1歳うさぎ組2020年度12月のまとめ

食事

いろいろな食材が食べられるようになり、ほとんどの子が残さず食べきれるようになってきたことで、食事への意欲が増してきた。また、スプーンの持ち方を意識し下から持ったり、正しい持ち方で食べようとする子が増えてきている。上手に使えていることを認めたり、持ち方を尋ねてくる子には手を添えて応えたりしていった。楽しく食事ができることを第一にしながら、子どもたちに芽生えてきた食事中のマナーや意識も大切に伸ばしていけるようにしていった。

排泄

登園時、家庭から布パンツをはいて登園してくる子や、保育者に「しっこでる」と伝えて自分からトイレに行き排泄する子がいる反面、寒くなってきたことでトイレに行きたがらなくなる子もいた。子どもの意思を尊重し紙パンツで過ごすなど負担にならないようにしながら、タイミングをみてトイレに誘うようにしていった。

健康

食事前の手洗いは、保育者が声をかけなくても自分から向かい、袖を上げたり蛇口の開閉をしたりしていた。手がきれいに拭けていない子には、丁寧に拭くことを手を添えながら伝えていくようにしていった。鼻水が出る子は、「はなでた」と保育者に知らせ、自らティッシュを取ってくる姿があった。一緒に鼻水を拭き取りながらやり方を伝えていった。

睡眠

給食が終わると好きなぬいぐるみや絵本を持って、自分から布団に向かう子がいた。保育者が側にいることで眠れる子もいるが、なかなか寝付けない子もいたので、優しく背中をなでたり、膝枕をしたりするなどその子が求める関わりをもつことで安心して眠りにつけるようにしていった。

身体発達

誘導ロープを使って散歩が楽しめるようになり、長い距離をしっかりと歩いている。広いグラウンドで友だちや保育者と一緒に走ったり、ボールを投げたり追いかけたりして楽しんでいた。友だちがしていることに興味をもって、同じことをしようとするなど、やってみたいと思う気持ちを大切にし、接触や転倒など危険のないように見守っていった。

情緒

子ども同士の関わりが増える中で、自己主張から気持ちのぶつかり合いが起きたり、「○○ちゃんの」と物を共有することがうまくいかないことがあった。押したり叩いたりすることもあったので、一緒にあそびたい気持ちと思い通りにならない葛藤をしっかりと受け止め、お互いの気持ちを代弁しながら楽しくあそべるようにしていった。

言葉

経験したことや気付いたこと、感じたことを言葉で伝えられるようになってきた。月齢の大きい子同士では会話を楽しむ場面も見られるようになり、月齢の小さい子も保育者に思いを伝えることが多くなってきている。その都度ゆったりと聞いたり共感する言葉をかけたりし、言葉を交わす楽しさや喜びを感じられるようにしていった。

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