健康
戸外に行くための準備を覚え「お散歩に行こう」と子どもたちに声をかけると、保育士等と一緒に自分のマークから靴下入れや帽子を手に取ると履こうとしたり被とうとする姿が見られた。また、散歩から帰り部屋の水道に向かうと、泡石鹸を出そうとしたり洗った後にペーパータオルを渡すと自分で手を拭こうとする姿も見られた。積み重ねから生活の流れが身についているように思う。着替えでも、少しずつ服を着せようとすると自分で服に手を入れるなどの姿も見られた。食事では全員が食具を使って上手に食べられるようになり、最近は食べ物をこぼすのも量も少なくなったことから安心してそばで見守れるようになった。
人間関係
友だちへの興味が増し、戸外での水分補給の際には紙コップを持って「(かん)ぱーい」と保育士等や友だちと乾杯することを楽しむ姿が見られた。また傍に近づき友達に抱きついたり、友達が泣いていると頭を“よしよし”となでる様子が見られ、また同じ玩具で遊ぼうとする様子も見られた。物の取り合いや突然叩いたり服や体を引っ張ることからトラブルは引き続き見られたが、保育士の言葉かけで叩くのが止まったり手が出る姿が少し減ってきたように思う。
環境
活動に動くようになり、興味ある所へトコトコと歩いて探索している姿が見られた。戸外では公園の築山の上り下り手をつかずに何度も繰り返したり、道路の段差のところを敢えて通ったりと歩く楽しさを感じている姿が多くあった。室内では手先を使った遊びに興味を持ち始め、型はめやストローを穴に入れる玩具に夢中になって遊ぶ姿が見られた。型はめ遊びは最初難しかった子も繰り返す中でできるようになり、手を叩いて喜ぶ様子も見られた。また室内の棚に置く玩具を見直し、月齢や興味にあった玩具を置き、適宜子どもたちに合わせて変えるようにする。
言葉
散歩のときに「ワンワン」「(はっ)ぱ」など覚えた単語を繰り返し言う姿が見られた。思いや欲求を喃語で気持ちを伝えようとする姿も出てきて、「いやだったのね」「○○したかったのかな?」と言葉で代弁し、安心して気持ちを表現できるように受け止めた。“読んで”とお気に入りの絵本を持ってきて保育士等の膝にちょこんと座る姿も見られた。食事の時に、「おいしいね」と保育士等が語りかけると、「おいしいね」「うんうん」と言ったり頬に手を当て、“おいしい”ポーズをよくしていた。言葉や気持ちを伝え合う姿が多くあった。
表現
寒さが訪れたことで公園や散歩中に落ち葉が見られるようになり見つけると、保育士等と一緒に落ち葉を踏んで感触を楽しんだり手いっぱい集めて舞い上げてひらひら落ちる光景を楽しむなど自然を感じで遊ぶことができた。制作はみのむし制作をし、みのむしの蓑を思い浮かべ、茶色・おうど色・はだ色の3枚の折り紙をそれぞれ子どもたちにちぎってもらい、顔をつけて作った。これまで室内遊びで、新聞ちぎりから紙ちぎりまでたくさん遊んできたこともあり、お手本で折り紙をちぎって見せると早くやりたそうにしていた。ちぎりやすいように折り紙の端っこに少し切れ目を入れてあげると上手にちぎることができていた。ビリっと思い切り切れるのが楽しいようで、切れるたびに手をパチパチする姿も見られた。完成すると部屋の中にある木に飾り、気づいた子どもたちは指さして嬉しそうにしている姿が見られた。