健康
熱はないが、鼻水や咳が出る子の姿があった。自分で鼻水が出たことはわかっているようだが、保育者に言われてからティッシュで拭く姿があったため、「鼻水が出たらティッシュで拭こうね」「綺麗になったらすっきりするね」など、繰り返し伝え、自分で気づいたり、綺麗になった心地よさが味わえたりするようにしていった。
人間関係
気の合う友だちと遊ぶことを楽しむ子どもたちで、会話を弾ませながら遊びを発展させる様子もあった。日によっては友だちと遊ぶよりも保育者と一対一で関わることを望む姿もあったため、その姿もしっかりと受けとめて、側で一緒に遊びながら、他児が近くに来た時は、「○○くんも一緒にあそびたいみたいだよ」「○○ちゃんの~すごいね!」など、友だちとも自然と遊べる空間を作れるように言葉がけをしていった。
環境
日中は過ごしやすい気温になり、戸外遊びを楽しむ機会を多く作ることができた。散歩に出掛けた時は、保育者と手を繋いで歩き、虫や花を見つけたり、どんぐりを拾ったり、金木犀の香りに気づいたりするなど、秋ならではの発見を一緒に楽しむことができた。四季の広場に行ったときは、思いきり走ることを楽しんでいた。今後も散歩で歩くだけでなく、広場や公園で思いきり走ったり、体を自由に動かしたりして遊べるように、目的地を検討していきたい。
言葉
様々な出来事、思い、気づきなどを言葉で一生懸命伝える子どもたちの姿があった。保育者の質問に対しても、しっかり理解して自分で考えて答えようとする姿が増えており、日々の成長を嬉しく思った。子ども同士でも会話が成り立ってきているが、伝わりきらないこともまだ多くあり、もどかしさを感じる姿も見られるため、その都度、言葉を足したり、伝え方を教えたりして、やりとりが上手くできるように援助していった。
表現
粘土やお絵描き、絵の具を使った製作遊びが好きで、保育者が準備をしていると、「やりたい!」と棚越しからのぞいてくる子どもたちの姿があった。以前までは、保育者に作ってもらうことが多かったが、少しずつ自分で粘土を小さくしたり、丸めたり、クレヨンで好きな色を選んで描いたりする姿が見られるようになってきた。作ったものは嬉しそうに「~だよ!」と伝えてくれる子どもたちで、一緒に喜びや楽しさが味わえるように言葉を伝えていった。
食育
10月の後半から箸も併用して食べるようになった。家庭でも使っている子はなんとなく持ち方を理解して使おうとする姿があり、最初は使い方が分からなかった子も保育者が持ち方を見せたり、伝えたりすることで少しずつ使えるようになっていた。今後もスプーンやフォークと併用して箸でも意欲的に食べられるように、使い方を丁寧に伝えたり、側で見守り言葉かけをしたりしていきたい。