健康
その日の天候や気温により、戸外に出る時間を調整し、無理のない外遊びができるようにした。寒い日でも元気に身体を動かして遊び、戸外から帰った時は、手洗い・うがいを行う。子ども達と一緒に行い、習慣になるよう声掛けをしていった。寒さと体調不良で鼻汁を流したり、咳をしたりする子どもは増えたが、大きく崩すことはなかった。
表現
好きな歌を歌ったり、役になりきったりして遊ぶ姿がみられる。好きな曲が流れると嬉しそうに音楽に合わせて身体を動かす姿がみられた。制作では自分がしたいこと(イメージ)を保育士に伝えたり、必要な物を自分でそろえて楽しんだりする姿がみられた。
人間関係
友達との関わりが増え、「鬼ごっこ」「氷鬼」「はないちもんめ」等、簡単なルールのある遊びを楽しむ。特定の友達だけでなく、いろいろな友達と関わるようになり輪が広がってきた。グループ分けをする時に帽子の色を変えるなど、子ども達でルールを決めるようになってきた。2歳児に優しく声をかけ、年上らしくふるまう姿もみられた。
環境
子ども達の創作意欲を大切にし、常に紙やテープ、のり、廃材等を用意しておいた。切ったり貼ったり組み合わせたりして、思い思いの制作をすることにより、ますます発想が広がっている様子である。使ったものを元の場所に片付けることやゴミを所定の場所に捨てることができるよう声をかけた。
言葉
文字や言葉に興味を持ち、絵本の字をたどって読んだり、覚えた言葉を繰り返し言ったりする子もみられる。「あいうえお表」を見ながら、自分や友達の名前を指さし声にだして読む子もいる。しりとりやクイズ遊びを、子ども同士でする姿がみられた。食事の時間や外に出る時間などを、時計を使って伝えていくうちに数字にも興味を示し始めた。
食育
ほうれん草、カブをプランターで育てているがなかなか大きくならず、心配する子どもの姿もみられる。食事では、配膳の手伝いをしたい子どもが増え、自分のコップや食器を運び(主食・副食・副菜・汁物・お茶を揃えて)「いただきます」の挨拶をするようになった。食べ終わった食器も片付けるようになってきた。…
健康
咳や鼻汁が出ている子どもが多くなってきた。戸外から戻ったら、手洗い・うがいをするように促し、保育士も進んで行う。衛生面への関心が出てきて、自分たちで手洗いの表を見ながら洗うようになった。日中気温が上がってくると自分で上着を脱ぐ等、衣服の調節をする姿がみられるようになった。
表現
散歩先で拾ったドングリを空き容器に入れてマラカス作りをした。ドングリの個数や容器の形・大きさによって音が違うことに気が付き、様々な音色を楽しんだ。容器の周りにカラーテープを貼り、模様を付けるなど工夫して作っていた。マラカスを使って簡単な曲に合わせリズミカルに演奏した。
人間関係
遊びの中で友だちとの関わりを持ち始め、氷鬼やだるまさんがころんだ等簡単なルールのある遊びをするようになった。思いが伝わらない時は、泣いたり怒ったりし感情を表すこともみられた。保育士が間に入り、気持ちを伝えると納得したり落ち着いたりする。
環境
散歩先で落ち葉や木のみを見つけ、触ったり大きさを比べたりして遊んだり、落ち葉を踏むときの音を楽しんだりして遊んだ。風に吹かれて落ちてくる葉をキャッチして喜ぶ姿もみられた。この季節ならではの自然に触れ遊ぶことができた。
言葉
友だち同士で遊ぶ時間も増え、日常的な会話も多くなってきた。簡単なゲームのルールは分かり、言葉でのやり取りも楽しんでいる。自分の気持ちも大分伝えられるようになってきた。互いの思いや気持ちが通じると、とても嬉しそうな表情をしている。言葉が足りないこともみられるが、保育士が見守り、気持ちを言葉にして補っていくようにした。
食育
園庭に出るたびプランターの様子を見て、野菜の生長を観察している。気が付いた子どもが水やりをしている。冬野菜(ほうれん草とかぶ)を種から植えて、早く芽が出ますようにと手を合わせている子や落ち葉やゴミなどを取り除いて綺麗にしてくれる子がおり、皆で収穫を楽しみにしている。…
健康
