健康
気温がぐんと上がり、上着を着なくても快適に過ごせる気候の日が多かった。散歩の道で桜や梅の木に花が咲いていて、景色が春の様子になっていくのを楽しめた。朝晩と日中の気温差が大きいこともあり、後半に鼻水や咳が出ている子がいた。「はな」と鼻水が出ていることに気づき知らせてくれる姿が見られた。進級に向け、少しずつ身のまわりのことに興味が持てるよう関わっていき、今ではみんながズボンの着脱など、意欲的にできることを進んで行っている。
人間関係
一段とクラスの友だちへの意識が強まり、そばに行って一緒に遊ぶことを楽しんだり、友だちが泣いているとティッシュを持っていき、涙を拭いてあげる様子も見られた。そして、友だちの物をわかっているので、気づくとその子に渡しにいく姿や、保育園をお休みした子がいると「○○ちゃん」「いないね」と話をしている様子がみられた。また、友だちが使っている物に興味を持ち、取り合うケンカも多くなってきたため、状況を見て、「○○ちゃん使っていたね」と優しく伝え、他の同じおもちゃを渡して満足できるように関わっている。
環境
散歩先の公園で見つけたアリやハトを楽しそうに追いかけたり、咲いている花を「きれいね~」と眺めていて、植物や動物に興味を持っている様子が見られた。暖かくなってきて、まだ行ったことない新しい公園にも行った。体も大きくなり、乳児用の遊具や芝生のお山などにも果敢に挑戦し、活発に体を動かして遊ぶ姿が見られた。
言葉
保育士の声をよく聴いていて、言葉を真似たり、「かして」「ちょうだい」などの要求語、「どうぞ」「ありがとう」と相手を気持ちよくさせる言葉を自然と出る姿が増えてきた。絵本を読んだり、体験したことを覚えていて、出てくるキャラクターを「こわいね」と言う姿も見られた。特に高月齢時は、言葉でのやりとりが増えてきたため、「今〇〇だよ」と子どもの気持ちを言葉で伝えたり、子ども同士のやりとりを大事にして見守っていくように関わっていった。
表現
手先が発達し、シール貼りや型はめパズルが一人でできる子が増えてきた。そのため制作でシール貼りを取り入れ、ちょうちょを作ったり、夕方の室内遊びでも行えるようにした。童謡では「あたま・かた・ひざぽん」「おおきなくりのきのしたで」「ぱんだ・うさぎ・こあら」をやるとみんなが真似をして行う姿が見られた。