3歳すみれ組まとめ・指導計画バックナンバー

3歳すみれ組2024年度1月のまとめ

健康

うがいをする。戸外遊びから帰ったとき、給食やおやつを食べた後に取り入れた。看護師にうがいの話をしてもらうと子どもたちは真剣に聞いていて、実際に「がらがら」と「ぐじゅぐじゅ」のうがいを使い分け上手にしていた。園庭から帰った後も、手を洗うと「うがいをしなくちゃ!」と意欲的に行う姿が見られた。

環境

自分のことは自分でやろうとする意欲がある子どもたち。午睡明けの布団の片付け。「先生、手伝おうか」と声をかけてきた子がいたので「布団は押し入れまで持って来てくれると嬉しいな」と言うと、持ってくる。それを見ていた子どもたち。「私も布団持ってきたよ」と全員自分で片付ける。友だちを見て真似る姿が頼もしい。

言葉

幼児クラスで行っているリズム遊びに全員で参加できるようになった。コミカルなピアノのリズムに親しみを持ち、「コマコマ回れだね」と言いながら両手を広げてクルクル回る。曲がピョウーンと奏でる場面では“パタン”と床に倒れる。曲に合わせて体を動かし、「次は○○だね」とリズム遊びを楽しむ。

人間関係

困っている子がいると、「〇〇ちゃん、大丈夫?」と声をかける。「大丈夫だよ。」と返事をする時もあれば、なんとなく暗い表情をしている時もある。いつもと違う表情にそっと側に寄り添い静かに遊ぶ。暗い表情に光が差し笑顔になる。子ども同士で楽しくなれる方法を、学んでいると感じる。

表現

節分に向けてオニのお面を作った。好きな絵の具の色を使って、オニの顔を塗る。「やっぱり、赤は怖そうだね」とか「オニはやっぱり青だよね」と話す。オニの髪の毛は、絵の具を貼り付けたり絵の具で塗ったりする。出来上がったオニのお面をつけて「節分の会、楽しみだね。お面をつけてオニをやっつける」と張り切っていた。…

3歳すみれ組2024年度12月のまとめ

健康

気温が寒い日や暖かい日があった。自分で「今日は寒いから上着、着よう」と言い、着る。自分でチャックを閉めることができる子も増えた。散歩から戻ると「もう手を洗ったよ。」「もう替えたよ。」と自主的に身の回りの事を済まして嬉しそうに伝える。また生活の切り替えが早くできるようになり、片付け等にかかる時間が短くなった。排便の時に自分で拭くやり方を伝えると、家でも自分でやるようになったと保護者の方から嬉しい話があった。自分でできるようになったという自信が次への意欲を育てる。

人間関係

室内でも戸外遊びでも気の合う友だちと遊ぶことも楽しむ。並んだタイヤを渡って遊んでいるうちにバスマットを敷き始め、お家作りが始まる。せっせと砂場セットを運び、「いらっしゃいませ~」「キッチンカーなの」とお店屋さんごっこへと遊びが広がっていく。友だちとの関りが増えた反面ぶつかり合いも見られるが、保育士等の仲介を通して相手の気持ちに少しずつ気づくようになってきた。

環境

カルタ遊びに興味を持ち、誘い合って始める。最初は絵を見て取っていた子が「(読み札を)見せて」と同じ文字の札を探し、そのうち耳で聞くだけで札を取る。そうしていくうちに、書くことにも意欲を見せ、「これは、○○くんの“ま”と同じだね」と気づき、名前が記入されているカゴなどを見ながらクレパスを手に取り、塗り絵に使った紙の裏に書いていく。文字や数字に関心を持ち、自然と覚えていく過程をみる。

言葉

遊びの中に急に入ってきた友だちに対して「○○ちゃん、“入れて”って言って」「入れて」「いいよ」などと友だちとの関りの中で、言葉で伝えて解決しようとする姿が見られるようになった。また「ここはこうね。」「○○くん、こうして」自分の思いを伝え、話ながら気の合う友だちと制作や再現あそび、ごっこ遊びなどを楽しむようになった。

