健やかに伸び伸びと育つ
離乳食では保育者が取り皿に食材を乗せたスプーンを置くと、自らスプーンを口に運んで食べたり、欲しい物を指さして伝えようとしたりしている。離乳食が運ばれてくると、テーブルの方に移動し、食べに行こうとする。促すと手を洗おうとする児もいる。低月齢児はずり這いが上手になり、高這いに挑戦する児もいる。高月齢児はつかまり立ちが安定してきた。手を離してつかまらずに立てる事を楽しんでいる姿が見られるようになってきた。
身近な人と気持ちが通じ合う
同じクラスの友だちが気になり近づいたり、同じことをやってみようとしたりする。低月齢児は向かい合ってお互いの顔を眺めたり手を握ろうとし、高月齢児はつかまり立ちをしながら一緒にホールの様子を眺めたり、同じ玩具で遊んだりする姿が見られる。担任以外の職員に触れ合う機会も増え、人見知りする姿も見られるがじっと顔を見て覚えようとしている姿も見られる。
身近なものと関わり感性が育つ
前半は気温が高く、散歩に出かける事ができなかったが、ホールでマットやトンネルをして遊ぶ。高月齢児はホールにあるブロックに興味を示したり、動く玩具を追いかけて遊ぶ。低月齢児はホールいっぱい使ってずりばいを楽しむ。散歩に出かけると周囲の景色を観察したり、バギーの部品が気になり興味を持って触る事を楽しむ児もいる。…
健やかに伸び伸びと育つ
新入園児も園での生活に慣れ、高月齢の在園児と高月齢の新入園児が一緒に遊ぶ姿が良く見られた。お互いがお互いの真似をしながら遊んでいたためよく笑顔が見れた。低月齢の子どもたちも1人寝返りが出来ると次から次へと出来るようになった。
あまり焼きもちを焼かなくなっていた子どもがやきもちを焼くようになった。後追いもし顔の区別がつくようになったのだと思う。
身近な人と気持ちが通じ合う
高月齢児同士近くだったり同じ玩具で一人遊びを楽しんだりしている。他児への興味も出てきて頭をなで、撫でられた子どもも笑顔になっていた。
保育者の歌う歌に反応し手足をバタバタ動かしたり声を出して笑っていた。同じ歌を歌うと初めはぼーっとしていたが気付くと似たような反応をしていた。
担任以外の保育者にも慣れ離れると涙をしながら後追いをし、抱いてもらうと笑顔になる。
身近なものと関わり感性が育つ
お気に入りの玩具を見つけるとハイハイで向かい笑顔になる。涙を流している時に音のなる玩具を渡すと遊ぶ姿が見られる。保育室の天井にゴムで垂れ下がっているオーボールを月初めは棚に掴まり立ちをして手を伸ばすだけだったが、月終わりには棚から手を離しオーボールだけに掴まり立てていた。ここから歩行へと成長していく。
うさぎ組のホール活動や水遊びに参加すると激しく手足を動かし遊ぶ。うさぎ組の子どもたちと関わることで遊びの幅が広がっている。
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健やかに伸び伸びと育つ
新入園児や一時保育の児が入って賑やかな時間が多かった。沐浴が始まると浴槽に湯水が溜まっていく様子を眺めたり、排水溝から水が流れていく様子をじっと見たりしている。気候の変化からか鼻水が出る等、体調を崩す児もみられたので水分補給をこまめに取り、室温にも留意した。授乳、離乳食では、離乳食の形状が変わった児、授乳量が増えた児もでてきた。各々の体調を見ながら無理なくすすめる。座位やつかまり立ちが出きるようになってきた児もでてきたので各々の活動にあわせて遊べるようにした。
身近な人と気持ちが通じ合う
新入園児が入ってくるが以前よりはやきもちを焼くことはなかった。毎日顔をあわせる友達に興味をもって目で追いかけたり近づいて触れようとしたり姿も見られる。幼児クラスに入ると、話しかけてくれる年上児を見ながら機嫌よく過ごす。高月齢児は以前より人見知りが出てきたのか大勢いる場所にくると人見知りをする姿が見られるようになってきた。
身近なものと関わり感性が育つ
高月齢児は座位が安定したり、つかまり立ちを始め活動範囲が広がる。今まで届かなかった物にも手が届き好奇心が出てきた。低月齢児も七夕飾りや夏祭りの飾りがホールに飾られると身体をのけぞらせて眺め興味を示す。ホールから盆踊りの音楽が流れてくると素早く反応し、練習を笑顔で眺める。すいかわりでは実際にすいかに触れ感触を楽しんだり、保育者に抱かれながらスイカ割りの体験をしたりした。夏の行事に参加し、季節ならではの雰囲気を楽しむ。
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健やかに伸び伸びと育つ
環境が変わったため授乳の飲み渋りがあったり、他児の鳴き声につられて涙してしまう姿も見られたが後半からはそれにも慣れ落ち着いて過ごす。
