食事
水遊びを通して身体が発達し、体力がついてきた。それに伴い、給食の途中で眠ってしまい食べ残すことがなくなった。手づかみや、スプーン・フォークを使って一人で意欲的に食べ進めていた。好き嫌いもなくなり、以前は残していた食材も大きな口を開けて喜んで食べていた。おかわりが欲しいと器を差し出してアピールをするかわいらしい姿も多く見られた。
排泄
紙パンツに排尿したことがわかるようになった子が、ズボンの股を引っ張って保育者に伝える姿が見られた。きれいになる気持ち良さがわかりはじめ、「パンツきれいにする?」と声をかけると、進んで保育者の元にやってくる子もいる。また、排尿間隔が空いてきて、日に2~3回しか交換しない子もあった。無理のない範囲で誘うなどして、トイレに興味・関心が深まるようにしていった。
健康
気温や湿度が高い日が続いたり、急に朝夕が冷え込みだしたりと、体調管理が難しい季節となった。送迎時に衣服の調節の仕方を伝えたり、汗をかいたらシャワーをしたりして快適に過ごせるようにしていった。また、熱中症予防のための水分補給や空調利用も心がけていった。
睡眠
よく食べ、よく遊び、程良い疲れと満腹感からとても寝つきが良かった。自分から布団に横になり、保育者が背中を撫でると5分もしないうちにぐっすりと深い眠りに落ちていた。また、保育者が側にいることで安心して一人寝ができる子もあった。夢を見て泣いて起きたり、物音で体を起こしたりする子もあったが、優しく抱き上げたり、背中を撫でるとまたすぐに入眠する姿があった。残暑が厳しく、寝苦しい日には空調も利用して睡眠の質を保てるようにしていった。
身体発達
ずり這いから四つ這いに、そして盛んにつかまり立ちをするなど、著しい発達を見せる子があった。日々の成長を家庭と伝え合い喜び合いながら、遊ぶ姿を想定して転倒やケガなどの予防に努めていった。また、一人歩きができる子どもたちがより活発に遊ぶことができるよう、室内環境を整えたり、外遊びをする機会を設けたりしていった。
情緒
登降園時に、保護者との別れが辛かったり、自分の迎えが来ないことで淋しかったりして涙が出ることもあったが、優しく抱きしめるとすぐに安心して、いつも通り遊ぶことができていた。
子ども同士が、自然と一緒に遊ぶ姿が見られるようになってきた。両面棚越しに“いないいないばぁ“をし合ったり、同じ玩具を手にして並行遊びをしたりして楽しんでいた。側で見守りながら、必要に応じて仲立ちとなっていった。
言葉
言葉を発することはまだまだ少ないが、保育者の話を理解する力が備わってきた。「○○したい?」と問いかけると頷いたり、首を振ったりして返事をしたり、「手を洗おうか?」と声をかけると手洗い場に向かったりするなどの姿が見られる。しっかりと吸収し蓄えている時期と捉えて、思いを代弁したり、絵本や紙芝居を通していろいろな言葉を伝えたりしていった。