健康
保育者に促されて意欲的にトイレに向かい、自らズボンや紙パンツを脱いで、便座に座る子が多く見られた。中には、遊びが夢中になりトイレへ行くことを嫌がる子もいたため、遊びのタイミングを見て、無理なくトイレへ行けるよう声をかけていった。また、タイミングが合うとトイレで排泄をする子もいたため、「すごいね」「できたね」などとできた喜びに共感していき、次への意欲や自信に繋げていった。
人間関係
気の合う友だちを「○○ちゃん、いこ~」と名前を呼んで誘い、一緒に同じ遊びをして楽しむ姿が見られた。中には、友だちと関わりたいという思いから、玩具や場所の取り合いなどのトラブルになることもあったため、関わろうとする姿を側で見守りながら、双方の思いを受け止めたり、代弁したりしていき、仲立ちとなっていった。
環境
タライに雪を入れ室内に持って入ると、「ゆきだ~」「つめた~い」と大喜びでタライの中に手を入れて雪の感触を味わう姿が見られた。また、コップの玩具の中に雪を入れて「ジュースだよ」「アイスできた」と見立て遊びをする姿も見られた。保育者も一緒に遊びに加わり、「つめたいね」「おいしそうだね」と声をかけ、雪遊びをする楽しさに共感していった。中には、雪遊びをしている友だちの姿を遠くから様子を見る子の姿も見られたため、玩具の容器に入れたり、側で雪だるまなどを作ったりして雪に触れる楽しさが味わえるよう関わっていった。
言葉
月齢の小さい子は、「できた」「せんせい、みて」などと1、2語文で自分の思いを知らせる姿が見られた。月齢の大きい子は、「○○ちゃんはね~○○だよ」などと感じたことや経験したことを伝える子が増えてきた。子ども一人一人の言葉に耳を傾け、丁寧に応えていき、やりとりする楽しさが味わえるよう関わっていった。
表現
画用紙にクーピーなどで自分なりになぐり描きをしたり、点を描いたり、塗ったりして楽しむ姿が見られた。中には、丸や線、点を描き「○○だよ」「○○かいた」などと、イメージしたものを描く子も増えてきた。自分なりに表現することの楽しさを感じられるよう、「上手だね」「楽しいね」などと声をかけていき、できた嬉しさに共感していった。
食育
スプーンを持って意欲的に食べ、空になった皿を保育者に見せて喜ぶ子や、「おかわり、ちょうだい」とおかわりを要求する子の姿が増えてきた。また、一方で食べ終わった友だちが席を立つ姿を見て、食事の途中で切り上げたり、気分で残したりする子の姿も見られたため、自分のペースで食べれるよう声をかけたり、「○○が入ってるね」「おいしそうだね」などとやりとりしたりしながら、楽しい雰囲気の中で無理なく食事ができるようにしていった。