2歳こぐま組月のまとめバックナンバー

2歳こぐま組2024年度7月のまとめ

健康

7月は、体調を崩す子が少なく、元気に過ごすことができていた。水あそびも始まったことで、意欲的にトイレに向ったり、衣服の着脱をしたりする子の姿も増えてきた。1つ1つできたことを認めながら、自信に繋げていった。また、気温が高い日が続いているため、お茶を飲む時間を適度に作り、脱水などにならないように体調を見守っていった。

人間関係

友だちを誘って生き物の観察やお世話をしたり、うさぎ組の子と気が合い、同じ遊びを楽しんだりする子の姿があった。気の合う友だちと遊ぶ一方で、他の子が近くに来たときに、手で押したり、強い口調になったりする様子も見られた。「今は○○ちゃんと遊びたかったんだね」「○○ちゃんも一緒に遊びたいみたいだよ」など、気持ちを受けとめたり、相手の思いを伝えたりして、仲立ちとなっていった。

環境  

テラスでは、水あそびをしたり、室内では、氷あそびをしたりと、夏ならではの遊びを楽しんでいった。噴水プールを用意すると、中に入って全身で水を浴びる子や外から噴水を触って、心地よさを感じる子がいた。霧吹きも上手に使う姿があり、壁や空中に向って水を吹きかけることを楽しんでいた。今後は、泡や色水、寒天なども取り入れて、水あそびや感触あそびができるように環境を整えていきたい。

言葉  

遊びの中で、自分の感じたことを伝えたり、家庭での出来事を伝えたりする子の姿があった。まだはっきりと言えない言葉も多くあるため、子どもが伝えてくれる言葉にしっかり耳を傾け、わからない時は、繰り返し聞いたり、「~っていうの?」と尋ねたりして、子どもの伝えたいことをしっかり把握できるように心掛けていった。また、伝わった時は、「~なんだね!」と気持ちに共感し、やりとりを一緒に楽しんでいった。

表現  

イメージしたものを自分なりに表現して作ろうとする姿が見られるようになってきた。ブロックを工夫して組み合わせ、車を作ったり、アイス屋さんにしてごっこ遊びをしたりして楽しむ子どもたちだった。子どもたちがイメージして作った物を十分に認めながら、一緒に遊びを楽しみ、気持ちを共有していった。

食育

好きな物から食べ進め、白ご飯や苦手な物が残ることも多いが、声をかけると、スプーンでご飯をすくい、意欲的に食べる子の姿もある。見た目の苦手意識があり、手をつけないおかずやおやつもあるが、友だちが食べる姿を見て、少し食べてみると、「おいしい」と食べ進める姿もあった。友だちと一緒に食べることの楽しさや大切さを今後も感じられるように言葉を添えながら、側で見守っていきたい。…

2歳こぐま組2024年度6月のまとめ

健康

6月前半は、比較的元気に過ごす子どもたちだった。6月後半は、RSウイルスが流行り、熱が出たり、咳が続いたりする子の姿もあった。気温も高くなり、湿度も高く、汗をかくことも多くあったため、こまめに水分補給をしたり、着替えをしたりして、一人一人の体調をしっかり見ていった。

人間関係

遊びの中で、「○○くんは?」と友だちがどこにいるのか確認したり、「○○ちゃんもやる!」と友だちの遊びを真似したりして、関わりを持とうとする姿が多く見られた。トラブルになった時も友だちの思いを代弁して伝えると、「わかった」と納得したり、「ごめんね」と伝えたりして、相手の気持ちを少しずつ理解することができるようになっている。今後も子ども同士で関わる姿を見守りながら、必要に応じて、仲立ちとなり、楽しく遊べるように援助していく。

環境  

テラスで生き物の観察を楽しんでいった。ザリガニやエビ、おたまじゃくし、カタツムリなど、様々な生き物と触れ合うことができ、喜ぶ子どもたちだった。観察する中で、楽しいという気持ちが大きくなり、何度も触ったり、持ったりしようとする姿もあったため、触れ合い方、観察の仕方をその都度丁寧に伝えていった。