環境に慣れてくると各々好きな玩具を見つけて遊べるようになってきた。音楽をかけると全身を揺らして楽しむ。最近は年上児の遊びを眺めたり、一緒に遊んでもらったりする事を楽しんでいる。沐浴が始まると、保育教諭等が浴槽に水をためる様子を観察したり、笑顔でシャワーを楽しんだりしている。
身近な人と気持ちが通じ合う
在園児は新入園児が気になり、ずりばいで近づいて触ろうとする姿も見られる一方、やきもちをやく姿も見られる。新入園児は授乳時等、人の顔をじっと眺め観察している姿が見られた。保育室に慣れてくるとホールや各クラスに遊びに行き年上児や他の保育士と関わる機会を増やす。回数を重ねるうちに大人数にもなれ、笑顔が見られるようになった。
身近なものと関わり感性が育つ
揺れる玩具や回る玩具に興味を持ち、涙している時でもそれらの玩具を眺めたり触ったりする事で機嫌よく過ごせるようになる。モービル等の揺れる玩具では初めは手で触り揺らしているだけだったが次第に握りしめたり、ゴムを引っ張る遊びに発展していく。幼児クラスが育てている虫を観察しに行くと顔を近づけて眺める。
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健やかに伸び伸びと育つ
家庭での様子を聞きながら、本児のリズムに合わせて無理なく過ごす。入園当初、園での授乳を飲み渋っていたが、家庭と同じようにベビーラックに座って飲む事で飲めるようになってきた。眠くなると激しくぐずっているが、睡眠をしっかりとる事で機嫌よく過ごすため、睡眠時間を優先して過ごした。背中が床に付いたり、保育士が離れたりすると涙し、抱っこを求める。機嫌の良い時は仰向けや寝返りをうって遊ぶ事が出来る。一人でマットの上で遊べる時間が少しずつ増えてきた。
身近な人と気持ちが通じ合う
入園当初は環境や生活リズムの変化、人見知りから涙する事が多かった。睡眠を十分とり、気持ちが落ち着くと側にいる保育士や子ども達をじっと見つめ、目で追う姿が見られるようになる。そばに来る他児を見て手を伸ばす姿も見られるようになった。保育士が本児の訴えに応えたり、あやしたりすると笑顔になる。嫌な時、眠い時は激しく訴え、嬉しい時には笑顔で身体全体を動かして反応する。保育士にも少しずつ慣れてきて、機嫌よく笑顔で遊ぶ姿が増えてきた。
身近なものと関わり感性が育つ
音楽が好きで、好きな音楽が流れると手足をばたつかせ笑顔になる。身を乗り出してスピーカーに近付こうとする。絵本では「だるまさんが」や「いないいないばあ」等を好み、手を伸ばして触ったり、絵本を自分で持ってめくったりする姿も見られる。音のなる歯固めやハチの玩具がお気に入りである。入眠前は激しくぐずるが、メリーをみると落ち着く。機嫌のいい時は床に寝転びながらベビージムで遊ぶ。手足の力が強く、ベビージムの輪を力強く握りしめ、筋力トレーニングのように起き上がろうとする姿も見られる。
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健やかに伸び伸びと育つ
少しずつ身の回りのことに関心を持つようになり、ズボンの着脱を介助していると、自らズボンを持とうとしたり、食事を見ると手を洗いに行こうとしたりして、見通しや意識をした行動が少しずつ見られるようになった。皆、乳児食に移行したが、形状に戸惑うことなく良く口を動かして食べている。移行保育は、普段から遊びに行っている部屋だったので、とまどいや不安な様子を見せることなく、喜んで入室して遊んでいた。
身近な人と気持ちが通じ合う
好きな遊びや保育者との関わりを通して、他児と関わる姿が良く見られるようになる。気の合う他児と食事が一緒になると、喃語や簡単な言葉、仕草でやり取りして笑い合ったり、ままごと遊びでは「かんぱい!」とコップを合わせて一緒に飲み物を飲む見立て遊びを楽しみ、一緒に遊ぶ楽しいひと時を共有するようになった。
身近なものと関わり感性が育つ
広々とした広場でたくさん歩いて散策する中で、小石や花、砂等を見つけて、見たり、触ったりして遊んでいた。また、一人が興味関心を示すと他児もその様子に気づいて、見に来たり、真似してしたりしていた。戸外に出られない日には、マット遊びをすると、マットの上でジャンプしているかのように屈伸運動を盛んにして、マットの上の感覚を楽しんでいた。
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健やかに伸び伸びと育つ
