2歳こぐま組2022年度7月のまとめ

食事

家庭の都合や体調不良で欠席することが多かったり、赤ちゃん返りをしたりして、苦手だった野菜をますます嫌煙するようになった。「おいしいよ」と進めても首を横に振ったり、はじめから器を遠くに置いたりして食べたがらなかった。エプロンシアターの話をしたり、手遊び歌を歌ったりして、興味や親しみを持ち、食べてみたいという気持ちになれるようにしていった。また、「食べさせて」と甘えてスプーンを手渡してくることも多かった。甘えたい気持ちを受け止めてそっと手を添え、「おいしいね」「次はどれ食べる?」などと会話をし、楽しい雰囲気の中食事ができるようにしていった。

排泄

母親の出産により情緒が不安定になり、トイレに行くことを嫌がったり、「出ない」と言った直後に漏らしたりと後退する姿があった。気分が乗らない日は紙パンツで過ごしたり、「〇〇遊びする前に行っておこうか?」などと明るく誘ったりと、無理強いはせず日々の心の揺れに付き合っていった。

健康

高温多湿の気候が続き、朝から空調を利用することが多かった。温度設定や換気を十分に意識し、水分補給なども心がけて体調管理に努めていった。

保育室でも体を動かして遊べるようにボール遊びを取り入れたり、手洗いや身の回りのことに気づいて行えるような声かけや環境構成に配慮をしていった。着替えや後始末が一人でできるようになり、自信に満ちた表情を見せている。

睡眠

生活リズムは安定していて、また、運動遊びや水遊びで程よい疲れを感じるため、毎日決まった時間帯に眠りについていた。ぐっすりとまとまった時間眠ることもできたので、すっきりと機嫌がよく目覚めると自分で布団をたたんだり、押し入れまで運んだりしてくれていた。

身体発達

水遊びが単調にならないよう、氷や泡、絵具などいろいろな素材の感触を味わえるようしていった。そして遊びを通して道具や玩具の使い方や仕組みを伝え、自分で使って遊ぶ楽しさを味わえるようにしていった。ネットを使って石鹸を泡立てたり、水鉄砲を使ってシートにお絵描きをしたりして喜んでいた。

ペンを三点持ちできるようになったり、パズルを置きたいと思った場所にスムーズに置けるようになったりと、手指の動きや力加減が滑らかになってきた。

情緒

母親の出産によりトイレトレーニングが後退したり、食べさせてと甘えたりと非常に不安定になる子があった。母親と離れて過ごす不安や納得のいかない気持ちを受け止めて、ゆったりとした気持ちで一緒に遊んでいった。また、友だちとの関わりを求めたり、上手くいかないと黙り込んだりする姿もあったので、揺れる思いに寄り添って代弁したり、抱きしめたりしていった。

言葉

言葉のやりとりをとても喜び、ごっこ遊びが盛んだった。「スーパーへ行こう」「出発進行!!」などと言葉のかけ合いをしながら遊んだり、「○〇ちゃんもしたい」と自分の欲求を伝えたりしていた。また、疑問を持つと「どうして〇〇するの?」などと保育者の行動を尋ねてくるようになった。一つ一つの言葉に丁寧に応答し、話すことを楽しみながら一緒に遊んでいった。歌も上手に歌えるようになり、大きな声で嬉しそうに保育者と一緒に歌っている。

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