5歳ひまわり組2021年度11月のまとめ

健康

活動の区切りを時計の針で示したり、活動内容を書き出したりすることで、より1日の流れに見通しをもち、時間を意識して生活できるようになってきた。着脱や食事などでもある程度の目安の時間を決めて声をかけるようにし、時間内で終わらせることができるよう促していった。歯科検診では、歯科衛生士の方に歯磨き指導をしていただき、よく噛むことやしっかり歯を磨くことの大切さを知る事ができた。引き続き感染症予防のための手洗いうがいをきちんと行うとともに、早寝早起きなどの生活リズムを整えることや、様々な食材を食べることも健康な体づくりにつながることを伝えていく。

人間関係

遠足などの行事を通して、友だちと協力したり思い出を共有したりすることに喜びを感じられるようになってきた様子だった。友だちと関わる中で、意思がぶつかり合うことや意見が食い違うこともあるが、互いの思いを伝えあいながら折り合いをつけたり、解決策を考えたりすることもできるようになってきた。ぶつかり合う時には、伝え方やとらえ方によって相手が不快になることもあるということを知り、相手の思いにも気付けるよう仲立ちするようにした。集団で遊ぶことも増えてきたため、ルールや約束事を自分たちで決めて遊びを展開できるよう、保育士が深入りしないようにしながら見守るようにした。

環境

過ごしやすい気候となったため、戸外遊びや散歩の機会を増やし、遠足などの園外行事も楽しむことができた。散歩や遠足では、歩き方や交通ルールを考えられるよう声をかけ、安全に歩くための約束や公共のマナーを守ることの大切さに気づけるよう促していった。室内ではレゴブロックを出して遊べるようにし、小さなパーツが落ちないよう座って遊ぶことや、きちんと所定の場所に戻すことを約束とした。より細かな構成遊びができるようになり、目的をもって協力しながら作ることや、友だちと工夫し合いながら楽しむ様子が見られた。

言葉

話を聞くことの大切さを知り、指示を聞いて行動に移したり、話を聞く時の態度についても考えたりするようになってきた。その中でも話に集中できなかったり、指示がはいらない子もいるため、個別に声をかけるようにした。友だちとの関わりの中では、思いの伝え方やとらえ方で喧嘩になることも多いため、相手の立場や気持ちに気づけるよう仲立ちしつつ、どんな言葉で伝えたらいいかを一緒に考えるようにし、そして、コミュニケーションの中で言葉の選択肢が増えていくよう、保育士も子どもたちと一緒に伝え方や言葉の選び方を考えられるようにしていった。

表現

運動会後から、油性ペンと水彩絵の具で経験画を描く活動をした。今まではクレヨンで描いていたが、油性ペンで描いた絵に色を付けていくことで、より細かなところまで描けるようになってきた。また、想像ではなく経験したことが描けるよう、何があったか、何色だったか、何をして誰がいたかなどを話し、そして、写真を見せることでより鮮明に思い出せるような導入をした。活動後は、友だちと共通の思い出の中でも印象に残ったものや表現の違いを知ることができるよう、見えるところに貼り出して楽しかった思い出を共有できるようにした。

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