健康
寒暖差のある月だったが大きく体調を崩すことなく過ごした。鼻水が出たり、目が痒かったりなど花粉症と思われる子が増え、受診して薬を服用したりマスクをしたり、戸外へ出る時は花粉用の眼鏡をかけたり等予防する姿が見られた。また咳やくしゃみが出る時のマナーについてもクラスで話す機会をもった。おたふくかぜの疑いがある子が二人おり、1週間ほど休んでいた。緊急事態宣言が延長した為保護者が休みの時は保育園を休む子も数人いた。今後も感染症対策として引き続き手洗い、換気、子ども達の手が触れる所の消毒などを行い安全に健康で過ごせるようにしたい。
人間関係
卒園式で歌う歌や思い出の言葉を練習したときに初めて“卒園する”ことを意識して
「かなしくなちゃった」と涙ぐむ子が数人いた。小学校も楽しみだけど保育園を卒園して友だちと会えなくなるのも悲しいという心境のようだ。卒園前に引っ越しをする友だちのことを話した時は驚いて「さみしい」と悲しんでいたが、普段の生活では変わりなく過ごしている。「おもいでのことば」と決める時に休んでいる子は何がいいかと考えられる姿も見られ、相手を思いやる気持ちや仲間意識の高まりを感じた。卒園までのこの時期を大切に過ごしていきたい。
環境
どんどん作っているLaQだが、作品が増えすぎてしまうことと必要な部品がなくなってしまうこともあり、週末にはお気に入りの2個だけ残し、後は片付けるというお約束がある。片付ける前には写真を撮り、記念に残すことで子どもたちには納得してもらっている。自分の作った作品に愛着があり、何とか崩さないようにと複数を合体させて一つにするなど知恵を絞り片付け対策している子や悩みに悩んで崩すものを決めた時に涙を流しながら崩している子もいた。でも子どもたちは崩した直後に新たな作品に挑戦しており、自分で気持ちの切り替えをしながら前に進んでいく姿にたくましさを感じた。今後も子どもたちが十分に遊び込める時間を確保していきたい。またクッキングではクッキー作りを経験し楽しい思い出がまた一つ増やすことができた。3月に予定しているピザ作りも楽しみにしたい。
言葉
卒園式の「おもいでのことば」を練習している。模造紙に書かれた言葉をみんなで音読しているが練習していくうちに「わたしはこれがいいたい」「ぼくはこれがいい」と伝えてくるようになった。それぞれが自分の思いに合う言葉を選んでおり、一生懸命に発表する姿に大きな成長を感じることができた。仲の良い友だちとの会話の中で時々強い口調で話してしまい相手を傷つけてしまうこともあるので、子どもたちの普段の何気ない会話も気をつけていきたい。特に友だちと別れ一人で入学していく子に対して「だいじょうぶだよ」と自信も持って入学できるように配慮していきたい。
表現
今夢中になっているLaQでは説明書を見ながらどんどんいろんな作品を作りだしているが、最近では自分一人でなく友だちと一緒に作ったり、よく考えられたと感心してしまうような仕掛けのある作品を作ったりする姿を見る。集中して何かを作り出す力、その成長ぶりは目を見張るばかりである。友だち同士でわからない所や難しい所を教え合ったり、作ってあげたりなど自分の作品だけでなくお友だちのことも気遣っている姿が見られ、優しさと遊びの中での余裕を感じることができた。出来上がった作品の紹介や頑張ったところなど褒めてさらに自信に繋げてあげたい。