健康
ハイハイや伝い歩きで移動している子たちが、床から自力で立ち上がって一人立ちができたり、数歩歩いたりする姿が見られ始めた。立っちや歩いてみようする姿を認めて言葉をかけながら、周辺の散らかっている玩具を片づけて安全面に配慮していった。
人間関係
毎日を一緒に過ごす友だちに興味を持ち始め、側に寄って行ったり、相手が持っているものを取ったりする姿が増えてきた。また、友だちへの関わり方が叩いたり引っ張ったりする姿があるので保育者が仲立ちとなり、友だちへの接し方を、「なでなでだよ」「やさしくさわってね」など知らせていった。
環境
マットとフラフープを組み合わせたトンネルやウレタン積木など大型遊具を用意して遊んだ。トンネルくぐりや段差を四つ這いで上がり下りするなど体を動かして遊ぶ楽しさに共感し、環境を工夫していった。
言葉
月齢の大きい子の中には、「ママ」「まんま」と一語文を発したり、喃語を盛んに喋ったりする姿が見られた。声を発している姿を受け止めて保育者が言葉で代弁したり、喃語に込められた思いを汲み取ったりして丁寧に対応してやりとりする楽しさを共有していった。
表現
水ペンを使い専用のシートに線をつけたり、色が変わるのを味わったりして遊んだ。ペンを握った手を左右に動かす姿やトントンと打ちつける姿が見られ、線や点々の跡ができる不思議さを体感して遊ぶ様子を側で見守っていった。
食育
離乳食を意欲的に食べているが、モグモグと口を動かすことが少なく飲み込んでいるからか、食べ終わった後に満足感が得られにくい姿が見られる時があった。保育者が口を動かして見せたり、「モグモグしようね」と言葉かけを繰り返したりしながら食べるようにしていきたい。また、スプーンを持たせて食材をすくうと自分の口に近づけて食べようとする姿が見られたので、保育者が手を添えながら自分で食べる楽しさを味わえるように援助していった。
完了食では汁物におかずやご飯を入れる姿や、次々と食べものを口に入れようとする姿が見られるので、遊び食べにならないように見守ったり、ゆっくりとよく噛んで食べるように促したりしていきたい。