言葉

友だちや保育者とやりとりを楽しみながら遊んでいる。自分の思いを伝えるだけでなく、相手の言葉も聞こうとする姿が見られるようになり、コミュニケーションが少しずつ上手くとれるようになってきている。情緒が不安定な時は、言葉が出るよりも先に叩こうとしたり、押そうとしたりする姿があるため、子どもたちの気持ちの変化にいち早く気づき、思いを受けとめたり、聞いたりして気持ちが落ち着いた後に、友だちにも言葉で伝えられるように仲立ちとなっていった。

表現  

お皿にブロックを乗せ、食べ物に見立てたり、コップにボールを入れ、アイスに見立てたりするなど、自分なりに作った物を表現して伝えてくれる姿がある。また、空き箱におもちゃを入れ、「これ(玩具)がゴミで、これ(空き箱)はごみ収集車!」と発想力を膨らませて遊びを楽しむ子の姿もあった。子どもたちの自由な表現力を大切にし、十分に認めながら関わっていった。

食育

早く食べたいという気持ちから手づかみになったり、食べさせて欲しいという気持ちが出たりする姿があった。子どもたちの様々な気持ちを受けとめながら、「これ、スプーンですくえるかな?」「自分で食べられてすごいね!」など優しく言葉をかけることで、意欲的に食べ進める姿もあったため、今後も一人一人の気持ちやペースに合わせて、声かけしながら必要に応じて援助していきたい。…

2歳こぐま組2024年度5月のまとめ

健康

寒暖差が激しく、体調を崩す子がいたり、出席児も咳や鼻水がでる日が続く姿が見られた。その日の気温にあった服装に着替えたり、室温を調節したり、細目に検温をしたりしながら、一人一人の体調をしっかり見て、変化にいち早く気づけるように配慮していった。身の回りのことを少しずつ自分でしてみようとする姿が増え、できた時は拍手をして喜んでいる。意欲的にやってみようとする姿を見守りながら、難しい所は援助し、できた時は十分に褒め、自信に繋げていった。

人間関係

友だちや年下の子と関わって遊んだり、保育者とやりとりを楽しみながら遊んだりする姿があった。トイレに行くときも「○○ちゃんと一緒に行こう」と誘うと、意欲的に向かう姿が見られた。今後も子ども同士での関わりが持てる機会を増やしていき、一緒に同じ遊びや生活する楽しさが味わえるように保育していきたい。

環境

散歩に出掛ける機会を多く作ることができた。四季の公園では、バッタやちょうちょを見つけ、自分で捕まえようとしたり、指をさして伝えたりするなど楽しむ姿があった。保育者と手を繋いでしっかり歩くことができ、道路を渡る時には手をあげる姿も見られた。室内では、活発に身体を動かして遊べるように、マットの滑り台やボールプールなどを用意していった。子どもたちも遊びの幅が広がっているため、今後も子どもたちが様々な遊びを楽しめるように工夫していく。

言葉  

友だちに対しても、少しずつ言葉で自分の思いを伝えられるようになっている。まだ、言葉が上手く出なかったり、足りなかったりして伝わりきらないこともあるため、保育者が側でやりとりする様子を見守り、代弁するなどして仲立ちとなっていった。また、保育者とのやりとりを楽しむ子どもたちで、「これは?」「何?」と質問したり、もう一度聞き返したりする姿も多く見られ、様々なものへの興味が出てきているため、丁寧に繰り返し伝え、言葉と親しむ時間をしっかり作っていった。

表現  

粘土やお絵描きなど、手先を使った遊びも少しずつ遊びの中で取り入れている。粘土遊びでは、保育者が作ったものを真似て、自分なりのやり方で作って見たり、作ったものを何かに見立てて伝えたりして楽しんでいた。今後もこのような遊びができる機会を多く作り、子どもたちが自由に表現したり、作ったりして遊べるように環境を整えていきたい。

食育

野菜を中心に苦手な物がでてきているようで、好きなものを食べ終わると進みが悪くなる姿があった。まずは楽しく食べることができるように側で見守りながら声をかけ、「これもおいしそうだなぁ」「○○くんも食べてるね!」など、食べる意欲がわくような声かけもしていき、無理強いはせずに、子どもたちのペースで食べられるように配慮していった。…

