健康
体調の良い子が多く、活発に体を動かして遊ぶ姿がよく見られた。運動会のダンスも遊びの中で楽しんで踊る姿がみられる。外遊びやトイレから戻った後、食事の前には石鹸を使用しての手洗いがとても上手になってきた。
人間関係
さまざまな遊びを通して友だちと一緒に行うことで、友だちの遊び方を真似してみたり、アイデアを出し合ってみたりと工夫して遊ぶ姿があった。また、友だちと遊ぶ中で自分の考えと違いがあることを知り、「じゃんけんできめよう」など子どもたちなりに問題を解決しようとする姿が増えていった。
環境
運動会があり、運動会のかけっこ練習では元気に走りきる姿が見られた。ダンスの練習では楽しみながら踊り衣装を着るととってもうれしそうだった。意欲的に参加し期待を持って本番に臨めた。
言葉
片付けの時間などを伝える時に「時計の針が4になったら片付けだよ」など見通しをもてるように行動すると、少しずつ子どもたちも時計の数字への興味が芽生え、子ども同士の会話の中でも「4になったら交換ね」など話す姿が見られた。
表現
自分の気持ちを言葉で表現できるようになり、嫌なことがあっても手を出すのではなく、「やめて」と伝えられるようになってきた。仲良く友だちと一緒に行うおままごとでは、お母さん役や赤ちゃん役などに分かれ、役になりきって楽しむ姿が見られるようになってきた。
食育
自分たちでおかずやごはんを運べるようになり、食べられる量を調節することで完食できる子が増えてきた。おかわりする子も増えていた。苦手な野菜はまったく食べない姿もあったのが、食べている子を褒めたり、「どんな味かな?」と声をかけると「みて!食べられるから」と食べていた。
…
健康
気温の高い日が続き、プールのできない日や入れても短時間の日が続いた。そんな中でも子どもたちが活動の流れを身に付け、着替え、移動、プールへの入水、着替えをスムーズに進めることができるようになった。繰り返し行う中で、自分の持ち物の置き場ややり方を覚え、徐々に自分でもやってみようとする姿が増えた。また活動の中で水の危険性についても話をし、プールで楽しく活動するための約束事を何度も話をした。後半には保育士等が言わなくでも子どもたち自身が気が付き、約束を守る姿があった。
人間関係
給食の時に、自分でスプーンを持っていく、食べ終った空のお皿をトレイまで持っていくなどを子どもたち自身でやってもらうようにした。役割をもらったことを喜んで行う姿があった。子ども同士で遊ぶ姿が増えた。「一緒にカルタしよう」と誘い、遊びの中に入りたい時は「いれて」「いいよ」と子ども同士のやり取りがふえた。
環境
交代で水やりを行い育てたピーマンを使って、初めてのクッキングを行った。餃子の皮を使い、トマトケチャップをスプーンで広げた後、具材を乗せていく。ピーマンを山盛りに盛り付ける子どもたち。内心、食べれるのだろうかと心配したが「おいしい!」「おかわりないの?」と完食していた。クッキング活動をとても楽しみ、意欲的にできた。給食を食べる量も増えてきた。
言葉
子ども同士で電車ごっこやおままごと、カルタ遊びなど誘い合って遊ぶ姿が増えた。「入れてって言って。」「貸してって言ってないのに取った」トラブルがあっても思いを言葉にして伝えようとする姿が出てきた。
表現
プール活動で水鉄砲を使って水遊びをした。植木の木や鉄棒などの遊具を的にして飛ばして遊んだ。「(鉄棒の先にある)のぼり棒まで届いたよ」「屋根まで届いたよ」と思い思いに飛ばして遊んだ。上に向けて遊んでいる子がいて「空に当たったよ!」と嬉しそうに話してくれた。すると、周りの子も「ぼくも空に届いた!」「私も!」と次々と飛ばし合った。…
健康