気温に合わせて衣類の調節をし、戸外で体を動かして遊んだ。こまめに水分を補給し健康に過ごせるようにした。季節の変わり目めで体調を崩してしまう子もいるので、体調管理をしっかりと行うようにした。自分から鼻汁を拭こうとする姿がみられるので、衛生面に配慮しながら、しっかりとかめるようにしていった。
表現
ピアノやCDの音楽に合わせて踊ったり、リズムをすることを楽しんだりした。運動会で行ったリズムや遊戯の曲を歌いながら踊る姿が常にみられた。散歩で採取した木の実と廃材の空き箱を使って、音のでる楽器(どんぐりのマラカス)を作った。どんぐりの量を変え音の変化を楽しみ、好きな音を探して遊んだ。
人間関係
簡単なルールのある遊びを取り入れ、色オニ、氷オニなどを保育者と一緒に楽しんだ。オニを決める時のルールが浸透していて、「オニ決め~オニ決め~」とリズムに合わせてオニを決めている。友達との遊びの中で少しずつ自分の気持ちを伝えたり、伝えようとしたりする姿がでてきた。
環境
秋の自然を感じながら散歩に出かけ、落ち葉やどんぐり拾いをする。自作のカバンを掛けて出かけた。木の実には、色々な大きさや形があることが分かり、数を数えてカバンの中に集めて楽しんでいた。秋の果物(柿、りんご、椎茸、なし)に触れる機会を作り、色やにおいなどに興味を持つことができた。
言葉
保育士に自分の要求や困ったことを言葉で伝えられるようにしていった。ごっこ遊びやままごと遊びで友達と言葉でのやりとりを楽しむことができた。仲間意識と領域の意識が芽生え、自分がしている遊びに友達が入ってくる時は、「いれて」というルールを決めるようになった。言葉でのやりとりが上手になってきた。
食育
季節の野菜(カブとほうれん草)をプランターで育て、大きくなるのを楽しみに待っている。たまねぎの皮むきの体験をした。根、葉の部分を絵本で見たり、実際に触って感触やにおいや色を確かめたりした。…
健康
運動会に向けてかけっこやリズム・お遊戯、平均台やマットを使った遊びを取り入れ、思いきり身体を動かすことを楽しんだ。下旬頃になると、季節の変わり目から咳や鼻水などの症状が見られる子どもが増えてきたので子どもの体調の変化に気をつけるようにした。
看護師による手洗い指導も取り入れた。
表現
阿波踊りに興味を持っていることもあり、ちょうちんや笛、うちわを作りたいと提案する子どももいたので、その気持ちを大切にし必要な材料を用意した。自分で考え、はさみやセロテープ、のりを使用して作り、作ったもので踊る姿がみられた。
人間関係
友だち同士で「氷オニ」や「むっくりくまさん」などの簡単なルールのある遊びを楽しむ姿が見られるようになってきた。遊びの中で自分の思いが伝わらないと、トラブルになることもあった。保育者が一緒に遊びながら、ルールを伝えたり、見守ったりしながら関わっていった。
環境
子ども同士で遊びを楽しむが、気分が高揚し室内を走る姿がみられたので、個々に対応した。遊戯の曲の小道具として、子どもから望遠鏡を作りたいとの提案。紙、セロハンテープ、マジックなどの材料を用意し、自由な発想で望遠鏡が作れるようにした。
言葉
休日の出来事や楽しかった事などを嬉しそうに友だちや保育者に話す姿がみられた。「きのう、○○で会ったよね」など、いつ何をしたかなど具体的に話せるようになってきた。言葉で自分の気持ちを伝えるが、まだうまく伝わらない場面も見られる。子どもの気持ちを言葉に表わしながら色々な言葉で表現できるようにしていく。
食育
育てていた四角豆の実が大きくなり、収穫することや食べることをとても楽しみしていた。また苦手な食べ物も、友だちが頑張って食べている姿に刺激されて自分から食べようとする子どもの姿がみられた。…
健康
気温が高いので熱中症に罹らないように注意し、こまめに水分補給を行うようにした。長いお休みをとる子も多かったので、休み明けなどは、生活リズムを整え、休息や午睡が無理なくとれるようにした。
表現
