0歳りす組2022年度3月のまとめ

食事

どの子も自分で意欲的に食べる姿があった。一番月齢が小さい子も、汁やおかずでスプーンとフォークを持ち替えたり、こぼさず椀から汁を飲んだりしていた。「上手だね」「美味しいね」などと明るく声をかけながら、必要に応じてさりげなく援助をしていった。

自分で食べることができる喜びから、苦手だと避けていた物でも食べてみようとするようにもなった。食べてみると美味しさに気づいて、結局おかわりをしていることもあった。

排泄

トイレトレーニングが進んだ子が、日中ほとんどをトイレで排泄するようになった。こぐま組やうさぎ組の友だちがトイレに向うと、自分から後について行き成功していた。また、排便したことがわかって「うんち、出た」と教えてくれるようになった子もいた。

「おしっこ出たね」とトイレで排尿できた嬉しい気持ちに共感したり、速やかに対応して心地良さを感じられるようにしたりしていった。

健康

どの子も、身の回りのことを自分でやってみようとする姿が見られた。食後に配膳台まで食器を下げたり、排泄や紙パンツの交換の際に自分で脱ぎ履きをしたりしていた。靴下や靴を履こうとする子もいた。意欲的な姿を見守り、さりげなく手を添えたり、コツを伝えたりして、“できた”という達成感を味わえるようにしていった。

睡眠

体力がついてきて、午前中存分に遊んでもしっかりと最後まで給食を味わって食べられるようになった。よく遊び、よく食べ、ぐっすりと眠るリズムが整い、体調を崩すこともなくなった。中には、母親の出産による家庭環境の変化で情緒が不安定になり、「早朝に目覚めた」などの相談もあったので、早めに入眠できるよう活動計画を立てたるなどして対応していった。

身体発達

天候に恵まれて戸外で遊ぶ機会が多くあったので、たっぷりと全身運動を楽しむことができた。散歩車から降りて歩いたり、広場でかけっこをしたりして喜んでいた。こぐま組うさぎ組の友だちの姿に刺激を受けて、いろいろなことに挑戦してきたお陰で、築山や盛り土の登り下りを、一人で手を着かずにできるようになった子もいた。一番小さな子も7~8センチの段差を転ばず登り下りできるようになって、とても喜んで何度も繰り返し遊んでいる。

情緒

全体的には落ち着いていたが、月末が近づいてくると、転園などの環境の変化を察して不安定になる子が多かった。盛んに“自分を見て”というアピールをしたり、急に癇癪を起して側にいる友だちに噛みつこうとしたりしていた。不安な思いに寄り添い、ゆったりとした雰囲気の中で十分にスキンシップを図って安心して過ごせるようにしていった。

友だちとの関わりを喜ぶようになり、同じ玩具で遊んだり、一緒にかけっこをしたりして喜ぶ姿が多く見られた。子ども同士のやりとりを大切にして、側で見守り、必要に応じて仲立ちとなっていった。

言葉

言葉の発達が著しい子がいた。語彙も急速に増え、二語文・三語文で気づいたことや思いを伝えられるようになった。話すこと、伝わることの楽しさや嬉しさを味わえるよう、ゆったりとした雰囲気の中で、丁寧に言葉を返していった。絵本に興味がなかった子もじっくりと楽しみ、より多くの言葉を覚えようと意欲的だった。

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