上旬は外に出られる機会もあったが、中旬から気温が高く外遊びができない日が多かった。
水分補給の声かけを定期的にすることによって熱中症になることなく過ごすことができた。
外遊び後はシャワーをして体を清潔にする心地よさを感じられるようにした。
人間関係
それぞれ気の合う友だちができ、自由に遊んでいるときは気の合う仲間と遊ぶ姿が見られるようになってきた。
その分トラブルも出てくるが、自分の気持ちを伝えるように声をかけると保育者が仲介しなくても自分たちで解決できることが増えた。
環境
戸外に出ると虫探しに夢中になり、季節ならではのせみのぬけがらをたくさん探して友だちにあげたり家に持って帰ったりしていた。
今まで遊んでいたものとは別の種類のブロックへと遊びが変化して、イメージも膨らみ、より大きなものを作るようになってきた。ままごとでは、テーブルいっぱいに料理を並べてパーティーと言って遊んでいる。
言葉
会話を楽しむ中で気を許していることもあって、言葉遣いが悪いことがある。「〇〇ちゃんが〇〇っていった」と保育者に言いに来ることがある。
保育者の問いかけにそれぞれが話したくて、1人が話していると待ちきれず話をかぶせてくる姿も見られる。
表現
色水を作って小さい容器で色を混ぜて色の変化を楽しんだり、裸足で泥遊びをしたり、氷で感触遊びをして楽しんだ.
また、夏祭りの装飾にするちょうちんを制作した。トレーシングペーパーにキラキラの紙をノリ付けしたりシールを貼ったりしてそれぞれの作品が出来上がった。…
健康
シャワーとプールが始まる。とても楽しみにしていた様子で、着替えや移動の方法を説明するときもしっかり聞き、子どもたちがすぐに理解してくれた。予想より時間がかからずに準備・活動・片付けまでできた。プール遊びなどの約束事もほとんどの子が理解し、守れる姿に成長を感じる。プールのない日もシャワーをして気持ちよく清潔に過ごせるようにした。
人間関係
気の合う友だちとの遊びを楽しむ姿が多くあった。遊びの中で「自分はこんな風に遊びたいんだ。」「この遊びにはこんなストーリーがあるんだ」という思いを相手に同意してもらえず、言い争いや物を投げるなどのトラブルとなった。それぞれの想いを丁寧に聞きながら仲介していく。
環境
育てている夏野菜に水をあげに行こうと声をかけると「やる!やる!」と喜んで農園へと向かう。「ホースに水をもっと入れて」「ピーマン、大きくなってる」「食べるの楽しみだな」生長を喜ぶ。天気の良い日は公園などの戸外へ出かける。ダンゴムシを手のひらに乗せて観察したり、草花を集めて飾ったりして自然に触れる。アオムシを発見するとみんなで葉っぱに乗せてあげ、土のところに寄せてあげていた。生き物を慈しむ気持ちが育っていると感じた。
言葉
そら豆の皮むきをした後、『そらまめくんのべっと』を作った。いくつかの素材を準備し「そら豆のベットってどんな感じだったかな?」と触ってもらった。すると「そうそう、こんな感じ」「う~ん、こっちかな」「ふわふわだったよ」皮むきしたときの感触を思い出しながら、子どもたちが各々選んだ素材を皮の形に切った画用紙へ貼り付けた。そらまめくんの顔を描いてベットに寝かせてあげると「気持ちよさそうに寝てるね」と皆、笑顔で眺めていた。
表現
七夕の制作を行った。七夕の絵本を読み、「織姫様と彦星様がお空で会えるように、七夕の飾りを作ろう」と声をかけると、「うん、やる!」と張り切る。数人ずつ交代で制作を行う。紙皿を夜空に見立てて絵の具で塗ったり、折り紙で姫様と彦星様を折る。「こう?あってる?」と保育士が折る様子を真剣にみて、熱心に折る。二つ目を作る時には折り方を覚えて、さっと仕上げ、友だちに教える子もいた。「できた!」「早く飾りたい」「ママに見せる!」と出来上がりに満足している様子だった。…