指差しや仕草で気持ちを示すことが多くなって、簡単な単語や喃語も多く発して伝えようとする姿が見られる。「〇〇?」言葉にして代弁してみると、横に首を振ったり、頷いたりしてやり取りする姿が見られるようになる。手づかみ食べをしている時に、スプーンが持てるように差し出すと、少しずつスプーンを握って使ってみようとする姿が見られた。
身近な人と気持ちが通じ合う
高月齢児は、「て!」と、自ら他児に手を差し出して、友だちと手を繋いで歩きたい気持ちを示し、誘う姿が見られるようになる。他児もその誘いに応じていたので、安全に歩ける公園内の遊歩道を一緒に歩いた。お互いに視線が合うと嬉しい、楽しい気持ちを笑顔で共有していた。手を繋いで歩いても、握り続けることが難しく自然と手が離れてしまうが、お互いに誘い合って再び手を繋ごうとしていた。
身近なものと関わり感性が育つ
周辺を散歩し、柑橘類の大きな実や草花、鳥や犬等を見つけると指差しをして保育者や他児に伝えたり、よく見ていた。雪が降った数日後に、雪かきをしている雪を見つけて「ゆき!」と喜びの声が聞かれた。触って見て、冷たさを味わった。また、保育士が大きな塊の雪を持ち上げると、水がたくさん流れ落ちその様子を興味深く見ていた。
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健やかに伸び伸びと育つ
休み明けから、鼻水、咳が出ているこどもが多く、徐々に症状が悪くなっていた。
歩行がしっかりできるようになってきた子どもから、散歩時に少しずつ安全な所で保育士と手を繋いで歩くようにした。機嫌良く疲れのない行きに歩くようにして、遊んだ帰りはベビーカーで帰園するようにした。ベビーカーとは視線が変わり、遊歩道の中を行ったり来たりを楽しむ児もいた。
身近な人と気持ちが通じ合う
ほとんどの子どもが「だるまさんシリーズ」や「ペンギンたいそう」の絵本を気に入っていて、絵本の中のフレーズを聞いたり、他児が読んでもらっているのを見ると、自然に絵本の所に集まってきて、繰り返しの言葉と動作を楽しんでいる。みんなで同じの事を楽しめるようになってきた反面、絵本や玩具の取り合いが見られる。同じ絵本や玩具を増やし、同じものを並べて楽しめるようにした。
身近なものと関わり感性が育つ
普段、食べている冬野菜を、実際に触れる機会を作った。普段、食べている大きさとは違い、大きいまま見せて触れたりした。切り分けたもので野菜スタンプをすると、普段触れている感触とは違うようで、興味を持って、楽しんで遊んでいた。…
健やかに伸び伸びと育つ
咳鼻水が先月から続き、体調が全快する前に発熱や下痢、手足口病等にかかり体調を崩す児が多かったが、体調や気候の良い日は、暖かい時間に外気に触れるよう散歩に出かけた。落ち葉がたくさんあり、ハイハイや歩行をして探索活動を楽しんでいた。視野が広がり、上の方や遠くの方を見て指差しや行動範囲が広がっている。園外はある程度自由に探索活動ができるように、安全かつ全体を見渡せる場所を特に意識して選び出かけるようにした。
身近な人と気持ちが通じ合う
遊びながらも周囲の様子をよく見て感じている様子が見られる。皆が好きな「だるまさんシリーズ」や「いないいないばあ」等の絵本のフレーズを耳にすると、持ってきたり、集まってきて、保育者や他児と一緒に楽しむ姿が見られるようになる。
身近なものと関わり感性が育つ
クリスマス等、季節ならではの装飾や歌を歌う中で、装飾に関心を持って繰り返し指をさして見たり、歌が聞こえてくると手拍子したり、体を揺らす姿が見られた。クリスマス会ではハンドベルの音色やパネルシアターなど、子ども達一人一人が楽しめてた。…
健やかに伸び伸びと育つ
鼻水や咳の症状が多く、インフルエンザや発熱する子どももいて、保護者に感染症のお知らせをしたり、体調の確認をこまめにした。また、感染症が広がらないように玩具の消毒を強化すると共に、活動の後や食事の前には手洗いを行なうようにした。手洗いは子どもたちにとって水遊びの延長線上にあるが、石鹸を自ら手に出そうとしたり、こすり合わせたりして、少しずつ手を洗うことの意識がついてきている。
身近な人と気持ちが通じ合う
保育者との関わりから、周りにいるお友だちに関心を持ちはじめ、近づいていったり、顔を覗き込んで触ろうとしたりしている。また、友だちのしている遊びにも関心を示し、真似をしたり、使っている玩具を取ろうとする姿が見られる。
身近なものと関わり感性が育つ
歩行が出来るようになった子どもが増えて、色々な所に視線が行くようになり、行動範囲が広がり興味関心が広がってきている。また、見守る保育者の顔を見ながらいたずらをする姿が見られるようになる。危険な事や人に迷惑のかからない状況でなければ、してみたい気持ちを受けとめて様子を見るようにした。…