表現

いつでも手にできるように鈴を部屋に置いた。また音楽が聴けるようにCDプレーヤーを準備した。すると「今日はこCDが聴きたい」「クリスマスの曲だ。鈴を鳴らそう」と音楽を楽しむ姿があった。発表会の『どうそのいす』ごっこや『あわてんぼうのサンタクロース』の演奏を通して、友だちと一緒に歌ったり体を動かして表現することを楽しんだ。発表会が終わった後も余韻を楽しみ、気の合う友だちを誘って一緒に小道具で遊んだり歌ったりしている。…

3歳すみれ組2024年度11月のまとめ

健康

日中は暑く汗ばむ日もあるが、夕方になると涼しくなる。鼻水がでている子どもがふえてきた。「先生、ティッシュはどこ?鼻でちゃった。」と言ってくる。「棚の上に置いてあるよ」と答えると自分で鼻をふく。鼻の周りがキレイになり、気持ちよさを感じ取る。手洗い場に貼ってある“手洗いの仕方のポスター”を見ながら手を洗う子もいる。手をしっかりと洗うことで病気の予防につながるということを理解してきている。

人間関係

登園するとグルっと部屋の中を見渡し「このオモチャで遊ぼう」と遊び始める。最初は一人で遊んでいるが、その遊びが楽しそうに見えると「入れて」と友だちがやってくる。「いいよ」と返事をして一緒に遊ぶ。「私はここで動物園を作るから○○ちゃんは動物のご飯をお願いね」と言葉を交わす。意見が合わない時には「先生、○○ちゃんが言うことを聞いてくれない」と言ってくる。自己主張によるぶつかり合いから、友だちにも気持ちがあることに気付き、友だちといる楽しさを味わう。

環境

自然豊かなにしはら公園へ行く。落葉がたくさんあり、子どもたちは落葉を集めてフカフカのベットを作る。その上に寝転んで「落葉の上は暖かいんだね」と感じたことを言葉で表す。木の周りで遊んでいた子が、木の皮が剥けていることに気付く。「あっ、大変だ。ばんそうこうを貼らないと」と言い、落葉を当てる。自分が怪我をした時に周りの大人がしてくれたことをしっかり見て、実行に移しているのだと感じた。

言葉

“どうぞのいす”の劇ごっこをする。ウサギ役の子は“トントントン”と金づちを打ちながら入場する。“トントントン”という響きが楽しいようで、他の役の子も一緒になり「トントントン」と口ずさむ。”どうぞのいす”の絵本から劇ごっこへ。絵本の内容を知り、次にどのような言葉がくるか感じ取っているのか分かる。「あとのひとにおきのどく」というフレーズも気に入り、友だちと一緒に楽しみながら言う。

表現

毛糸を使ってクリスマスリースを作る。好きな毛糸の色を選んでもらう。「先生、毛糸はフカフカしていて気持ちいいね」と話す。「クリスマスは緑だから緑の毛糸を使うね」とか「私は暖かい毛糸が好きだから赤にするね」と好みの毛糸を選ぶ。紙皿に毛糸を巻き、カラフルなポンポンをボンドで作る。ポンポンの大きさと色も自分で選び、一人一人がイメージしたクリスマスリースが仕上がった。…

3歳すみれ組2024年度10月のまとめ

健康

病気の本に興味があり、読み聞かせをする時に「これ読んで。」と子どもたちからリクエストがある。絵本を読み終わるとすぐに「咳をする時はお口を隠すんだよね。」「手のばい菌は石鹸で洗ってバイバイしないとね。」と伝えにくる。そこで看護師によるうがい指導を行った。口の中にはばい菌が入ってくる話やブクブクうがいとガラガラうがいの違いや方法を教えてもらう。実際やってみたりもした。その日の夕方、園庭から戻ると早速、うがいをする姿があった。