健康
休み明けの際には、寒暖の差の為、体調を崩す子もいるため、園での様子を細かく見ていくようにし、少しでもすぐれない場合には、担任や保護者との連携や共有をしていくようにした。子どもたちが元気に過ごせるよう引き続き様子を見ていく。
人間関係
ブロックを使って車や電車を作ったり、おままごとでラーメンやハンバーガーを作ったりしている姿が見られた。公園では虫探しが大人気でダンゴ虫やカメムシ、そして、みみずを見つけると「みて、たくさんみつけたよ」とコップの中から捕まえたのを嬉しそうに見せてくれた。一方で、近くで同じことを遊びながらも、まだ、並行遊びをしている子が多い。子どもたちの気持ちを汲み取りながら、共通の遊びを通して、友だちと関わりながら遊ぶ楽しさを経験できるよう援助していく。
環境
全体的にパズルをする子が多いため、キャラクターパズルや魚のパズルなど、子どもたちに人気のあるのを揃え豊富にした。そして、玩具が取りやすく、やりたい遊びを選びやすいよう整理整頓をしたり、また、玩具の片付け方を子どもたちと一緒に考え、進んで取り組めるような声掛けをした。そして、子どもたちの遊びの様子を見ながら状況に応じて棚を稼働させていき、じっくりと遊びこめる環境づくりをおこなった。
言葉
朝の会をやる前に、子どもたちが絵本をより集中できるよう、「ペンギンマークの百貨店」「わにの家族」など、手遊びや歌を歌ってから読むようにした。お話をしたり、歌うことが好きな子が多いため、季節に合った歌や手遊びをたくさん活動に取り入れ、言葉の響きやリズムの楽しさを味わえるようにする。
表現
5月制作では、子どもの好きな歌「かたつむり」の制作をした。絵具を準備し、顔はシールに目を書き、胴体は絵の具で滲み絵で作っていく。しっぽや足をつけるときには、「色が染みてくたのしい!」嬉しそうに滲み絵をする姿が見られた。最後にシールをつける時には、たくさんの色をいっぱいつける子やワンポイントでつける子など、一人一人の個性がよく表れていた。今後も季節に合った楽しい制作を考えていく。
…
健康
進級したことに大きな期待と少しの不安がみられた。朝の受け入れや生活の説目で泣いてしまったり、不安から保育士等に「手をつないで」と伝えてきていた。担任間で連携をとり、そばで寄り添えるようにすることで笑顔が増え、遊びに夢中になる時間が増えていった。
毎日に生活の流れを同じにして繰り返すことで、見通しをもてるようにした。進んで行動したり、身の回りのことを意欲的に行う姿がみられるようになった。
食事の面では食べ物のクイズや絵本を読むことで、食に興味を示すようになった。「先生の大好きなニンジンあるよ。」「タマネギ、甘いかな?」と話をし、食べてみようする姿があった。
人間関係
新しい子が3名入園した。少しずつ名前を覚えていき、一緒に遊ぶ姿が見られるようになる。また気の合う友だちを誘う姿や一緒にごっこ遊びや電車ごっこをするなど友だち同士で遊ぶ姿が多く見られる。その中で自分の思いが通らない時にはケンカとなり、言い争いや手が出ることがある。思いを汲み取り共感する声掛けや相手の思いや状況に気が付けるように仲立ちした。
環境
散歩では新高円寺公園やにしはら公園へ行く。タンポポの綿毛を飛ばそうとしたりツツジの匂いをかいだりする姿がある。「赤いツツジは小さいね。こっちのピンクのツツジは大きいね。」と大きさや色の違いに気づき、口にする子もいる。またテントウムシや大きなミミズを見つけたり、アリの働く様子を観察したりと興味のあるものを見つけては、春の自然に触れている。