2歳こぐま組2024年度4月のまとめ

健康

新しい環境や保育者にもすぐに慣れ、好きな場所で遊んだり保育者とスキンシップをとったりして安心して過ごす姿があった。また、意欲的にトイレに行ったり、簡単な身の回りのことを自分からしようとしたりする姿が見られた。子どもたちの意欲的な姿を褒め、さりげなく手助けをしたり、声をかけたりして、自信へと繋げていった。

人間関係

友だちやうさぎ組の子、新入園児と積極的に関わろうとする姿があり、名前を呼んだり、頭をなでたりする姿があった。力加減が分からず、強く頬をなでたり、目元に指を近づけたりする様子も見られたため、「優しく触ろうね」「そこは危ないよ」など、関わり方を丁寧に伝えていった。一緒に遊びを楽しむ中で、思いが上手く伝わらずトラブルになる場面もあったため、双方の気持ちに寄り添い、代弁するなどして仲立ちとなっていった。

環境

天候の良い日は、砂場で遊んだり、散歩に出掛けたりし、戸外遊びを楽しんでいった。虫を見つけて捕まえたり、花や草を摘んだりして、自然物とたくさん触れ合うことができ、子どもたちも喜んでいた。今後も戸外遊びができる機会を作り、見つけた喜びや外で遊ぶ心地よさが味わえるようにしていきたい。また、室内でも伸び伸びと遊べる環境を整えていけるようにする。

言葉  

ごっこ遊びを楽しむ中で、「アイス、おいしい!」「~つくって」など、友だちや保育者とやりとりを楽しむ様子が多くあった。戸外遊びでも、見つけた虫や花の名前を伝えたり、「あれは?」と尋ね、保育者が教えた言葉を繰り返したりする姿もあった。友だちとトラブルになった際に、言葉が出ず、押したり、噛んだりする子の姿もあったため、「~って伝えようね」「~だったんだよ」と言葉での伝え方を教えたり、友だちの思いを代弁したりしていった。

表現  

聞きなじみのある曲が流れると、嬉しそうに踊ったり、手遊びをしたりする姿があった。特に“からだダンダン”や“バナナくんたいそう”のダンスを踊ったり“どんないろがすき”のスケッチブックシアターを見たりすることを楽しんでいた。保育者も一緒に歌ったり踊ったりして、表現する楽しさを共有していった。

食育

自分で意欲的に食べたり、隣で食べている友だちの様子を気にかけたりする姿があった。基本はスプーンやフォークを使って食べているが、手づかみになる時もあったため、「スプーンですくえるかな」「かっこいいね」など、子どもたちが意欲的にスプーンなどを使い、楽しい雰囲気の中食事ができるような声かけをしていった。…

2歳こぐま組2022年度3月のまとめ

食事

前半は、意欲的に箸を使って食べたり、スプーンやフォークで食べたがったりと日によっていろいろだったが、後半になると好きな物には箸を、苦手な物はスプーンでなどとメニューで使い分けをしていた。無理強いはせず、ゆったりとした雰囲気の中で会話を楽しみながら食べられるようにしていった。苦手な野菜も残さず食べたり、好きなおかずやフルーツをおかわりしたりと意欲的に食べる姿が見られた。

排泄

排泄の失敗は一度もなく、自分から「トイレに行く」と教えてくれていた。午睡中でも尿意に気が付いて目覚め、おねしょをすることもなかった。排便は、紙パンツ出なければまだできない子もいたが、排泄リズムが整っていて園ですることはなかったので、保管していた紙パンツを使用することがなくなった。

健康

保育者の手を一切借りずに着替えや外出準備ができるようになった。ボタン留やファスナーも留め外しも簡単にこなし、早くできると年下の友だちのお世話をする姿が多く見られた。脱いだ服を畳むことを忘れることはあったが、声をかけると裏返しになった長袖も上手に表に返し、きちんと畳むことができていた。

睡眠

集中力を持って手先を使った遊びをしたり、伸び伸びと体を動かして遊んだりできることで、ぐっすりとよく眠っていた。毎日の入眠・起床のリズムも一定で、起床直後の機嫌もとても良く、トイレを済ませるとすぐにパズルをするなど、おやつまでの時間を落ち着いて過ごすことができていた。

