0歳たんぽぽ組2024年度7月のまとめ

健康

乳児クラスで夏の感染症が流行し、発熱や発疹が伴い休む子が多く、後半は全員そろう日が少なかった。休み明けには家庭での様子を聞きながら、一人一人の体調に合わせて活動を考えて進めていった。1歳児クラスと合同で玄関にて水遊びを行い、毎日行う中で少しずつ慣れてきて段々と積極的に遊ぶ姿が見られ、タライに手を伸ばして水面を叩き水しぶきをあげることを楽しんだり、上からじょうろで水を流すと手を伸ばして喜ぶ姿が見られた。水遊び活動を経て、水の感触や心地よさを十分に楽しむことができた。また水遊びの中で、氷や泡遊びなど、感触を使った遊びを取り入れている。今後、寒天など乳児に適した感触遊びをたくさん取り入れていきたいと思う。食事では、自分で食べやすいように小皿に食べ物をのせてあげると摘んで食べたり、スプーンを持って食べる仕草をする様子が見られた。また“おいしいね”という様に、友だちとニコニコ顔を見合わせ、食事の時間を楽しんでいる。

環境

水遊び後に室内で、滑り台やトンネル、マットでお山を作ったり、階段の上り下りを行い、体を動かせる環境を作った。階段上りを初めて行う日は1人ずつ順番にし、後ろに保育士がついて安全に十分気を付けて行った。半分の子は手をついて上手に登れることができていた。また一人歩行や一人立ちができる子が増えたので廊下に出て、手を繋いで歩く練習をしたり、別のクラスに行き、異年齢交流をしたりと場所や環境を変えて過ごせるようにした。戸外に出れない夏の時期も、体を動かせるように工夫していく。

人間関係

少しずつ友だちに興味がでてきて、友だちが遊んでいるところに近寄っていき、顔や足を触ったり、頭を“よしよし”となでる姿が見られた。お迎えとなり帰る友だちに向かって、“ばいばい”と手を振って見送ったり、持っている玩具を渡そうとする姿もあった。加減がわからず、髪を引っ張ってしまったり、強く握ってしまうこともあるので、すぐに止めれるように傍で見守るように関わっていった。

言葉

食事の時に保育士等が「いただきます」「ごちそうさま」と手を合わせると真似をして、一緒に手を合わせる仕草が見られた。高月齢児は言葉を投げかけると、何となく言葉が通じているような様子が見られ「手を洗おうね」「ご飯食べようね」など、生活の中で必要な行動や子どもの行動を言葉にして話しかけるようにした。また「ワンワン」や「ママ」などの一語文が出てきた。

表現

保育士等が『むすんでひらいて』や『とんとんとんとんひげじいさん』などの手遊び歌を歌うと、手をグーパーして真似したり、音楽を流すと体を揺らしたりして、リズムに合わせて体を動かす姿が見られた。またブロックやカップ同士を叩き合わせて音を鳴らすことも楽しんでいる。制作では容器に綿とガーゼを丸めて作った、たんぽに始めて挑戦し、画用紙にポンポンと色を付けてひまわりの花を作った。たんぽを手に持たせると、すぐに手を離す子もいたが、ほとんどの子は興味を持って上手にポンポンする姿が見られた。また足形を葉っぱに見立てて作り「上手にペッタンできたね。」と伝えると満足そうな表情をしていた。

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