健康
6月前半は、比較的元気に過ごす子どもたちだった。6月後半は、RSウイルスが流行り、熱が出たり、咳が続いたりする子の姿もあった。気温も高くなり、湿度も高く、汗をかくことも多くあったため、こまめに水分補給をしたり、着替えをしたりして、一人一人の体調をしっかり見ていった。
人間関係
遊びの中で、「○○くんは?」と友だちがどこにいるのか確認したり、「○○ちゃんもやる!」と友だちの遊びを真似したりして、関わりを持とうとする姿が多く見られた。トラブルになった時も友だちの思いを代弁して伝えると、「わかった」と納得したり、「ごめんね」と伝えたりして、相手の気持ちを少しずつ理解することができるようになっている。今後も子ども同士で関わる姿を見守りながら、必要に応じて、仲立ちとなり、楽しく遊べるように援助していく。
環境
テラスで生き物の観察を楽しんでいった。ザリガニやエビ、おたまじゃくし、カタツムリなど、様々な生き物と触れ合うことができ、喜ぶ子どもたちだった。観察する中で、楽しいという気持ちが大きくなり、何度も触ったり、持ったりしようとする姿もあったため、触れ合い方、観察の仕方をその都度丁寧に伝えていった。
言葉
友だちや保育者とやりとりを楽しみながら遊んでいる。自分の思いを伝えるだけでなく、相手の言葉も聞こうとする姿が見られるようになり、コミュニケーションが少しずつ上手くとれるようになってきている。情緒が不安定な時は、言葉が出るよりも先に叩こうとしたり、押そうとしたりする姿があるため、子どもたちの気持ちの変化にいち早く気づき、思いを受けとめたり、聞いたりして気持ちが落ち着いた後に、友だちにも言葉で伝えられるように仲立ちとなっていった。
表現
お皿にブロックを乗せ、食べ物に見立てたり、コップにボールを入れ、アイスに見立てたりするなど、自分なりに作った物を表現して伝えてくれる姿がある。また、空き箱におもちゃを入れ、「これ(玩具)がゴミで、これ(空き箱)はごみ収集車!」と発想力を膨らませて遊びを楽しむ子の姿もあった。子どもたちの自由な表現力を大切にし、十分に認めながら関わっていった。
食育
早く食べたいという気持ちから手づかみになったり、食べさせて欲しいという気持ちが出たりする姿があった。子どもたちの様々な気持ちを受けとめながら、「これ、スプーンですくえるかな?」「自分で食べられてすごいね!」など優しく言葉をかけることで、意欲的に食べ進める姿もあったため、今後も一人一人の気持ちやペースに合わせて、声かけしながら必要に応じて援助していきたい。