0歳りす組2021年度10月のまとめ

健康

ノロウイルス感染症が流行り、嘔吐や下痢が続いて長期間休む子が多くいた。園でも便がゆるくなったり、熱が出たりすることもあったため、一人一人の体調の変化を把握し、家庭と連携を図りながら対応していった。また、下痢食を提供できるように給食と連携を図ったり、牛乳をお茶に変えたりするなどして、子どもの様子に合わせて対応していった。

人間関係

友だちとの関わりが増えてきた。「いこ!」と手を繋いで友だちを誘い、友だちと手を繋いで歩くことを楽しむ姿が増えてきた。中には、同じ玩具で遊びたいという気持ちから、友だちが使っている玩具を取ってしまう子の姿もあるため、「今、○○ちゃんが使ってるよ」「あとで貸してもらおうね」など気持ちを代弁して、仲立ちしていった。また、月齢の大きい子が小さい子に微笑みかけたり、頭をなでたりして関わりを楽しむ姿も増えてきた。「優しくよしよししようね」など関わり方を丁寧に伝えたり、嬉しさに共感したりしながら見守っていった。

環境

天候の良い日は、散歩に出掛けて秋の自然に触れたり、見たりして楽しんだ。散歩車に乗ることに少し不安を感じる子もいたため、優しく声をかけたり、ゆっくりと進んだりして安心感がもてるように配慮していった。また、一人で歩ける子が増えてきた。まだ、不安定な足取りの子もいるため、安全に楽しく歩くことができるように、広いスペースを確保しながら、環境を整えていった。

言葉

月齢の大きい子は、知っている動物やキャラクターの名前をはっきりと答える姿や、保育者が「○○ちゃんはどこにいるかな?」と尋ねると、言葉を理解して友だちの近くまで行き、指をさして知らせる姿が見られてきた。月齢の小さい子も喃語を発する姿が多くなってきた。子どもの言葉を真似したり、ゆっくり丁寧な口調で語りかけたりしながら、やりとりを楽しんでいった。

表現

新しいダンスや手遊びをすると、嬉しそうに保育者の動きを真似したり、メロディーに合わせて体を揺らしたりする子どもたちの姿があった。慣れ親しんだ手遊びなどは、細かい手の動きなどもできる子が増えてきた。月齢の小さい子も、友だちや保育者の様子を見つめて微笑んだり、腕を上下に揺らしたりして嬉しさを表現する姿があった。一人一人の反応に表情豊かに応えたり、一緒にダンスや手遊びを楽しんだりして関わっていった。

食育

完了食の子が増え、手づかみやスプーンを使って意欲的に食べる姿があった。自分で食べたいという気持ちを大切にしながら、保育者が手を添えたり、スプーンに一口量の食材をのせたりし、スプーンで食べることや食材に慣れていけるよう配慮していった。離乳食の子も、摘まめる大きさのものは自分で摘まんで食べる姿があった。ミルクを飲ませる時は、目と目を合わせ優しく語りかけ、一人一人の授乳間隔に合わせて、落ち着いた雰囲気の中で飲めるようにしていった。

育児あれこれ