健康
大きく体調を崩す子は見られないが、アレルギー症状を訴える子がいる。一人一人の状態を把握し、家庭と連携を取りながら、心地良く過ごせるようにしていく。子どもたち同士で考え、工夫しながら遊び、寒い日には、おにごっこやドッジボールをして体を温める。子どもたちが主体的に遊びを進めている様子を見守りながら、必要に応じてさりげなく言葉を掛け、自分たちで見通しをもって活動できるようにする。また、危険箇所がないか一緒に確認し、自分達で考えて安全に遊ぶことへの意識を高めていく。
人間関係
一年間共に生活をしてきた友達との仲間意識が高まり集団遊びや、自由時間に自然と皆が集まって遊ぶことが多い。ドッジボールやおにごっこでは、年下児も仲間に入り、交流を楽しんでいる。その中で、年下児をリードする姿が見られる。異年齢児交流をすることで、自信を持ち行動しているので、その気持ちを大切にして残りの保育園生活を過ごせるようにしていく。
環境
雪が降り、積もると「雪合戦をしよう」と、目を輝かせる。外に出ると雪の上を歩き、感触を確かめ、雪だるま作りをしている。散歩では、梅の花が咲いていたり草が芽吹いたりする様子を見て、春の訪れを感じている。冬から季節の変化は捉えやすいので、積極的に園外に出て様々な自然に触れられるようにし、子どもたちの発見に共感し、感動を伝え合う。
言葉
クラス全体で文字への興味が高まっており、50音表を見ながら丁寧に書いたり、手紙の交換を楽しんだりしている。卒園に向けた活動の中で、今までの園生活へ思いを込めて言葉にして表現し、感謝の気持ちを伝えている。自分の思いを相手に伝わるように話し、友達の話をしっかり聞ける機会を作っていく。
表現
ひなまつり制作では、子どもたちが興味を示している折り紙を使い、雛人形の顔、着物、三人官女を作る。折り方の進め方を見て自分達で折れるものから、丁寧に折筋を付けてから折る難しいものまで、数個作る。ひな壇も自分たちのイメージした色を貼り合わせて、作る。出来上った作品を友達に見せて、褒め合う姿が見られる。イメージしたものを形にしていく楽しさを十分に味わえるように、素材や道具を豊富に準備する。子どもたちが、満足して制作に取り組めるようにしていく。