4歳りんご組2025年度7月のまとめ

【健康】

猛暑が続いたが、水分補給や熱中症対策を徹底し、健康管理に気を付けた。実際に「畑で作業中のおばあちゃんが、帽子もかぶらず、お茶も飲まずで倒れ、熱中症になった」と子どもたちに話をしたことで、身近に危険を感じた様子。担任がお茶の声掛けをするとすぐに飲みに行ったり、帽子が脱げている子に子ども同士で声を掛け合う姿があったり、子どもたちの意識の変化があった。子どもはもちろん、保育士も、積極的に水分補給をするようにした。

【人間関係】

製作や折り紙など遊びの中で、“得意な子に教えてもらう”姿が見られるようになってきた。4月当初は、担任に聞く子も多かったが、少しずつ「○○ちゃん上手だから聞いてごらん」と声を掛けるようにすると、「おしえて」と友だちに聞きに行くようになってきた。聞かれた子は得意気に教えてくれ自信につながり、教えてもらう側の子も他児の得意な一面を感じるきっかけや、普段あまり関わらない友だちと自然と関わる時間となっている。

【環境】

暑い日が続くが、危険な暑さでない日には、少しだけ森に散歩に出た。セミの声が響いていたり、春には見られなかった虫たちを見つけたり、草でもじゃもじゃになった道を大冒険しながら通ったりと、また違った楽しさがあった。水遊びでは、自分たちで作ったペットボトルシャワーを持って行ったり、水鉄砲で友だちとかけ合いをしたりと、日陰の広場やテラスで思いっきりのびのびと楽しんだ。

【言葉】

週明けには持ってきたシーツをつけるために「布団出して」「先生そっち持ってて」など要求が言葉にできたり、担任からの指示がなくても自分から考えて行動できたりする場面が増えてきた。夏休みに入り、出かける機会が増えたことで「花火見に行ったんだー」「カブトムシ触りに○○行ってね」など、担任や友だちに自分の話を聞いてもらおうと話す姿が多く見られた。その話し方には個人差があり、まだまだの聞いてほしい気持ちが先行し、友だちと担任が話している最中にも重ねて話す子、他児の話が落ち着くまで待っている子など、周りの見え方にはまだ差があると感じる。一人一人の話したい気持ちを受け止めながら、少しずつ友だちや周りに目を向けられるようにしていきたいと思う。

【表現】

はらっぱまつりの製作活動を通して、イメージを形にする難しさや楽しさを味わった。サーティーワンアイスは、メニュー表を見ながら、カラフルな味を折り紙で再現しようと重ねたり破いたりして丸めた新聞紙をコーティングしていると「スプーンないよ」「コーンのもあるよ」と、どんどんアイディアが出てきた。マクドナルドのポテトは、黄色い画用紙で作ろうとはさみで細長く切っていると「ちっちゃいポテトもあるんだよ」と長さを調整したり、ポテトの赤い入れ物は子どもの提案で赤い折り紙で作ったり、意欲的に楽しんだ。手先の器用さなど個人差はあるが、少しずつ友だち同士で教え合う姿も見られるようになってきた。

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