健康
イラストやカードを使用したり、活動を明確に伝えたりすることで、生活の流れへの見通しをもち、自分から片づけや準備をする姿が多い。また、友だちにも声をかけ、集団生活を意識する姿も増えていった。自ら進んで行動しようとする姿を見守り、分からない子には声をかけたり、一緒にしたりしていった。
人間関係
友だちと一緒に遊んだり、行動しようとしたりする姿が増え、誘い合ってバナナオニごっこなどの集団遊びをしたり、興味のある遊びに自分から加わったりして関わりを楽しんでいた。また、遊びの中で、思いを伝え合い、遊びを広げていく楽しさも味わっていた。遊びの様子を見守りながら必要に応じて仲立ちをし、遊びが継続できるよう関わっていった。
環境
進級にむけて4歳児室で過ごすと、興味のある遊びを自分から始めたり、新しい遊びに挑戦したりして楽しんでいた。玩具や自分の荷物の場所もすぐに覚え、意欲的に行動していた。
天候の良い日は、戸外で草花や虫を発見したり、観察したりして楽しんだ。個々の気づきに共感し、より探索活動を楽しめるようにしていった。
言葉
遊びの中で、「入れて」「貸して」がうまく言えない、受け入れてもらえないなどからトラブルになることがあった。保育者が丁寧にお互いの話を聞いていくと、相手がどのような気持ちになったか考えたり、理由を自分なりの言葉で伝えたりする姿が見られた。相手を思いやったり、自分なりに表現したりする姿を十分に認め、関わりが深まるよう仲立ちしてった。
表現
運動会等で親しんできた曲や興味のある曲が流れると歌ったり、踊ったりして楽しんでいた。自分なりの表現で楽しむ姿を認め、自信に繋げるようにしていった。
年長児へのプレゼント作りでは、玩具を貸してもらったことや午睡時に手伝ってもらったことなどを思い出しながら製作し、「もう一個」と取り組んでいた。また、プレゼント交換の際には、年長児からのプレゼントを喜び、嬉しそうに身に付けたりカバンに入れたりしていた。
食育
友だちに声をかけたり、保育者の手伝いをしたりするなど給食の準備を意欲的に行う姿が増えている。また、食べることへの関心も高まり、メニューを事前に伝えると嬉しそうにし、「今日○○だって」と友だちと喜びを共有していた。意欲的な姿を認めたり、保育者も喜びを共有したりして、満足感を味わえるようにしていった。