健康
咳や熱が出たり、RSウイルス感染症が流行ったりと、体調を崩す子が多かった。いつもよりボーっとする姿が多かったり、咳が出だしたりなど、いつもと違う様子があれば、こまめに検温したり、保護者に伝えたりし、体調の変化に早く気付けるようにしていった。また、玩具や保育室の消毒を行い、感染対策に努めていった。
人間関係
友だちと関わって遊ぶなかで、自分の思い通りにならないことがあると、「もう○○ちゃんとあそばん」「○○ちゃんきらい」などと言って、その場から逃げていく姿があった。また、“きらい“と言われた子どもも泣いて訴える姿があった。思いを受け止めながら、「嫌いって言われたら悲しいね」「~したいよって言ったらよかったんじゃないかな」と相手の思いを伝えたり、思いを代弁したりして、繰り返し仲立ちとなっていった。
環境
体調が優れない子が多く、水遊びができない日が続いた。保育室で遊ぶ機会が多く、室内で忍者修業ごっこを多く取り入れていった。並べた輪っかでグーパー跳びをしたり、段ボールで作った一本橋を落ちないように渡ったり、くもの巣に見立てたゴム紐をくぐったり跨いだりして遊んだ。楽器の鈴を持ち、音を鳴らさずに渡るなど、難易度を上げることで、より集中して遊ぶ姿があった。
言葉
自分の思いと違ったり、自分の遊びを邪魔されたくなかったりで、友だちの話を聞こうとしない姿があちこちで見られた。「○○ちゃんがはなし、きいてくれん」と訴える姿もあったので、相手に話したいことや、相手側の思いに耳を傾け、「○○ちゃんは今、~したかったんだね」「でも、お話聞いてもらえないと悲しいね」などと、お互いの思いを代弁し、繰り返し仲立ちとなっていった。
表現
はさみを使った製作遊びを楽しんだ。紙コップに6か所切込みを入れ、そこに小さく切った折り紙を貼り、花火を表現した。製作を楽しみながら、「○○ちゃん、おうちではなびしたよ~」「はなびって、ドーンドーンっていうよね」などと会話を弾ませながら、楽しそうに切ったり貼ったりを楽しんでいた。子どもたちの言葉にゆったりと耳を傾け、さらに発想を広げていった
食育
オクラ、玉ねぎ、にんじん、ピーマンなどの野菜の切れ端で野菜スタンプをした。「これ(オクラ)きのう、汁に入ってたのだ」「お花みたい!」などと、自分の気付きを話し、嬉しそうに遊ぶ姿があった。給食の時間になると、スタンプをした食材を探し、「○○あったよ」と発見を楽しんでいた。様々な食材に興味、関心を持ち、親しみが持てるように声掛けをしていった。