言葉
友だち同士での会話が盛んにおこなわれている。「私は赤ちゃんね。○○ちゃんママ、お腹すいちゃった」「こっちにもあるよ。」「ありがとう」言葉での微笑ましいやり取りがある。しかし思いがぶつかり合う中では「大きらい」「もう遊ばない」と気持ちが悲しくなる言葉も出てくる。「それは聞いていて、先生は悲しな」「○○ちゃんはこうしたかったのかな?」「こうしてほしいって言えるかな?」と仲立ちしている。一部の子ども同士のやり取りの中でも「それは悲しいよ」「どうしたいの?」というやり取りが聞こえてくるようになった。友だちへの伝え方を生活や遊びの中で、一緒に考えていく。
表現
こいのぼりの制作をした。花びらをウロコにしてノリで貼った。「この色、きれい」「私はピンクにする」と花びらを選び、並べ方にも個性が出ていた。活動の合間に『こいのぼり』歌を歌ったり、子どもの日の話をした。子どもの日の会では、クイズを楽しんだり大きな声で歌を歌い、行事を楽しんでいた。…
健康
ゆり組に上がるにあたって、給食に箸を取り入れていった。保育室に箸の練習ができる玩具を置き、興味のある子を誘い一緒に練習をした。初めはつかむことが難しい子も、保育士と一緒にしていく中でコツをつかみ上手になっていった。数名は給食で箸を使うようになり、その姿を見て「やってみたい!」とやる気を出す子もいた。
人間関係
ひまわり組に渡す花束制作をした。今までの制作と違い今回はプレゼントするものだということで、より丁寧に作る姿が見られた。また、その花束に仲良しグループで一緒だったひまわりさんへのメッセージを綴った。それぞれが渡す相手のこと思って保育士と一緒にメッセージを考えていった。お別れの会では「ありがとう」の言葉と一緒に花束を渡した。
環境
進級に伴い移行保育で数日間、ゆり組の部屋で過ごした。登園する際、いつもと違う部屋で困惑する姿も少し見られたが、皆すぐに慣れ、目新しい玩具に夢中で遊んでいた。生活する環境も変わりもうすぐでゆり組になることに期待を持つ声も聞こえるようになった。年度最終日には、ゆり組に向けて部屋の環境が変わっていくことにワクワクする様子が見られた。
言葉
「○〇君が△△って言ってた」「○〇ちゃんに△△なことされて嫌だった」と保育士に伝えてくれることがある。今までは相手に保育士が代弁していたが、子どもたちの発達に伴い「○〇って伝えてみたら?」「そういう時は○〇をやめてって言ってみたら?」と子どもたち同士の声のかけ方を伝えていった。そうすることで保育士が代弁しなくとも子どもたち同士で伝えあい解決する姿が見られた。
表現
ひまわり組のお別れ会に向けて「にじ」を朝の会で歌い始めた。子どもたちは歌詞を覚えるのが速く、元気に歌っていた。その中でがなり声のように歌う子もいた。今回は相手に送る歌なので、どの様な声がいいか問いかけるとともに、優しい歌声で歌う姿を見せた。するとがなり声で歌う子はいなくなり、上手にお別れ会では歌っていた。…
健康
寒暖差が激しく体調を崩したり、季節性の感染症が流行したこともあり、より一層手洗い・うがいの声掛けを行ったことで、子どもたちも丁寧にするように心がける姿が見られた。また、進級に向けて給食とおやつの後にもうがいを取り入れ、口の中の衛生を保てるようにした。身のまわりの行うことが増えたが、見通しを持って行動できるようになってきた。給食では、苦手な食べ物も積極的に食べようとする姿が見られ、「お野菜をたべると体が元気になるんだよね。」と食べ物に関する栄養にも気が付き、意識する姿があった。
人間関係
