食事
高月齢児は、手掴みやスプーンを使い意欲的に食べている。牛乳を好み喜んで飲むようになる。自分で食べようとする気持ちを見守りながら、器を寄せたりお茶を勧めたりする。低月齢児は舌触りが気になり、口から出して、確かめてから味わっている。給食で満腹感を得ると、ミルクの量が減っている。6か月児は、落ち着いた雰囲気でゆっくりミルクを飲んでいる。楽しい雰囲気で素材の味や触感に慣れるようにする。
睡眠
食後しばらく保育者との関わりを楽しんでから、ミルクを飲んで入眠する。自ら布団に横になり、保育者が身体をさすると安心して眠っている。途中で目覚める時には、スキンシップで再眠するなど、ゆったりと休息をとるようにする。
排泄
「おしっこかえよう」とトイレに誘うと高月齢児はズボンを触りトイレに向かう。1歳児クラスの排泄を見て、便座や水を流すことに興味を持つ。低月齢児は排尿、排便があると泣いて知らせる子もいるので、スキンシップを取りながら心地よさを感じられるようにする。
健康
日中汗ばむ日もあるが、少しずつ朝夕涼しくなり衣類を調節する。活動後には水分補給をして、快適に過ごすようにする。引き続き、保育室の換気や玩具等の消毒は回数を増やして感染予防をしていく。
身体発達
掴まり立ちから手を離したり、伝い歩きを盛んにしたりして行動範囲が広がる。玩具棚の配置を変えながら安全な環境を作り、自発的に体を動かせる喜びに共感しながら、楽しい雰囲気で声を掛けたり援助をして発達を育む。
情緒面
歌や手遊び、ダンスが好きで、高月齢児は保育者の姿を見て手を叩いたり、体を揺らしたり、喃語や指さしで保育者とのかかわりを持ち受け止めてもらう心地良さを感じ情緒の安定を図る。行動範囲が広がり、友達との関わりが少しずつ増えてきたので、楽しさを共有できるように関わる。
言葉
低月齢児はあやされると「あーうー」と喃語を発し、保育者の語り掛けで嬉しそうな表情を見せたり、歌に合わせて名前を呼ぶと手を上げたりする。高月齢児は、絵本を読んだり歌をうたったりすると、語尾を口ずさみ、好きな絵本を探して保育者に持ってくる。要求がある時には指をさして思いを伝えるようとするので、言葉にして返していくようにする。