2歳こぐま組2022年度6月のまとめ

食事

肘掛けの無い椅子に座って食べるようになった。苦手なものがあると指でつまんで取り出す仕草をすることもあるが、おかずにはフォーク、ごはんや汁ものにはスプーンと使い分けをしながら楽しそうに食べている。また、遠くにある物を無理して取るのではなく、器の位置を入れ替えたり、すくう際にひっくり返らないよう器に手を添えたりが自然とできるようになってきた。意欲的な姿をしっかりと褒めて、楽しく味わって食べられるように促していった。

排泄

月齢の大きい子の排泄が自立した。自信に満ちていて、何度もトイレに行きたくなどの不安行動も解消された。月齢の小さい子も、園では布パンツで過ごすようになった。本人からの発信はまだ無いが、排尿間隔がしっかり空いて、声をかけると喜んで向かうため失敗はほとんどない。友だちと一緒だとつい嬉しくて、トイレットペーパーを無駄遣いしたり、手洗い場で水遊びをしたりもするが、まずはトイレに向かう意欲的な姿をしっかりと褒めることで次へと繋げていった。

健康

暑さや遊びに合わせて着替える機会が増えたことで、衣服の脱着を一人でできるようになってきた。裏表にひっくり返ったり、後ろ前がわかりにくかったりした時には手を添えたり、「こっちが前だよ」と伝えたりしながら、ゆったりとした気持ちで見守り、「できたね!」「さすがだね!」などと、できた時の喜びに共感していった。

睡眠

適度な運動遊びや、手先を使った集中力のいる遊びなどをいろいろと取り入れて、心身ともに満ち足りた気持ちで布団に迎えるようにしていった。それでも“一人寝ができるけど、背中を撫でて欲しい”という甘えたい気持ちを感じた時には、しっかりと受け止めて子守唄を歌ったり、優しく背中を撫でていった。

身体発達

お花紙であじさいの花を、紙皿や点シール、水性ペンを用いてかたつむりを作りながら、小さく丸める、剥離紙やシールを剥がす・貼る、ペンを握るなどの手先を使う遊びを楽しんでいった。完成すると「かわいい」「○○ちゃんがした

」と嬉しそうに話す姿が見られたので、玄関の壁面に飾り、保護者の方と一緒に成長を喜び合えるようにしていった。

情緒

母親が産前休暇に入ったことで毎週のように連休をしたり、登園時間が遅くなったりして情緒が不安定になる子があった。「お友だちが待ってるよ」「明日は○○遊びをするから、早く来て先生のお手伝いしてね」などと、登園が楽しみになるような声かけをしていった。不安な気持ちや戸惑いをしっかりと受け止めて、それらを払拭できるような楽しい遊びを取り入れていった。

言葉

以前は全く興味を示さなかった絵本や紙芝居を見たり聞いたりするようになり、「これはなあに?」「○○はどれ?」などとクイズを出すと、嬉しそうに答えてくれるようになった。うさぎ組やりす組の友だちに「○○ちゃん、ちゃんちゃん(座って)」と声をかけて遊びに誘ったり、「○○ちゃん、いないねぇ」と休んでいることを気にかけたりしていた。思いが言葉で伝わる楽しさが味わえるよう、一言一言に丁寧に応答して会話を育んでいった。

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