フィンガーペインティングでは、ダイナミックに絵の具に触れ、伸び伸びと表現遊びを楽しんだ。絵の具に慣れると手のひら全体を使い、机をキャンバスにグルグルと大きく円を描いたり、顔、魚、水玉など様々な絵を描いて楽しんだりしていた。大根や人参の観察画なども色・形など細かく。
人間関係
レストランごっごやままごと遊びなどの「ごっこ遊び」を友だち同士でやることも増え、会話のやりとりも多くなってきた。週1回程度、幼児3クラス合同のリズムをし、年長児の活動を見ながら交流を持つようにした。年長・年中児の動きを良くみている。
環境
水遊び後は室内でゆっくり過ごせるように絵本などを用意しておき、体を休める時間を作るようにした。また、ゴザなどを準備しておき少しでも横になれるようにして休息できる環境を作った。阿波踊りの影響から、日常の表現活動に加えて自然に文化に触れることが出来た。
言葉
休みに中に過ごした事を保育者や友だちに話すようになってきた。友達同士で共感したり、楽しく会話したりする姿もみられた。自分が話したい事が優先になり、友だちの話をさえぎって話そうとする姿がみらるが、語彙数が増えている。阿波踊りの絵本を喜んで見ている。
食育
四角豆の生長を楽しみに観察した。大きくなり、しっかりとした実ができたので収穫し、給食時に味噌汁の中に入れて食べることができた。初めて見る形と味に興味津々であり、普段野菜が苦手な子も味わうことができた。…
健康
気温が高い日が多かったので水分補給をこまめに行った。水遊び後は室内で休息しながら過ごせるようにした。急な熱発など子どもの体調に注意しながら生活した。手足口病が流行し休む子どもが多かった。
表現
ぬり絵やお絵かきに集中して取り組む子どもが多くなってきた。また、色使いも豊かになってきた。単色での絵が減り、クレヨンで人間・動物・花など好きな物を楽しんで描く姿がみられるようになった。体操・遊戯も手足をたくさん使い楽しくんでいる。
人間関係
玩具の取り合い等で、強い口調になってしまうことがあるが、「かして」「いれて」という言葉がでてくるようになってきた。友だちが困っていたら、声を掛けて助けてあげる姿も見られた。異年齢児との交流を持つようにして、一緒に遊ぶ時間を持つようにした。
環境
水遊びでは水の苦手な子どももいるので、二つのグループに分け一人一人が安心して楽しめるようにしていった。水の感触を味わい友達と遊びを共感できるようにした。少しずつ水にもなれ、友達同士で水を掛け合い楽しむ姿も見られた。
言葉
子ども同士での言葉のやりとりが増え、会話が豊富になってきた。自分がして欲しい事や言葉が伝わらない時は、保育者に声をかけている。相手の気持ちに気付けるようにしていくと共に、言葉でのやりとりで遊びが発展できるようにしていきたい。
食育
子どもたちと育てたきゅうりを収穫し、給食やおやつで食べた。自分が育て、収穫したきゅうりを喜んで食べていた。普段は野菜が苦手な子どもも進んで食べようとする姿がみられた。クラス以外の保育士にも食べてもらいたい(分け合いたい)という気持ちが芽生えた。…
健康
園生活にも慣れ、衣服の着脱や排泄、手洗いなどの身の回りのことを自分でしようとする姿が多くみられた。また、お散歩に行く機会を多くし、固定遊具で遊んだり、虫探しなどを楽しんでいた。病気で休む子どもは少ないが、鼻水や咳をする子どもの姿は多かった。
表現
体操やリズムを多く取り入れ、表現する楽しさを味わえるようにしていった。男の子はブロックでいろいろなものを作りそれを見立てて遊んで楽しんでいた。女の子はおままごとなどをして遊んで過ごしていた。
人間関係
友だちに声を掛け一緒に絵本やおままごとをして遊ぶ姿がみられた。また、園庭で虫をみつけると、その子どもの周りに友だちが集まってきて、嬉しさを共有して遊び過ごしていた。玩具の取り合いでトラブルになることはあるが、言葉で伝えるように声を掛けている。
環境
園庭では、気温が高い日には水を使用する子どもの姿がみられた。砂と水を混ぜて感触を楽しんだり、花や野菜に水まきをしていた。靴や靴下まで濡れながらも楽しく遊んでいた。遊んだ後は、着替えたり、足を洗うように促し対応した。
