健康
ゆるい便が出る子が多くいたので、感染防止に配慮し、洗い場の消毒や便の処理など予防をしていった。家庭や看護師と連携をとり、それぞれの便や体調に合わせて牛乳をお茶に変更して提供したり、食事の変更をしたりしていった。また、お尻が赤くなっている子は、シャワーで流し清潔にした後、処方された塗り薬を塗って対応していった。
人間関係
友だちのことが気になり側によっていく子や、手を繋いで歩く子もおり、友達同士の関わりも多く見られるようになってきた。その中で友だちを意識して、持っているものを欲しがったり取ったりし、トラブルになることもあった。保育者が仲立ちとなることで、楽しみながら友だちとの関わりが広がるように保育をしていった。
環境
歩ける子も増え、歩行も安定して活発に動き回る姿が多くみられるため、足元の玩具を片付け安全に遊べるよう環境を整えていった。月齢の小さい子はお座りが安定し、目の前にある玩具を取ろうと手を伸ばして前屈みになったり、寝返りをして四つん這いになったりとそれぞれに身体発達が見られた。手の届くところに玩具を用意したり、安心して動ける場所を確保したりしていった。
言葉
好きな絵本や手遊びから、発語が多く出てくるようになり、二語文や歌を歌える子もいた。「いこう」「できた」などと思いを言葉で伝えようとする子の姿もあったので、「○○したいんだね」などと言葉を代弁していき、子どもの思いに応じたやりとりを心掛けていった。月齢の小さい子も大きな声を発したり、喃語を発したりしてアピールする姿も見られた。
表現
音楽が流れると保育者の動きを真似して踊りを楽しむ子や、指を指したりして体で言葉を表現していた。自分がして欲しい踊りや絵本を保育者の所まで持ってきたり、指さしをしたりしてリクエストする子がいた。月齢の小さい子はこちらの声かけに「アー・ウー」などと声が出るようになり応答的な関わりを楽しめていた。
言葉がうまく伝わらず、指を指したり首を振ったりするが、子どもの思いを汲み取り受け止めながら、言葉を引き出せるよう関わっていった。
食育
完了食の子はスプーンですくって食べたり、茶碗を持って飲んだりとそれぞれ意欲的に食べる姿があった。今まで手づかみで食べていた子も保育者が手を添えたり、一口分をすくっておいたり介助することで、スプーンを使って食べられるようになってきた。また苦手な食材は口を閉じたり、顔を背けたりする子もいたので、無理強いせず少しでも食べられた時は一緒に喜び、食べる意識を引き出せるようにした。離乳食の子は、口を開けスプーンの方に顔を近づけるなど喜んで食べる姿が多く見られた。