身体発達

天候に恵まれ、外遊びをする機会が多くあった。散歩では、景色や会話を楽しみながらもしっかりとした足取りでぐんぐん進み、以前よりもとても速く目的地に到着できるようになった。その分たっぷりと遊ぶ時間を設けることができ、しっかりと運動遊びができた。盛土や築山を一人で登ったり、下ったりできることが嬉しくて何度も楽しんだり、年下の友だちを援助してあげる頼もしい姿を見せたりしていた。

情緒

友だちとの関りをとても喜び、「〇〇ちゃん、おいで」「一緒に△△しようよ」と遊びに誘い、アニメのキャラクターになりきってごっこ遊びを楽しむ姿が多く見られるようになった。一緒に遊ぶうちにどんどん気分が高まっていくことが、声の大きさや口数が増すことでよくわかった。

4月から転園することを肌で感じているようで、月末が近づくに連れて不安定だった。「いいなぁ。おっきい園庭で遊べるんだ?」「□□ちゃん(卒園児)もいるから大丈夫だよ」などと、不安を解消できるような声かけをしていった。

言葉

流暢に話ができるようになり、ますます会話を楽しむ姿が多く見られた。保育者に休日の過ごし方や、好きなアニメの内容などを嬉しそうに教えてくれていた。子ども同士でも「何する?」「〇〇しようよ」などと話し合って遊びを決めたり、自然と一緒に歌を歌いだしたりしていた。散歩の際には、その場所その場面にあった歌を思いつき歌っていた。丁寧にやりとりを重ねたり、一緒に歌を歌ったりして、言葉で伝わる嬉しさ、楽しさが味わえるようにしていった。…

2歳こぐま組2022年度2月のまとめ

食事

生活面や排泄などいろいろなところで大きな成長が見られたが、やはり食事時間になると保育者に甘えたい気持ちが抑えきれず、”食べさせてほしい”と待つ姿があった。思いを汲んで数口を援助したり、「お箸が上手に使えるようになったね」「〇〇味がして美味しいでしょう?」などと、自分でも食べてみようという意欲を引き出したりしていった。

排泄

二人とも排泄が自立し、外出時や午睡時も失敗なく過ごせるようになった。尿意を感じると、自分から「トイレに行く」と言って教えてくれたり、午睡時も目覚めることができていた。ゆっくりズボンやパンツを脱ぐ余裕もある。

家庭でも布パンツで過ごしたり、布パンツをはいて登園したりして、より自信が持てるよう協力を依頼していった。

健康

食事の前後や排泄の後などに、保育者が声をかけなくも手洗いを忘れずに行い、椅子をしまったり、スリッパを整えたりもできるようになってきた。

お気に入りの服を着て登園することで気分が高揚し、シャツがでていないか身だしなみを気にしたり、衣服を汚さないように袖をまくっったりする姿があった。一日中汚さず過ごせる日も多くなってきて誇らしげにしている。

睡眠

集中力を持って手先を使った遊びをしたり、伸び伸びと体を動かして遊んだりできることで、ぐっすりとよく眠っていた。毎日の入眠・起床のリズムも一定で、起床直後の機嫌もとても良く、トイレを済ませるとすぐにパズルをするなど、おやつまでの時間を落ち着いて過ごすことができていた。

身体発達

体力がつき、また、歩くことがとても速くなり、運動公園まで出かけてもたっぷりと身体を動かして遊ぶ時間ができ、また、行きと同様に軽快に歩いて帰ってくることができるようになった。

指先もますます器用に動かせるようになり、ひな人形の製作では、折り紙をちぎる・のりをつける・紙コップに貼る作業を一人で行っていた。難しい底の脚部分も、折り曲げながらとても丁寧に仕上げることができていた。

情緒

午前中は無口なことが多かった子が、登園時から明るく元気に友だちとのおしゃべりを楽しむようになった。先頭に立って遊びを引っ張ってくれたり、小さな友だちも仲間に入れてくれたりと頼もしい姿が多く見られた。

降園時、保育者や友だちに対して、自分から「バイバイ」「また明日遊ぼうね」などと挨拶をして帰るようになった。

言葉

「先生、今日何して遊ぶ?」「○○ちゃんは、△△したいなぁ」などと、予定を尋ね、自分の要望を伝えることが日課のようになってきた。友だちに対しても「○○しようよ!」と自分の思いを伝えたり、相手の話に耳を傾けたりする姿が見られた。その一方で、先月後半から、少しずつ長いお話を楽しむ姿が見られはじめたと思っていたが、また以前のように興味がなくなってきた。絵本や紙芝居が始まるとトイレに行ったり、離れて玩具で遊び始めたりする姿がある。…