人間関係

水たまりがある園庭で遊ぶ日。遊び始める前に「水たまりに入らないで遊んでね。」と伝えると、水たまりの中には入らないように淵のギリギリで泥水をすくおうとする。散歩先で遊び始める前に「先生が、帰るよって言った帰ろうね。」「はーい」と約束をする。実際に帰る時に「まだ遊びたい」と言い出しても保育士等が「お約束は?先生が帰るよって言ったら?」と聞くと「、、、帰る。」と答える。自分が約束したことを守れるようになってきた。

環境

前半は残暑が続き、散歩に行くことができなかった。遠足を次週にひかえ、少し長い距離を散歩に行くことができた。行き帰り子ども同士で手をつないで歩ききることができた。公園内を移動するときもすぐに集まることができた。待ちに待った遠足の日。公園でドングリを拾ったりかけ回ったり元気に遊び、お弁当を食べた。クタクタになりながらも声をかけあい元気に帰園した。

言葉

誕生日会の時に、お祝いするお友だちに質問をしてもらっている。「質問したい人、いますか?」と聞くと子どもたちが「はーい」と手を挙げる。「好きな食べ物は何?」「好きな色は?」質問する側も答える側も一生懸命考える姿がある。質問の内容も変わっていき、「好きなシンカリオンは何?」と自分の好きなキャラクターの話になった。誕生日の子はわからなかったので「えー・・・っと」と悩みながらも何とか質問に答えようとする姿が微笑ましかった。

表現

初めてハサミを使用してハロウィンの制作を行った。全体にハサミの使い方、扱い方などを約束する。キラキラテープ紙を切り、ステッキを作った。次に線に沿って切り、カバンを作った。一人ずつハサミの使い方を見守りながらの作業となった。細長い線を何本も切った。誰一人と「もうやらない」と投げ出す子はなく、集中して最後までやりきっていた。…

3歳すみれ組2024年度9月のまとめ

健康

体調の良い子が多く、活発に体を動かして遊ぶ姿がよく見られた。運動会のダンスも遊びの中で楽しんで踊る姿がみられる。外遊びやトイレから戻った後、食事の前には石鹸を使用しての手洗いがとても上手になってきた。

人間関係

さまざまな遊びを通して友だちと一緒に行うことで、友だちの遊び方を真似してみたり、アイデアを出し合ってみたりと工夫して遊ぶ姿があった。また、友だちと遊ぶ中で自分の考えと違いがあることを知り、「じゃんけんできめよう」など子どもたちなりに問題を解決しようとする姿が増えていった。

環境

運動会があり、運動会のかけっこ練習では元気に走りきる姿が見られた。ダンスの練習では楽しみながら踊り衣装を着るととってもうれしそうだった。意欲的に参加し期待を持って本番に臨めた。

言葉

片付けの時間などを伝える時に「時計の針が4になったら片付けだよ」など見通しをもてるように行動すると、少しずつ子どもたちも時計の数字への興味が芽生え、子ども同士の会話の中でも「4になったら交換ね」など話す姿が見られた。

表現

自分の気持ちを言葉で表現できるようになり、嫌なことがあっても手を出すのではなく、「やめて」と伝えられるようになってきた。仲良く友だちと一緒に行うおままごとでは、お母さん役や赤ちゃん役などに分かれ、役になりきって楽しむ姿が見られるようになってきた。

食育

自分たちでおかずやごはんを運べるようになり、食べられる量を調節することで完食できる子が増えてきた。おかわりする子も増えていた。苦手な野菜はまったく食べない姿もあったのが、食べている子を褒めたり、「どんな味かな?」と声をかけると「みて!食べられるから」と食べていた。

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3歳すみれ組2024年度8月のまとめ

健康

気温の高い日が続き、プールのできない日や入れても短時間の日が続いた。そんな中でも子どもたちが活動の流れを身に付け、着替え、移動、プールへの入水、着替えをスムーズに進めることができるようになった。繰り返し行う中で、自分の持ち物の置き場ややり方を覚え、徐々に自分でもやってみようとする姿が増えた。また活動の中で水の危険性についても話をし、プールで楽しく活動するための約束事を何度も話をした。後半には保育士等が言わなくでも子どもたち自身が気が付き、約束を守る姿があった。

