4歳りんご組2025年度4月のまとめ

【健康】

日によって気温差があったため、暑くないか、寒くないかなどを子どもたちに聞きながら、衣服の調整を行った。その際、保育士から言われたから~ではなく、自分がどうしたいのか考えて判断できるよう、声掛けをしてきた。戸外で走り回って遊んだり、他クラスと遠くの公園まで散歩をしたり、少し汗ばみながらも楽しく過ごした。たくさん体を動かした日は入眠も早く、よく眠れていた。手洗いやうがいは前年度からの習慣が身についており、自主的に行なう子が多い。

【人間関係】

進級当初、新しい環境への不安を、気心の知れた友だちと寄り添うことで安定を図っている姿が見られた。ひとり遊びを黙々と楽しむ子もいるが、友だちと人形を使ってごっこ遊びをしたり、戸外で友だちと走り回ったりと楽しそうな姿も見られる。一方で、思いがぶつかり合い、けんかやトラブルになることも少なくない。友だちの行動を気にしすぎてしまい、保育者に報告に来ることも多い。トラブルの際、子ども同士で話し合って解決するのがまだ難しいため、保育者が間に入り、お互いの気持ちを聞いたり思いの橋渡しをしたりしながら、見守るようにしている。

【環境】

園周辺の自然環境を存分に利用し、森の中へたくさん散歩に出かけた。斜面スペースでは登っては滑り降りてを繰り返し、丸太が倒れているところでは一本橋渡りを楽しみ、木登りをする中で隣の木に乗り移ってぶら下がるなど、道順や目的地を変えながらたっぷりと自然に触れて遊んだ。
室内環境も、子どもたちの「やりたい」という声に合わせて、1つ1つ子どもたちとルールや置き場所を決めながら少しずつ充実させていきたい。

【言葉】

保育士に自分の思いを伝えようとする姿は多いが、困った時や嫌なことがあった時に自分の意思を言葉にするのがまだ難しい場面が多く見られる。まだ叫んだり怒ったりすることで伝えている子には、保育士が代わりに言葉にすることで伝え方を学び、言葉で相手に伝えられるようにしていきたい。保育士と会話を楽しんでいるような時には、それに関連する自分の身の回りの出来事を話し始めたりして、会話が盛り上がることもある。友だちの話を聞く時間も大切に、伝え合う楽しさも味わっていけたらと思う。

【表現】

進級して環境が変わったことで、甘えや不安な気持ちを個々に様々な出し方をしている。子ども一人一人の気持ちを受け止めながら、スキンシップ遊びなどを通して、満たされ、安心して過ごせるよう関わっていきたい。また、自由遊びや製作の中で、思い思いにのびのびと描き、頭の中のイメージを表現する姿も見られた。

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