生活発表会での劇遊びを通して、友だちと一緒にセリフや歌を合わせたり、同じ役同士で動きを合わせる楽しさを感じる姿が見られた。「○○ちゃんは歌が上手だよね!」と友だちの良さに気が付いて褒める姿が見られた。また椅子取りゲームやフルーツバスマットなど集団ゲーム、2人組で行うわらべうたを多く取り入れ、友だちと活動を通して関わる楽しさや、クラスの中のたくさんの友だちと遊ぶ嬉しさを感じることができた。朝や夕方にみんなで折り紙をよく折って遊ぶ姿があり、得意な友だちとに「どうやって折るの?」と教わる姿が見られたり、年上やクラスで上手な子が折っているものに憧れて教わりながら一生懸命に折ろうとする様子も多く見られた。
環境
雪が降った日は、窓から外を眺めて「雪が降ってるね!」嬉しそうに話していて、戸外に出て直接雪に触れてみると「冷たいね!」「フワフワしているね!」と雪遊びを存分に楽しんだ。また雪をバケツに集めて遊ぶ姿があったので、絵の具を付けてかき氷ごっこも楽しんだ。文字に興味を示す子が増え、室内に貼ってあるひらがな表を見て自分の名前にある文字を見つけたり、活動の内容が書いてあるパネルを絵と照らし合わせながら読む姿が見られた。また室内で育てているヒヤシンスの生長の変化を毎日よく観察していて、蕾に色がついたり花が咲くと嬉しそうに保育士に伝える様子が見られた。
言葉
毎日の朝の会でグループごとに前に立ち挨拶したり日付を発表するお当番活動を始め、お当番活動を通して、より一層親しみを持って挨拶をする姿が見られるようになっていった。そして帰りの会で次の日のお当番とわかるとやる気に満ちた声が多く聞かれた。紙芝居や絵本が好きで、長い物語にも飽きることなく集中して物語を楽しむ姿が見られるようになってきた。また、読み終えた後に感想を発表し合い、友だちの話を聞いたり、自分の感じたことを伝えたりして、言葉で表現することを楽しむ姿が見られた。
表現
絵本の「てぶくろ」を題材にした劇を生活発表会にて発表した。練習を重ねていく中で、自分の役の動物になりきって役の動物の動きで舞台に入場したり、ピアノの音に合わせて歌とダンスを堂々と歌ったり踊る様子が見られた。また当日は緊張する様子も見られたが、劇が進む中でとセリフの声も大きくなり、今までで1番の劇を保護者へ見せることができた。発表会が終わったあと、衣装を保護者の方に嬉しそうに見せる姿が見られた。ひなまつり制作では、お内裏様とお雛様の着物を想像して千代紙を選び、折った線に沿ってハサミで細かく切り、紙コップにのりでつけて作り、金の屏風は初めてじゃばら折りに挑戦して、裏表を繰り返しながら上手に折ることができた。「うれしいひなまつり」の歌詞を覚えて、口ずさむ姿が見られた。
…
健康
うがいを始めた。戸外遊びから帰ったとき、ご飯や給食を食べた後に取り入れていった。看護師に話をしてもらうと子どもたちは真剣に聞いており、その後、実際に「がらがら」と「ぐじゅぐじゅ」のうがいを使い分け上手にしていた。園庭から帰った後も、手を洗うと「うがいをしなくちゃ!」と意欲的に行う姿が見られた。
環境
1日の流れに見通しを持って行動できるよう、ホワイトボードにカードを貼り、わかりやすくイラストを付け、文字を読める子もいるので字もつけていった。朝の会で子どもたちと一緒に確認した。朝の会の前に保育士が今日の予定に変えていると「今日は英語があるんだね!」「つぎは園庭?」など自分で見て一日の流れを認識している子もいた。
言葉
すみれ組の劇「てぶくろ」を保護者会で発表するので練習を始めた。1.2回ほど保育士と一緒に台詞を言うと覚える子も多く、他児の言葉も覚え言う姿も見られた。1月の終わりごろには保育士の援助なく自信を持って「くいしんぼうねずみよ、いれて!」と言っていた。また、他の子の台詞を覚え一緒に言ったり、教えたりすることもあった。
