5歳ひまわり組2021年度3月のまとめ

健康

生活リズムが変わったことにも慣れてきて、一日を通し安定して過ごせるようになってきた。自分のハンカチとティッシュを活用することにも慣れ、戸外で手を洗った時や鼻が出た時に活用にしていた。また、就学に向け、生活の流れの中で時間や決まりを意識して行動したり、ふさわしい態度とは何か考えたりするようになってきた。今は何をすべきか、次は何をすべきかなどを自分で気付けるようにし、見通しをもって行動できるよう促していった。

人間関係

卒園に向けての活動の中で、友だちと過ごす園生活が残り少ないことに気づき、どう過ごしたいか話し合った。互いの意見や思いに違いがあり、ぶつかることはあっても、そこで喧嘩をして終わってしまうのと、どうしたらお互い気持ちよく遊べるかを考えて一緒に遊ぶのと、どちらがいいか考えようと投げかけた。すると、子どもたちなりに自分の考えや思いを話し、自分たちで解決しようとする姿も増えていった。話し合いや遊びの中で、お互いの違いを認めながらどう関わっていくかを考えられるようになってきたため、もめごとがあってもあまり深く介入せずに見守るようにした。

環境

室内遊びが充実するよう、ラキューや工作用品などを多く取りそろえるようにした。すると、机上でじっくり構成遊びを楽しめるようになり、落ち着いて過ごせるようになった。カードゲームやボードゲームでも、友だちや保育士と勝ち負けを含めて楽しめるようになった。遊びが広がる中で片付けが追い付かなかったり、あちこちに拠点を置いて遊んだりすることもあったため、どこまでやるか、いつまでに片付けるかなどを明確にして気切りを付けられるようにした。園庭や戸外では、縄やマットを使って遊んだり、自然物を生かした遊びを考えたりするようになり、工夫して遊びを展開していた。

言葉

卒園式に向け、自分が一年生になったら頑張ることや一年間の思い出の言葉を考えていった。自分なりの言葉で表現することを大切にしながら、写真を見ながら思い出したり、会話の中から言葉を引き出したりしていった。また、卒園式はどういうものかを考えながら、卒園児としてどんな風に言ったらかっこいいか、友だちの話を聞く時はどんな態度がふさわしいかを問いかけた。すると、自分や友だちの成長を喜び、見守ってくれた人への感謝の気持ちを伝えるものだということに気づき、堂々と発言できるようになっていった。卒園児の歌もすぐに覚え、心を込めて歌えるようになっていった。

表現

生活発表会が終わり、見てもらうことや褒めてもらうことに喜びを感じるようになった。その気持ちや自信を卒園式にも生かせるよう、言葉や歌を練習していった。卒園式のイメージがわくようにホールでリハーサルをした際には、いつもとは違う厳かな雰囲気を感じ取り、年長らしい態度で臨むことができた。自分の成長を認めてもらうことに喜びと誇りを感じ、卒園式を迎えることができた。卒園制作では、全クラスの誕生日ケーキを作った。クラスカラーや年齢を考えながら友だちと話し合い、工夫しながらケーキを作り上げていた。

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