食事
もも組と合同で食事する機会があり、一緒に食べることを喜ぶ姿が見られた。
好きなものは積極的に食べ進め、お代わりを求める姿も見られる反面、苦手な食材には手を付けようとしない姿も多い。保育者が汁の具や炒め物などの中で食べられそうな食材を見つけて促すことで食べてみようとする姿が見られるようになってきた。手掴みで食べる子も多く食べこぼしが多いため「スプーンさん一緒に食べようだって」などの声掛けをすることで意識してスプーンを使う姿も増えてきている。
排泄
トイレに誘われると自分から便座に座ったり、トイレの水を流したりするなど、興味が広がってきている子の姿も見られる。またタイミングが合うとトイレでの排尿に成功する子も数名いる。
オムツに排尿があった際に「ちっちでた」と知らせる子が増えてきている。オムツ替えの際は「スッキリしたね」「きれいにしようね」といった言葉掛けをしていくことで心地よさを知れるようにしていく。
健康
感染症には十分に留意し視診や触診を丁寧に行った。登園自粛されている家庭には定期的に連絡をとり、家庭での様子や健康状態を知らせていただいた。気温差が大きい時期なので室温に合わせて服装を調性した。
睡眠
午前睡が必要だった子も生活のリズムが整い始め、眠たくならずに日中活動を過ごせるようになってきている。自分の布団が認識できるようになり自分から布団に横になる姿が見られる。安心して眠れるようになったためか途中で起きる子が減り、1時間半~2時間程ぐっすり眠る子が増えてきている。
身体発達
ホールや保育室でマットを使って斜面の昇り降りをする、音楽に合わせて体操をするなどしながら全身運動を楽しんだ。曲の前奏を聴いただけで保育者の周りに集まってきて、体操を楽しむ姿も増えている。好きな体操をくり返し楽しみながら新しい体操にも触れ、いろいろな身体の動かし方を経験できるようにしたい。
情緒
登園時やお家の方と別れる際に不安定になる姿が減り、安心して遊び始める子が増えている。
久しぶりの登園の子には、不安な気持ちを受けとめながら丁寧に関わることで安定を図る。
遊びが思い通りにいかないときやズボンが上手くはけないときなどに、大きな声を出したり「できない」と泣いたり怒ったりする姿が見られるが、優しく声を掛けさりげなく援助することで、できた満足感や自信に繋げていけるように関わった。
言葉
保育者の言葉を理解して簡単な身の回りのことに取り組もうとしたり、保育者がうたう歌詞の語尾を一緒にうたったりすることなどを楽しむ。また、子どもたちが好きな手遊びや絵本を繰り返し楽しむことで覚えて一緒に楽しむ姿が見られる。伝えようとしている思いを汲みとり応答的に関わっていくことで発語を促していきたい。