〈食事〉
保育者がエプロンを着ると、水道に走り、袖をまくり、石けんで手を洗っている。食事、おやつの時間がとても楽しみで、実に美味しそうに食べている。手づかみが多かったが最近はスプーンでとても上手に食材をすくえるようになっている。苦手な食材は無理強いはせず、おいしく食べられる雰囲気作りを心掛け、食べることを一緒に喜ぶようにした。また、友だちが食べると「自分も食べてみよう」と挑戦する姿も見られる。
〈睡眠〉
一定時間、よく眠っている。眠くなると「ねんね」と布団に入り、静かに体を休めて入眠している姿がある。また、子どもの様子を見ながらトントンをしたり抱っこしたりしながら安心して入眠ができるようにしている。
〈排泄〉
午睡明けや紙パンツが濡れていない時、トイレで紙パンツとズボンを脱いで便器に座っている。排尿する感覚はまだつかめないようだが「でない」と張り切って報告してくれる。排尿、排便後に教えてくれる子もいる。
〈健康〉
欠席する子はほとんどなく、元気に過ごせた。鼻水が頻繁に出る子もいるが大事には至っていない。季節の変わり目で寒暖の差があるので衣服の調節などをしながら健康に過ごせるように心掛けた。
〈環境〉
天気のよい日は春の陽気の中、園庭や散歩に出掛けた。はらっぱへと続く斜面の上り下りにも慣れ、楽しんでいた。また、季節の生き物(ユキヤナギ、モクレン、梅、メダカ、ダンゴムシ、あり、てんとう虫など)に出会い、じっと観察をする姿が見られた。
3月中旬、クラスの移動を行い、さくらんぼの部屋にいく。現担任と一緒に新しい部屋や朝の受け入れ、夕方の降園の雰囲気に慣れていけるようにした。
〈情緒〉
慣れ親しんだ大人との信頼関係の中で安定して過ごしている。また、人見知り、場所見知りなどの姿が見られるが、成長と共に見られる姿なので安心して過ごせるように受け止めていきたいと思う。
〈言語〉
大人やお友だちを真似て刺激をし合いながら言葉も少しずつ増えて、簡単なやり取りが楽しめるようになってきている。子どもの伝えたいことを汲み取り、代弁しながらやり取りの楽しさや面白さが味わえるようにしていきたいと思う。また、子どもたちの大好きな、歌、手あそび、絵本を一緒に楽しみながら言葉へとつなげていきたいと思う。