健康
発熱による早退や欠席をする子どもが多い時期もあったが、卒園式前後には皆元気に復帰し全員で卒園の日を迎えることができた。3月に入ってからも寒い日が多く、寒暖差が大きかったため服装や室温などにも気を配っていった。また感染症対策のため手洗い・うがいを丁寧に行うよう言葉をかけていった。
人間関係
卒園が近づき、お別れ会や会食など異年齢児との交流の機会も多かった。毎回嬉しそうに優しく小さいクラスの子に接する子どもたちの姿があった。4月から制作していたカレンダーが出来上がり、郵便局や警察署、消防署、老人ホームなどに届けに行った。皆さんとても喜んでくれて、地域の方との交流の機会にもなりよかった。
環境
チューリップの芽が伸びてきて、「僕のは大きい葉っぱが2枚ある!」「私のはまだ小さいよ。」と成長を喜びながら毎日観察する子どもたちの姿があった。ザリガニの世話では、水槽が汚れてくると「お掃除してあげようよ!」子どもたちが気づいてすすんで掃除をしようとする。きれいになると、「ざっちゃん、喜んでいるかな?」「びっくりしているんじゃない!?」とザリガニの気持ちになって話す子どもたちの姿があった。
言葉
卒園式に向けて、思い出の言葉の練習をした。自信をもって言えている子どもにリードされながら、卒園式が近づくにつれてみんなの声が揃っていった。一人ずつの台詞もほぼ全員が自信をもって言うことができた。卒園式で歌った「さよならぼくたちのほいくえん」の歌ではサビの部分を手話で表現した。声以外の言葉に興味を持つ良い機会になった。
表現
卒園式の壁面飾りで使用する自画像を大きな紙にクレヨンで描いた。大きな紙に描くことに苦手意識を持つ子どももいたが、描き始めるとそれぞれいろいろなタッチで自分の全身を描き、個性豊かな壁面飾りが出来上がった。また、保護者へ向けての感謝の手紙を書く際には文字をかくことが得意な子は進んで書く。苦手な子どもも保育者と一緒にゆっくりと丁寧に取り組んでいった。はらっぱまつりに向けていろいろな素材や材料で製作をした。紙粘土を使ったフルーツ飴の制作では、紙粘土の感触を楽しみながら色とりどりのフルーツを作った。毛糸と画用紙で作った焼きそばの制作では赤い画用紙でふりかけを作り「激辛」にしたり、黄色い画用紙を卵に見立てて「オムそば」にしたりといろいろな工夫が見られた。