健康
感染症などで大きく体調を崩す子どもはいなかったが、気温差が激しく、咳や鼻水が出る子が多くいた。家庭と連携をとりながら、子ども一人一人の健康状態を把握し、体調の変化に気をつけていった。
登園や降園時、午睡時も布パンツで過ごせる子が増えた。また、トイレで排便ができるようになったり、自分でおしりを拭こうとしたりする姿も多くみられるようになってきたので、子ども一人一人に合わせた声掛けを行いながら、出来たという経験を増やせるように関わった。
人間関係
子ども同士で遊ぶ中で、おもちゃの取り合いやトラブルになることもあるが、「いま○○がつかっていたよ」「○○しないで」など自分の思いを言葉で友だちに伝えようとする姿が多くみられるようになった。子ども同士で解決できるように側でやり取りを見守りながら、必要に応じて保育者が仲立ちとなり、双方の思いを受け止め、代弁していった。
環境
天気のいい日は積極的に戸外遊びや散歩に出かけた。友だちと手を繋ぎながら上手に歩ける子どもが多く、列から外れてしまったり、前の友だちと距離が離れってしまったりすると、子ども同士で「こっちだよ」「はなれているよ」と声を掛け合う姿も見られるようになった。また雪が多く積もった日には、小園庭で雪遊びなど、この時期ならではの遊びも積極的に取り入れていった。
言葉
自分の思いを言葉で伝えることがぐんと上手になり、気が付いたことや経験したことなどを、筋道を立てて友だちや保育者に伝える子が多くいる。また、トラブルが起きた際に、言葉のやり取りで解決しようとすることも増え、積極的に友だちと言葉を交わしながら関わる姿が見られた。しかしその中で口調が強くなってしまうこともあるため、「その言い方だとお友だち怖いかもしれないから、優しく伝えよう」など、どうしたらいいのか具体的に声をかけながら関わった。
表現
劇遊びやなりきり遊びが大好きで「せんせい、みんなたいせつななかまやりたい」「オオカミと七ひきの子ヤギながして」などと積極的に保育者に声をかける姿が多くみられた。絵本や紙芝居、エプロンシアターなどに出てくるセリフを覚え、それぞれが役になりきって演じることを楽しんでいた。保育者も遊びに加わり、イメージを共有しながら遊びを盛り上げていった。
食育
箸を使って食べようとする子どもが増え、「ぼく、はしでたべる」「せんせいみててね」と保育者に声をかけることも多くなった。「箸で上手に食べられたね」「すごいね、かっこいい」など箸が使えたことをしっかりと褒め、自信につながるように関わっていった。また、苦手な食べ物も小さく刻んだり、少量にしたりすることで食べようと挑戦する姿も見られるようになってきた。子ども一人一人に合わせた声掛けを行い、食事の時間が楽しくなるようにしていった。