!でも、すぐにドローってなる!おもしろい!」「スライムだ!」不思議な感触に、言葉も発せずに、夢中で触り続ける子もいる。泡遊びでは、石鹸をおろしがねで粉状にしたものを、1人ひとり容器と泡だて器を持ち、泡立ててみる。ホイップ状まで泡立てる子や、泡が軽く立つくらいを楽しみ、絵の具を混ぜてみたりする子もいる。「もうすこし、おみずたしてみる?いれてあげようか?」と友達に協力してあげる姿も見られる。1人ひとりが真剣に遊び込む中で、感じたり、工夫したりする過程を大切にしていく。