健康
進級したことで、新しい環境に戸惑い、トイレが近くなったり、涙したりしてしまう子もいたが、慣れてくると元気に友だちと遊び、いきいきと過ごす姿が見られるようになった。中旬頃になると胃腸炎が流行し、休む子が増えた。より一層の手洗い・うがいの励行をおこない、戸外遊びから帰ってきた際には一人一人丁寧に声をかけ、手洗いを促していった。
人間関係
進級当初は新しい担任や環境に戸惑う様子が見られる子もいたが、日々の生活や遊びの中で親しむうちに、笑顔で伸び伸びと過ごせるようになっていった。新しい玩具に興味を示し、ままごと遊びやブロックなどの構成遊びなど集中して遊ぶ姿が見られた。同じ遊びを通して、近くにいる友だちと関わって遊び関係を築いている姿も多く見られた。
環境
5月の子どもの日に向けてこいのぼりの歌をうたったり、制作をするなど季節の行事への興味や関心を深めた。散歩に出た際に飾ってあったこいのぼりを見て、「大きいこいのぼりはお父さんなんだよね。」と歌詞を思い出して、友だちと共有する姿が見られてた。戸外ではダンゴ虫や幼虫を見つけ、観察や触ってみることで、「なんの虫だろうね。」と興味を示していた。また、公園に植えてある花の種を見て、「どんな花が咲くのかな。」と想像を膨らませる姿があった。戸外に多く出かけることで、身近な動植物と触れ合う機会を多く取り入れることができた。
言葉
日々の生活の中で、絵本や紙芝居に触れる機会を多く取り入れていったことで、たくさんの物語に親しむことができた。友だちとの関わりの中で、語気が強くなってしまう姿が見られたので、優しい言い回しができるようその場で伝えるようにしていった。まだ言葉でうまく説明することが難しい子には、寄り添いながら思いを聞いて代弁したり、一緒に伝えながら仲立ちをした。
表現
こいのぼり制作では、ペンで思い思いに模様を描き、こいのぼりを表現した。「ここはぐるぐるって丸を描いたよ。」「好きな色にしたんだ!」と楽しんで描き、自分なりの表現を楽しむ姿が見られた。初めての「英語で遊ぼう」に参加した際には、英語の曲に合わせて体を動かしたり、英語の先生の動きを真似して、ジェスチャーで言葉を表現したりして、楽しむことができた。