2歳こぐま組2022年度1月のまとめ

食事

年末年始休み中の食生活や保育者に甘えたい気持ちが影響して、野菜を食べることを拒んだり、”食べさせてほしい”と待っていたりする姿があった。絵本や紙芝居を通して野菜の持つ力や病気に負けない身体づくりについて伝えたり、「残りは一人でも食べられるかな?」などと、援助しつつ自分も食べてみようとする気持ちになるよう促したりしていった。後半に箸を使い始めると、とても喜び苦手な物でも箸を使って食べてみようとする意欲的な姿が見られた。

排泄

降園時に「明日はお姉さんパンツで来てね」などと声をかけたり、家庭の協力を仰いだりして日中の紙パンツを完全に卒業できるようにしていった。「すごいね!かっこいいね!」「サラサラしていて気持ちいいでしょう?」などと、意欲的な姿を褒めたり、布パンツで過ごす心地良さを感じられるようにしたりしていった。「おしっこに行きたい」と教えてくれるようになり、午睡時も失敗なく過ごせていた。

健康

服装を整えたり、脱いだ靴や上着を自分の場所にしまったりと、身だしなみや整理整頓を意識する姿が見られた。ただ、早く何かをしたい、友だちに遅れをとりたくないなどと焦っている時には、脱いだ服やズボンをひっくり返したままで置いていこうとすることもあったので、「〇〇ちゃんのこと待ってるから大丈夫だよ」などと伝え、安心して丁寧に始末できるようにしていった。

睡眠

体力がついてきて段々と午睡時間が短くなってきた。一人寝もできるが、スキンシップをとねだることもあった。思いを受け止めて優しく背中をさすると、すぐに安心して入眠していた。1時間から1時間半ほどで機嫌よく目覚め、自分で布団をたたんだり、押し入れまで運んだりしてくれる。睡眠の質もよく、うなされたり、何度も目覚めたりする様子も見られなかった。

身体発達

記録的な大雪となったため思い切り雪遊びを楽しむとはならなかったが、タライに入れて持ち入り保育室内で触れて遊んだ。色水も使い、お気に入りの色が雪を染める様子を楽しんだり、上に置いた雪玉が色水を吸い上げていく様子を観察したりして楽しんだ。マス目へのシール貼りや鬼の面を作りなど、指先を使う遊びもじっくりと楽しみながら取り組んでいた。

情緒

言葉の発達に伴い、自分の思いを伝えたり、友だちの思いに耳を傾けようとしたりする姿が見られるようになった。玩具や場所に固執してトラブルになりそうな時にも、「〇〇ちゃんも使いたいんだって」「一緒にしたいんじゃないかな?」などと仲立ちすると、受け入れることができていた。うさぎ組の友だちも誘って輪になって、「なべなべ底抜け」を楽しむ微笑ましい姿も見られた。

言葉

ますます言葉が発達し、「〇〇ちゃんちには□□があるよ」「△△ちゃんちには××がある!」などと散歩中に見かけた物や保育者との会話に出た物に関連した物の話をして盛り上がったり、「待ってる間、一緒に〇〇しようよ」と友だちを誘ったりする姿が見られた。「あぶくたった」や「なべなべ底抜け」の歌を一緒に歌って楽しむ場面も多く見られた。…

2歳こぐま組2022年度12月のまとめ

食事

ジャガイモやラディッシュの収穫体験を通して、食べ物への興味・関心が膨らむようにしていった。給食室と連携を図り、収穫した野菜を使ったスープやカレーライスを提供すると「入ってるかな?」「可愛かったよね」などと会話を楽しみながら嬉しそうに頬張る姿が見られた。まだまだ甘えたい気持ちが強く”食べさせて”と援助を待ったり、そんな友だちの姿を見て真似たりしていた。気持ちを受け止め、楽しい時間になるようにゆったりと丁寧に関っていった。

