食事
ジャガイモやラディッシュの収穫体験を通して、食べ物への興味・関心が膨らむようにしていった。給食室と連携を図り、収穫した野菜を使ったスープやカレーライスを提供すると「入ってるかな?」「可愛かったよね」などと会話を楽しみながら嬉しそうに頬張る姿が見られた。まだまだ甘えたい気持ちが強く”食べさせて”と援助を待ったり、そんな友だちの姿を見て真似たりしていた。気持ちを受け止め、楽しい時間になるようにゆったりと丁寧に関っていった。
排泄
家庭の都合で欠席が続く子があり、「紙パンツがいい」と言ったり、トイレに行かず紙パンツに排泄したりしていた。寒い時期でもあり、外出先では細目にトイレに向かうことが難しくトイレトレーニングを休んでいたようだ。本人の意思を尊重して短時間になったとしても”はきたい”という気持ちの時に布パンツに着替えたり、「〇〇ちゃんと一緒に行こうか?」などと誘ったりしていった。
健康
上着のファスナーやボタンの開閉が自分でできたり、5本指の手袋をはめることができたりと身支度を一人でできるようになった。また、排泄後に肌シャツをズボンにしまったり、服の裾を整えたりも意識して行っていた。素材やサイズによっては手間取う姿もあったが、時間に余裕をもって活動の準備を行い、自分でやってみようとする意欲を大切に見守り、援助を申し出たときにそっと手を添えていくようにしていった。
睡眠
咳や鼻水の症状が続き服薬をしていたので、十分に体を休めることができるよう落ち着いた雰囲気を作ったり、空調管理を行ったりして環境を整えていった。なかなか寝つけない時には、優しく背中をさすったり、手足をマッサージしたりして体をほぐして入眠を促していった。
身体発達
天候が悪い日が続いたので、保育室内でも十分に体を動かせるようダンスや真似っこ遊びをして楽しんだ。片足立ちやジャンプ、開脚前屈などいろいろなポーズを維持できるようになってきた。雪遊びでは、保育者を真似て雪玉を作ったり、それを重ねて雪だるまを作ったりして楽しんでいた。自分のイメージ通りに身体を動かしたり、物を形作れるようになってきた。
情緒
1名が欠席しがちだったことで、年下の友だちと過ごすことが多くなった子がいたが、先頭に立って遊びを進めたり、保育者との会話を楽しんだりと伸び伸びと過ごしていた。欠席の多い子は登園も遅く、遊びの輪に入れず戸惑う様子が見られたので、早めの登園をお願いしたり、仲立ちとなったりしていった。
言葉
誕生会やクリスマス会などの行事を喜び、保育者と一緒に歌や手遊びを楽しんでいた。落ち着いた環境の中では、自分の思いを言葉で伝えることがスムーズにできるようになり、誕生児に「〇〇ちゃん、おめでとう」と声をかけたり、サンタクロースに「〇〇をお願いしたの」と教えてくれたりしていた。しかし、遊びに夢中になると無言で場所や玩具を取ろうとする姿がまだ多く見られたので、やりとりを側で見守りながら仲立ちとなっていった。