1歳さくらんぼ組2021年度6月のまとめ

食事

外遊びから戻ったら手を洗い、席に着く流れができつつある。配膳の準備ができるまで保育者の視聴覚教材を楽しみながら待つことができる一方、待ちきれずに「あ~あ~」と声をあげて催促する姿も見られる。まだ手掴みの子もいれば、スプーンで上手に口に運ぶ子もおり、どの子も好きなものから食べ始めている。保育者がおかわりを配っていると、自分のお皿を差し出しておかわりを要求することもできる。おやつは保育者も一緒に食べており、「おいしいね」と声をかけながらおいしさを共感し、楽しい雰囲気で食べられるようにしている。今後も食べる意欲を大事にしながら進めていきたい

排泄

おむつ替えで排尿が見られないときはトイレへ誘っている。まだ排尿は見られないが水を流すことには興味があり、座った後に水を流すことを楽しみにしている。何度も流すときは「おしっこがでたら流そうね」と声をかけている。排尿したときに前をポンポンと叩くなどの合図を見せる子もいるので見逃さないようにし、新しい紙パンツに取り換える気持ちよさを感じ、次へ繋げていけるようにしたい。その時間はできるだけ急がず、ズボンなど自分で履こう頑張っているときはゆったりと待ってあげたい。

健康

溶連菌、ウイルス性胃腸炎、目やになどの感染症、高熱などで体調を崩して休む子が多かった。手洗いを始め、部屋の換気や消毒、玩具拭き、布製の物は洗濯するなど感染症予防を心がけている。手洗いは好きだが、ポンプ式の石けんを何度もプッシュして泡を出したり、いつまでも水で洗っていたり、割り込んでトラブルになることもあるので、保育者が一人つくようにしている。こまめな水分補給を心がけ、遊びに夢中になっている子には、保育者が運び水分摂取できるようにした。

睡眠

食後着替え終わると、そのまま入眠する子もいれば、時間や子どもの状態によって一時保育室でしばらく遊んでから順に部屋へ戻り、入眠することもある。部屋を暗くし、入眠できそうな子から布団に誘いトントンしたり、マッサージをしながら安心して入眠できるようにした。全員一定期間入眠することができる。

環境

天気の良い日は裸足になり泥んこ遊びに参加した。はじめは裸足で土の上を歩くのに抵抗がある子もいたが、慣れてくると自らホースの水を浴びることを楽しむ姿が見られる子もいた。保育者も一緒に遊び、「楽しいね」という気持ちを共有していくようにした。ただ遊びが激しくなり、水や泥がかかると嫌になる子もいるので、少し離れた場所にタライを用意し、静かに遊ぶスペースも作った。自らタライの中に入ったり、シャベルでコップに水を汲んだり、タライの水に手を浸したりなど感触遊びをゆったりと楽しむ姿も見られた。泥を口に入れたり泥水を飲もうとしたりすることもあったので注意してみるようにした。

言語

保育者を「せんせい」と呼ぶ子もおり、言葉も少しずつ増えてきているがまだ喃語が多く、指さしや仕草で自分の思いを伝えようとすることが多い。まだ言葉が出ない子も園庭でアリや散歩している犬や猫を見つけると指さしをしたり、また「ありさん」「にゃーにゃー」「わんわん」と保育者に伝えようとしている子もいる。「わんわんお散歩しているね」「にゃーにゃいるね」など気持ちを言葉で代弁し、思いを共感することで発語に繋げていけるようにする。「かして」「いいよ」「だめよ」の言葉のやり取りも見られるが、言葉遊びのようなもので保育者の仲介がまだまだ必要である。

 

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