排泄

家庭の都合で欠席が続く子があり、「紙パンツがいい」と言ったり、トイレに行かず紙パンツに排泄したりしていた。寒い時期でもあり、外出先では細目にトイレに向かうことが難しくトイレトレーニングを休んでいたようだ。本人の意思を尊重して短時間になったとしても”はきたい”という気持ちの時に布パンツに着替えたり、「〇〇ちゃんと一緒に行こうか?」などと誘ったりしていった。

健康

上着のファスナーやボタンの開閉が自分でできたり、5本指の手袋をはめることができたりと身支度を一人でできるようになった。また、排泄後に肌シャツをズボンにしまったり、服の裾を整えたりも意識して行っていた。素材やサイズによっては手間取う姿もあったが、時間に余裕をもって活動の準備を行い、自分でやってみようとする意欲を大切に見守り、援助を申し出たときにそっと手を添えていくようにしていった。

睡眠

咳や鼻水の症状が続き服薬をしていたので、十分に体を休めることができるよう落ち着いた雰囲気を作ったり、空調管理を行ったりして環境を整えていった。なかなか寝つけない時には、優しく背中をさすったり、手足をマッサージしたりして体をほぐして入眠を促していった。

身体発達

天候が悪い日が続いたので、保育室内でも十分に体を動かせるようダンスや真似っこ遊びをして楽しんだ。片足立ちやジャンプ、開脚前屈などいろいろなポーズを維持できるようになってきた。雪遊びでは、保育者を真似て雪玉を作ったり、それを重ねて雪だるまを作ったりして楽しんでいた。自分のイメージ通りに身体を動かしたり、物を形作れるようになってきた。

情緒

1名が欠席しがちだったことで、年下の友だちと過ごすことが多くなった子がいたが、先頭に立って遊びを進めたり、保育者との会話を楽しんだりと伸び伸びと過ごしていた。欠席の多い子は登園も遅く、遊びの輪に入れず戸惑う様子が見られたので、早めの登園をお願いしたり、仲立ちとなったりしていった。

言葉

誕生会やクリスマス会などの行事を喜び、保育者と一緒に歌や手遊びを楽しんでいた。落ち着いた環境の中では、自分の思いを言葉で伝えることがスムーズにできるようになり、誕生児に「〇〇ちゃん、おめでとう」と声をかけたり、サンタクロースに「〇〇をお願いしたの」と教えてくれたりしていた。しかし、遊びに夢中になると無言で場所や玩具を取ろうとする姿がまだ多く見られたので、やりとりを側で見守りながら仲立ちとなっていった。…

2歳こぐま組2022年度11月のまとめ

食事

絵本やエプロンシアターを通して、野菜やいろいろな食材を好き嫌いなく食べる大切さを伝えていったが、苦手意識が強く、自分では食べようとしないで保育者の援助を待つ姿が非常に多く見られた。甘えたい気持ちも受け止めつつ、「次は自分で食べられるかな?」「集まれしてあげるから、ピカピカにしようか?」などと、自分で食べることも促すような声かけをしていった。また、野菜の種まきを行い毎日観察を行って興味・関心が深まるようにしていった。

排泄

遊びの最中でも、自分から「トイレ、行きたい」と保育者に知らせてくれるようになってきた。日によって意欲的だったり、紙パンツをはきたがったりと揺れる情緒に付き合い、褒めたり、励ましたりしながら見守っていった。

完全に自立し、自分からトイレに行き、午睡時も尿意を感じて目覚めるなど失敗なく過ごす子もあった。意欲的な姿を伝え、家庭と成長を伝え合い喜び合い、またその思いを子ども自身に伝えて自信へと繋げていった。

健康

衣服の汚れに自分で気づいて着替えたり、丁寧に手洗いをしたりと、清潔を保つことを意識していた。また、食事の後に椅子をテーブルの下にしまう、トイレのスリッパを整えるなど、進んで身の回りのことをできるようになってきた。

気候が良く過ごしやすかったことから大きく体調を崩す子はいなかったが、県内で新型コロナウィルス感染症が再流行したため、いつもと違う様子がないかしっかりと視診を行っていった。

睡眠

身体が発達し、しっかりと体力がついてきたため、以前よりも午睡時間は短くなってきたが、すっきりとした表情で機嫌よく目覚めていた。家庭での生活リズムを把握して、一人一人のリズムで午睡ができるようにしていった。

