4歳あさがお組2023年度3月の保育日誌

3月8日(金) 雨のち晴れ 萩原
登園から「今日はお別れ会だよね」「お仕事、何をする?」「プレゼントはいつ渡す?」と楽しみにしている。会では、順番にマイクを持って司会をしたり、ゲームの進行をしたりする。初めは緊張の様子があったが、徐々に慣れていき自信をもって取り組むことができる。写真立てやランチョンマットのプレゼントを渡した時には、相手児の表情をよく見ており、「喜んでくれていた」と嬉しそうに話している。会の内容から進行、プレゼント作りなど子どもたちが考え、話し合い作り上げていく。今週は準備の為に忙しくはあったが、今日の会で5歳児が喜び、3歳児も楽しんでいる様子を見て、喜びや達成感を味わうことができたようだ。また、自分たちでできることがわかり、自信にも繋がったように感じる。今回の取り組みを糧として、年長に進級する期待に繫げていけるよう援助していきたい。

3月14日(木) 晴れ 萩原
月曜日にA児が発端となって海賊ごっこを始まったことから、海賊をテーマにしたごっこ遊びや制作遊びが展開されていく。今日は『海賊運動会』として、3歳児と共に障害物競争や大玉運びなどの運動遊びをする。3歳児と4歳児で対抗戦にしたり、ペアを作って協力して進めたりしてゲームを進めていく。ゲーム中は気持ちが昂る様子もあったが、ゴール前ではペアになっている3歳児を気遣うような姿も見られる。3~4名で始めた海賊ごっこが、さまざまな遊びの形となり広がりを見せている。今日の活動では、イメージを共有し遊びに反映させていく面白さを味わうことができたと思う。前期にこのような活動ができていれば、後期の運動会・お楽しみ会などにも流れを繋げていくことができたのではないかとも思う。今年度はあと2週間ではあるが、さらに遊びを深めていけるよう考えていきたい。

3月21日(木) 晴れ 萩原
5歳児の卒園を祝う会のリハーサルに参加する。普段から歌やお別れの言葉などが聞こえてきていたこともあり、関心を持っている。レッドカーペットが敷かれたり、ひな壇が設置されたりして特別感のある環境に驚く姿もある。事前に内容を知らせることはしていなかったが、卒園児が入場する時には優しく拍手をしたり、将来の夢や歌の時にはしっかりと聞こうとしたりしている。兄や姉がいる児は、DVDで観たことがあり会の内容や雰囲気を概ね知っているが、大半の児はおたのしみ会ともまた異なる雰囲気を感じ取り、大切な場であると理解したようである。年長児との別れを理解し、進級にさらなる期待をもつことができるよい機会となったと思う。これから、期待とともに不安も生じるかと思うので、安心や自信をもって進級に向けていけるよう関わっていきたい。

3月27日(水) 晴れ 萩原
前回、円海山に散歩に出かけた時には、山の入り口の広場までだったので、山道を入っていくことに大きな期待をもち出発する。遠くに見える海や富士山に喜びの声をあげ、これから進む山道への期待が増していく。前日までの雨によるぬかるみや、大きな石ででこぼことした道、丸太の階段など、子どもたちにとっては歩きにくい道だが、初めて見る草木や実、キノコなど、さまざまな発見を楽しみながら、跳ねるように歩いている。これまでの散歩では、公園に出掛けることが多く、整備された環境の中で遊ぶことが多かったと思う。前回に続き2回目の円海山への散歩となったが、これまでに経験のない豊かな自然に触れる楽しさを子どもたちの表情や動き、言葉から感じ取ることができる。『保育』では、安全を優先することになるが、子どもたちの心が動き、のびのびと身体を動かせる環境、子ども自らが興味や関心をもてる環境、意欲を育める環境を提供していきたい。

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