人間関係
困っている子がいると、友だち同士で声を掛けたり助けたりする姿が多く見られるようになってきた。折り紙をする際に紙飛行機や手裏剣を作りたい子がいると、「僕が作ろうか?」と声をかけ手伝う子や、次にすることがわからない子がいると、優しく教える子などがいた。保育士対子どもの関りから、子ども対子どもの関りが増えていった。
表現
節分に向けてオニのお面を作った。紙皿を好きな色に塗り、「虹色の鬼にする!」「きれいに塗れたでしょ?」と楽しみながら自分好みのお面を作っていた。また、画用紙をハサミで切り、裏の両面テープを手先を器用に使いはがし、髪の型に貼っていた。完成するとお面をつけ嬉しそうに保育士や友だちに見せていた。…
健康
冬らしく日中の気温が下がり、戸外に出る際は子どもたちが進んで上着を着ることが多く、上着のチャックを閉めることに最初は難しそうにしていたが、やり方を伝えて練習を重ねていく中で少し手伝うのみでできるようなった。体調面では咳や発熱・嘔吐で休む子が多く、なかなか全員がそろわない日が続き、日々体調の変化に気を付けていくようにした。またひまわり組が遠足で掘ってきたサツマイモをみんなで洗って干した後、サツマイモチップスのクッキングを行った。スライサーでカットしたサツマイモを一人ずつフライパンに並べて色の変化を見て楽しみ、出来立てを食べた。サツマイモが苦手な子も「おいしい!」と嬉しそうに食べていた。クッキングを通し、季節の食材に触れて作る体験をすることで食材を大切にしたり、食べてみたいという気持ちを育んでいきたいと思う。
人間関係
友だち同士で遊びが始まったり、遊びが展開していく姿が見られるようになり、友だちとの関係がより一層深まる中で、相手を独占したい気持ちからトラブルに繋がることが多くなってきた。相手にも思いがあることをその都度伝えたり、さまざまな友だちと関われるように遊びに誘ったり仲立ちしたりするようにしてきた。また、友だちが困っていたりトラブルがあったときに「どうしたの?」と聞いた上で、相手の気持ちに共感したり保育士に伝えに来る姿が見られた。友だちを大切にし、思いやる気持ちが育まれるよう引き続き丁寧に関わっていく。
環境
年末の最終登園日に保育室の大掃除を行い、衣服かごや椅子、壁などを拭いた。「次はどこ拭けばいい?」と進んで丁寧に拭く様子が見られ、保育室の汚れが溜まりそうな場所を気づき見つけ、一生懸命に掃除していた。また、年末の大掃除を通して、綺麗な環境が心地いいと感じることができるように掃除ができてよかった。
言葉
休み明けの朝の会で、グループごとに休みの日の過ごし方を発表する中で、体験や経験したことをよく覚えていて、自分なりの言葉や単語で説明する力がついてきたように思う。また発表会で歌うクリスマスの歌の歌詞を覚え、よく口ずさむ姿が見られた。紙芝居や絵本の読み聞かせをすると、内容と自分の経験を結び付けて「○○くんも行ったよ」と話す様子や、読み聞かせした中の気に入った絵本を一人で開いて、読んでもらった内容を思い返して自分なりに読む姿も見られた。
表現
冬のパーティに向けて合唱や合奏を楽しんだ。合唱では、友だちと声を合わせる楽しさを感じたり、季節の歌に親しんだりすることができた。また合奏では好きな楽器を選び、すず・タンブリン・トライアングル・カスタネットをピアノの音に合わせて鳴らした。練習では楽器ごとに「きれいな音がするね。」と音色に耳を傾けたり、興味深そうに音を鳴らしてみたりして、どんな音がするか確かめる姿が見られた。本番では伸び伸びと歌ったり、演奏をしたりして、自分たちなりに表現することを楽しむことができた。…