健康
9月後半からの手足口病の発症が続いていたが、10月の一週目には治まっていった。中旬に一人、流行性角結膜炎を発症したが、他の子どもたちに感染することはなかった。また、熱がでる子はなかったが、朝夕の気温が低くなったことで鼻水がでる子が多くいた。鼻水がでている時はこまめに拭き取るようにし清潔を心がけるようにした。一人一人の体調を見守り、水分補給をしたり部屋の気温や服装にも気をつけたりし、快適に過ごせるようにしていった。
人間関係
1、2歳児のしていることを見て真似たり、一人で遊びを見つけて遊んだりすることが増え、ほとんどトラブルなく一人一人が楽しんで遊んでいる姿があった。しかし、友だちが近づくと手で服を引っぱったり、押したりする場面がみられた。「一緒に遊ぼうね」「一緒に見ようね」など、気持ちを汲み取り、代弁しながら仲立ちするようにしていった。
環境
気持ちの良い気候になり、砂遊びや散歩に出かける機会が増え、子どもたちは帽子を被り、玄関では自分の靴を持ってきて戸外にでることを喜んでいた。歩行ができる子が増え、マンション横で歩いたり、保育者と手を繋いで順番に歩いたりして楽しんだ。室内では感触マットを用意し、手や足で柔らかさ、冷たさ、硬さなどを感じられるよう工夫していった。
言葉
喃語や一語文が増え、保育者に思いや欲求を伝えようとする姿が見られた。「○○だったの」「○○したかったね」など気持ちをくみ取りながら、保育者とやり取りする楽しさを味わえるようにしていった。また、絵本や乗り物など、子どもたちが好きな物を一緒に読んだり.見たりすることで、発語を促すようにしていった。
表現
音楽が流れると身体を動かしたり、絵本を読むと、絵本の内容と同じことをしようと真似をしたりと、色々な表情が見られるようになった。「手をたたきましょう」では、笑う、怒る、泣くを表情を変え、「だるまさんが」では、転ぶ、伸びるなど、絵本と同じリアクションをして楽しむ姿があった。
食育
どの食事形態の子も手づかみやスプーンやフォークを使って意欲的に喜んで食べたり飲んだりする姿があった。ただ、少しずつ好き嫌いがでてきて野菜を嫌がって食べない子が増えてきた。無理強いせず状況に応じて対応していった。また少しずつ噛まず一度に口に入れたり、噛まずに飲み込んでしまったりする子には、「もぐもぐだね、かみかみだね」など、咀嚼を促すようにし、楽しんで食べられるよう声掛けをしていった。