2歳こぐま組2022年度5月のまとめ

食事

4月は苦手な野菜に手を付けずに残すことが多かったが、友だちが美味しそうに食べる姿や保育者の声かけに刺激を受けて、食べてみようとするようになった。そして、一口食べるとその美味しさに気がついて進んで頬張るようになった。体調が優れない日でも完食するなど意欲的な姿が見られた。

排泄

月齢の大きい子は、園でも家庭でも、外出と睡眠時以外は布パンツで過ごすようになった。短時間に何度も「トイレに行く」と訴えることもあるが、“なんとなく落ち着かない”であろう気持ちに寄り添い、心ゆくまで付き合っていった。一日中失敗なく過ごせる日も多くあり、自信に満ちた表情が見られる。

月齢の小さい子も、排尿する感覚がわかり間隔も空いてきた。友だちが向かうと必ず一緒に向かい、便座に座ってお腹に力を入れると排尿している。爽快感や満足感を味わえるよう「いっぱい出て気持ちいいね」「トイレでできてすごいね!」などとしっかりと褒めていった。

健康

トイレトレーニングが進むにつれて、パンツやズボンの脱着がとてもスムーズにできるようになった。また、肌着をズボンの中に入れようとするなど、身だしなみにも意識が向くようになってきた。

大型連休の疲れや気温の変化から体調を崩し、咳や鼻水・鼻詰まりなどの症状が目立った。細目に鼻水を拭ったり、室温・湿度の管理や衣類の調節に努めたりしながら、少しでも快適に過ごせるように見守っていった。また、県内で新型コロナウィルス感染症が感染拡大傾向にあったので、風邪症状がある場合には早めに医療機関に受診していただくよう協力を依頼していった。

睡眠

咳や鼻詰まりの症状から息苦しくなるため、眠りが浅かったり、時間が短かったりと睡眠の質が下がっている子が多くあった。できるだけ快適に過ごせるように、適度な運動やリラックスできる環境構成を心がけていった。

身体発達

寒天や絵の具に触れて握ったり、混ぜたり、伸ばしたりと様々な感触を味わいながら、身の回りのことをする上で必要な力加減や指先の動きをイメージできるようになるよう促していった。

散歩では、野花や生き物に触れたり観察したりして楽しんだ。友だちと手を繋ぎ、歩調を合わせて公道を歩くことが上手になってきた。

情緒

「自信がない」「恥ずかしい」からなのか、踊りや手遊びをやってみようとする姿はまだ見られない。しかし、その場を離れていくこともなく、保育者や友だちの姿をじっと見つめている。「しっかり覚えて自信がついてからやりたい」という思いがあるのかと推測されるので、くり返し楽しんでいる姿を見てもらいたい。

言葉

保育者の仲立ちがなくても、子ども同士で「○○ちゃん」「おいで」などと誘い合って一緒に遊ぶ姿がある。ごっこ遊びに発展し、「何してるの?」と尋ねると「スーパーに行く」「ごはん作ってる」などとイメージする世界を保育者に教えてくれている。同じ玩具を使いたい気持ちからトラブルになりそうなこともあるが、「同じのがあそこにあるよ」「1個しかないから、順番に使う?」などと仲立ちすると意味を理解し、「一緒」「(先に)どうぞ」などと納得して一緒に遊んでいる。

育児あれこれ