健康
咳や鼻水が出る子はいたものの全体的に大きく体調を崩す子は少なく、コロナ感染予防で手洗い、うがい、水分補給を十分に行っている成果だと思った。咳をする時も腕を口に寄せて咳をし、口を押えないで咳をする子には「こうするんだよ」と優しく教える姿も見られた。換気をするために常に窓を少し開けているが、寒さを訴える時は子どもたちに冷たい風に当たらないように換気する箇所を変えた。また大きく換気するときは「空気の入れ替えをするから寒いけど少し我慢してね」と話してから換気するようにした。今後もコロナ感染予防をふまえた生活を続け、健康に過ごせるようにしたい。
人間関係
お楽しみ会の合奏では子どもたちが初めて触れる楽器(木琴、鉄琴、大だいこ、小だいこ
トライアングル、シンバル)を準備した。木琴に興味をもった子ができるようになると今度は次の友だちに教え、また覚えた子が他の友だちに教えていくという輪が広がっていった。できるようになりたいという欲求、できたことの達成感、そしてできるようになった事を人に教えるという喜びをお互いに共有することができた。ウインターバイキングや冬のパーティーでは異年齢の関わりの中で年長児としての意識も高まり、優しく声をかけ世話をする場面が見られた。異年齢児との関わりが例年よりも少ないが感染予防を徹底しながら、今後もリズムなど交流の場を持てるようにしたい。
環境
ツリーの形の段ボールにグループごとに協力し合って緑色の画用紙を貼っていき、クリスマスツリーを制作した。散歩で拾ってきたどんぐりやどんぐり帽子、枝を使ってオーナメントを制作し、ツリーに飾り、お楽しみ会の装飾とした。また日頃楽しんでいるLaQの作品も二つ選んで飾った。年末にはみんなで分担して大掃除に取り組み、気持ちよく新年を迎えられるように雑巾を使って棚や床を拭いた。子どもから「さっぱりして気持ちがいい」という言葉が聞かれるなどみんなで協力して綺麗にする心地よさを共感することができた。その気持ちを大切にしながら、部屋をきれいに保つ気持ちを育てていきたい。
言葉
食後から午睡の準備までの間は絵本を見る時間にした。文字に興味を持ち字を読めるようになった子は声に出して読んだり、まだ字が読めない子はじっくりと絵を見るなどの姿が見られた。午睡前のお話ではお当番が選ぶ紙芝居の他に、「エルマーの冒険」「ロボットカミィ」「いやいやえん」など聞いて楽しむ本も読んだ。毎回続きを楽しみにしており、読み終えるとその本を借りていく子が多く見られた。制作では「わからないことは恥ずかしいことではないよ」と話し、「できない、教えて」を自由に言える環境を心掛け、出来上がった達成感を十分に味わえるようにした。
表現
今年のお楽しみ会は歌と合奏、マット運動、ダンスにした。子ども達が主人公で一人に一言ずつそのコーナーを紹介するセリフを設け、担任はその流れを補助していくようにした。合奏ではいろいろな楽器に興味を持ち、子ども達から「やりたい」と挑戦する姿が見られた。一人が始めると自然にみんな集まって合奏が始まり、一人二役三役の楽器を担当することもあり合奏を楽しむ姿が見られた。また自分が覚えたことを友だちに教えるという姿も見られ、皆上手になりたいという気持ちに溢れていた。マット運動も同様に自宅で練習するなど上手にできるようになりたいという気持ちが溢れていた。お楽しみ会では出来るようになったことが嬉しく自信に溢れている姿を見ることができた。また、干支の制作は絵馬に挑戦し、折り紙で牛を折り、頑張りたいことを書いた。