身体発達

友だちと手を繋いで、相手のペースを合わせたり、交通ルールを意識したりしながら歩くことが少しずつ上手にできるようになってきた。

脚を交差させながら階段を登れるようになったり、盛土の斜面を手で支えずに登れるようになったりと、下半身の筋力・バランス感覚が発達してきた。それにより、路面につま先が引っかかっても転倒することがほとんどなくなった。

情緒

いろいろなことが一人でできるようになって自信がついてきたことで、今まで気が合って頼っていた友だちをライバル視して何かと張り合おうとする姿が見られれた。「張り切ってるね」などと、やってみようとする意欲的な姿を認めながら、友だちと一緒にする楽しさが味わえるように仲立ちとなっていった。

言葉

長い話の絵本や紙芝居を最後まで集中して楽しんだり、「〇〇ちゃん(自分)がしてあげる」「△△ちゃん、かわいい」などと思いを言葉で伝えたりできるようになってきた。玩具や気に入った場所の取り合いになることもあるが、子どもたち同士で誘い合ってごっこ遊びを楽しむ姿が多く見られている。子ども同士のやりとりを大切にし、必要に応じてお互いの思いを代弁して仲立ちとなれるよう側で遊びを見守っていった。…

2歳こぐま組2022年度10月のまとめ

食事

テラスで芋掘り体験をしたり、収穫した芋を使った手作りおやつを食べたりして、実りの秋を楽しみながら食べることへの興味・関心を深めていった。

甘えたい気持ちが強く、「いらない」と言って保育者の気を引こうとしたり、隣に座るまで食べ始めなかったりしていたが、思いを受け止めゆったりと関わっていくと完食していた。

排泄

一進一退しながらも、布パンツを履くことが誇らしい様子が伺える。しっかりと排尿間隔が空き、トイレに行くことに意欲的な1名は、家庭と連携を図って布パンツで午睡することにした。まだまだ声かけは必要だが、失敗なく過ごすことができている。

健康

手洗いに行く習慣はついてきたが、すぐに洗い終えたり、濡れた手をよく拭わなかったりと、慣れや次の活動に早く行きたい気持ちからいい加減にすませようとする姿が見られた。その都度、手洗いをする大切さや、焦らなくても待っている安心を感じられるような声かけをしていった。

少しずつ風が冷たくなり、外出時に上着を羽織る機会が増え、着脱することはもちろん、ファスナーの開閉が一人でできるようになった。

睡眠

睡眠リズムが整ってきて、毎日同じような時間に入眠し起床していた。給食が終わると進んで布団に入り、今日の遊びを振り返って保育者とおしゃべりをしたり、静かにくつろいだりと思い思いに過ごしながら眠りについている。鼻水・鼻づまり等の症状で熟睡できていない時には、保護者の方に伝えて夜間の睡眠の様子も気にかけていただくようお願いしていった。

身体発達

新しい散歩コースを喜んで、張りきって子ども同士で手を繋いであるいていた。長い坂道も目に映る景色を一緒に楽しみながら進み、「あ、〇〇だ!」と見つけたものを伝え合っていた。

手先も器用になり、ドングリタワー作りでは、うさぎ組の友だちが貼り付けた物の隙間を埋めるように貼ってくれていた。粘土遊びでは、ヘビを作ったり、型抜きをしたりといろいろな形を一人で表現できるようになってきた。

情緒

食事や排泄の場面で保育者に甘えることはあったが、以前のように一対一で遊び相手をするよう求めることはなくなってきた。周りの友だちの様子を見る余裕も生まれ、年下の友だちを気遣って手を伸ばしたり、困っている様子を保育者に教えてくれたりしていた。

言葉

絵本や紙芝居を喜び、長い話を最後まで、また「もう一回(一つ)読んで」と言って何冊もじっくりと見聞きする姿が見られるようになった。主人公の行動を自分に置き換えて「○〇ちゃんはするよ(しないよ)」などと話したり、次の場面を予想して話してくれたりしている。季節に合ったも物や子どもたちの興味・関心がある物を選んで、楽しみながら、話すこと・聴くことへの興味・関心が深まるようにしていった。…