0歳りす組2021年度6月のまとめ

食事

体調によっては食べる量が大きく変わる子もあったが、どの子も意欲的に食卓に向かって喜んで食べていた。家庭と密に連携を図り、後期食だった2名も完了リズムに移行することができた。手づかみ食べができなかった子も、上手に指先で食材をつまんで口元に運べるようになり、誇らしそうにする姿があった。一人一人のペースを大切にして、ゆったりと味わって食べられるようにしていった。

排泄

まだまだ排尿・排便のリズムはまちまちだが、食事の前や午睡後などには声をかけると察して紙パンツの交換に向かう姿がある。「ウンチが出たね。お尻を洗おうか」と話すと沐浴室を指差す姿も見られる。紙パンツを交換する意味やきれいになる気持ち良さを感じ取っているようだ。ズボンを脱着する際に、自分で足を抜いたり、穴に通そうとしたりする姿も見られ始めた。

健康

日々の寒暖差や高い湿度が影響してかとても体調が崩れやすかった。熱が下がったと登園するも、すぐにまたぶり返して早退や欠席してしまう子も多かった。朝の受け入れや降園の際には、家庭の様子や日中の様子を丁寧に伝え合い、こまめに鼻水を拭いて清潔を保ったり、空調を利用したりして快適に過ごせるようにしていった。

睡眠

体調によって、午前睡をしたり、小刻みに目覚めてしまったりすることがあった。一人一人の体調に合わせてしっかりと体を休めることができるように対応していった。体調の良い日の睡眠リズムは安定していて、優しく背中をさすったり、子守唄を歌ったりするとすぐに入眠し、まとまった時間ぐっすりと眠っていた。

身体発達

すっかり歩行が安定した、しきりに一人歩きをしようとする、一人立っちをする、つかまり立ちができるようになった、と4名それぞれに成長が見られた。「すごいね」「上手だね」などと声をかけると、嬉しそうに繰り返し挑戦していた。安全に遊べるよう環境を整えると共に、意欲的な姿を認め、できたことを一緒に喜んで次への意欲へと繋げていった。

情緒

担任やクラスの友だちと一緒にいることに心地良さを感じているようで、以前は他クラスの輪に交じっていることが多かった子も、“あっちがいい”とりすぐみの輪に入ってくるようになった。他クラスが戸外遊びに出掛ける際などにも、担任や友だちが保育室で遊んでいると落ち着いて見送る姿がある。見通しを持って生活していると感じる。

言葉

おやつやご飯を見ると「まんま」と言ったり、“これは何?”と指差しをして物の名前を尋ねたりする姿が見られた。絵本への興味も深まり、保育者に何度も何度も“読んで”と繰り返しねだる姿も多く見られた。単語や喃語に込められた思いを汲み取り、「ご飯食べようね」「これは○○だよ」などと丁寧に答えたり、欲求に応じて繰り返し絵本を楽しんだりしながら、芽生え始めた言葉への興味・関心を大切にしていった。

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