言葉
自分の思いを言葉にして伝えようとする姿が増えてきた。また、強くなる言葉が時折出てくるので、その都度声を掛け、正しい言葉を使えるようにしていった。また、楽しくなりいろいろな言葉が飛び交うようになってきたら、状況に応じて声をかけるようにしている。
食育
小松菜のさや分けを行う。難しいとの声も聞こえたが、みんな上手にわける姿がみられた。友だちがおかわりをしているのをみると、自分もとおかわりをしていた。キュウリやオクラが大きくなったり、大根・人参の芽がでると、とても喜ぶ姿がみられた。…
健康
インフルエンザで欠席する子もいた。また、疲れもでているのか、鼻汁が出る子どもが多かった為、保育者が声をかけ、自分で鼻をかむ・拭くということができていた。
散歩で出掛けた際には帰り道では、疲れて速度が遅くなる子どももいたが、保育者が励ましたり楽しく雰囲気に中で散歩ができるようにした。
表現
リズムや体操を通して体を動かすことや歌を歌うことで、表現することを楽しむ。歌は、歌詞を覚えると、遊びながら口ずさむ姿もみられた。ごっこ遊びでも役になりきりながら歌を歌ったり会話したりして遊ぶ姿がみられた。
人間関係
在園児・入園児ともに友だちの名前を覚え、一緒に遊ぶ姿が見られるようになってきた。玩具の取り合いでトラブルになることも多いが、トラブルになりながらも一緒に遊びたい様子が見受けられた。状況に応じて関わりを見守り、必要に応じて間に入り対応していく。
環境
きゅうりやオクラ・四角豆の苗植え、大根・人参の種まきを体験した。毎日、園庭遊びの時に子どもたちが率先して水やりをする姿が見られた。芽がでると、嬉しそうに保育者や友だちに声を掛けにきて野菜の生長を喜んでいた。また、他のクラスの野菜の状況を見に行く子どももいた。
言葉
保育者や友だちと少しずつ信頼関係を築き、自分の気持ちを言葉で伝えようとする姿がみられた。思うように伝えられず、手がでてしまうこともあるが、保育者が間に入り代弁していった。また、絵本を通じて友だちとお話しながら楽しむ姿があった。
食育
大根・人参の種まき、四角豆・きゅうり・枝豆の苗植えを行った。また、給食の食材のスナップエンドウのさやむきは、子どもたちも興味津々でさやむきをしていた。給食で出ると、さやむきしたことを話しながら食べる姿がみられていた。…
健康
新しい環境に慣れず、登園時に涙が出てしまう姿もあったが、1対1でゆっくり関わり、スキンシップを多く取るようにして信頼関係を築いていった。着替え、朝の支度など身の回りの事を自分でしようとする姿がみられた。
表現
ままごと、プリンセスごっこ遊びではイメージを膨らませ、バンダナやスカートを使って役になりきって遊ぶ姿がみられる。
リズムや体操では保育者も一緒に行い、表現する楽しさを一緒に共感できるようにした。
人間関係
在園児は仲の良い友達と共通の遊びをして楽しんでいる。新入園児は、同じ保育園からきた友達と遊んだり、保育者を介して一緒に遊ぼうとする姿が見られる。また、園庭遊び等で異年齢児での交流があったときは、顔見知りの友達同士で話をしたり、一緒に虫取りやおままごとをして遊び過ごしていた。
環境
戸外で遊ぶ事を楽しみにしており、園庭にでるとアリやバナナ虫、花に興味を持ち、春の自然に触れて遊ぶ姿が見られた。部屋の中では、ブロック・おままごと・カルタ等、コーナーを分けて子どもたちも自分のしたい遊びをして過ごしていた。
言葉
言葉では伝えることが出来ず、涙が出たり、手が出てしまったりなど、仕草で伝えようとする姿が見られた。保育者がしっかりと代弁し、言葉で添えるなどして間に入るようにした。朝の挨拶や、いただきます、ごちそうさま、ありがとう等の言葉が自然と子どもの口から出て伝える姿が見られた。
食育
友だちや保育者と一緒に会話を楽しみながら、食べる姿がみられた。好き嫌いもあるので、盛り付けの量も子ども一人ひとりに配慮しながら行った。また、友だちが野菜おいしいという声を聞くと食べてみようとする様子が見られた。…