人間関係

給食の時に、自分でスプーンを持っていく、食べ終った空のお皿をトレイまで持っていくなどを子どもたち自身でやってもらうようにした。役割をもらったことを喜んで行う姿があった。子ども同士で遊ぶ姿が増えた。「一緒にカルタしよう」と誘い、遊びの中に入りたい時は「いれて」「いいよ」と子ども同士のやり取りがふえた。

環境

交代で水やりを行い育てたピーマンを使って、初めてのクッキングを行った。餃子の皮を使い、トマトケチャップをスプーンで広げた後、具材を乗せていく。ピーマンを山盛りに盛り付ける子どもたち。内心、食べれるのだろうかと心配したが「おいしい!」「おかわりないの?」と完食していた。クッキング活動をとても楽しみ、意欲的にできた。給食を食べる量も増えてきた。

言葉

子ども同士で電車ごっこやおままごと、カルタ遊びなど誘い合って遊ぶ姿が増えた。「入れてって言って。」「貸してって言ってないのに取った」トラブルがあっても思いを言葉にして伝えようとする姿が出てきた。

表現

プール活動で水鉄砲を使って水遊びをした。植木の木や鉄棒などの遊具を的にして飛ばして遊んだ。「(鉄棒の先にある)のぼり棒まで届いたよ」「屋根まで届いたよ」と思い思いに飛ばして遊んだ。上に向けて遊んでいる子がいて「空に当たったよ!」と嬉しそうに話してくれた。すると、周りの子も「ぼくも空に届いた!」「私も!」と次々と飛ばし合った。…

3歳すみれ組2024年度7月のまとめ

健康

上旬は外に出られる機会もあったが、中旬から気温が高く外遊びができない日が多かった。
水分補給の声かけを定期的にすることによって熱中症になることなく過ごすことができた。
外遊び後はシャワーをして体を清潔にする心地よさを感じられるようにした。

人間関係

それぞれ気の合う友だちができ、自由に遊んでいるときは気の合う仲間と遊ぶ姿が見られるようになってきた。
その分トラブルも出てくるが、自分の気持ちを伝えるように声をかけると保育者が仲介しなくても自分たちで解決できることが増えた。

環境

戸外に出ると虫探しに夢中になり、季節ならではのせみのぬけがらをたくさん探して友だちにあげたり家に持って帰ったりしていた。
今まで遊んでいたものとは別の種類のブロックへと遊びが変化して、イメージも膨らみ、より大きなものを作るようになってきた。ままごとでは、テーブルいっぱいに料理を並べてパーティーと言って遊んでいる。

言葉

会話を楽しむ中で気を許していることもあって、言葉遣いが悪いことがある。「〇〇ちゃんが〇〇っていった」と保育者に言いに来ることがある。
保育者の問いかけにそれぞれが話したくて、1人が話していると待ちきれず話をかぶせてくる姿も見られる。

表現

色水を作って小さい容器で色を混ぜて色の変化を楽しんだり、裸足で泥遊びをしたり、氷で感触遊びをして楽しんだ.
また、夏祭りの装飾にするちょうちんを制作した。トレーシングペーパーにキラキラの紙をノリ付けしたりシールを貼ったりしてそれぞれの作品が出来上がった。…

3歳すみれ組2024年度6月のまとめ

健康

シャワーとプールが始まる。とても楽しみにしていた様子で、着替えや移動の方法を説明するときもしっかり聞き、子どもたちがすぐに理解してくれた。予想より時間がかからずに準備・活動・片付けまでできた。プール遊びなどの約束事もほとんどの子が理解し、守れる姿に成長を感じる。プールのない日もシャワーをして気持ちよく清潔に過ごせるようにした。

人間関係

気の合う友だちとの遊びを楽しむ姿が多くあった。遊びの中で「自分はこんな風に遊びたいんだ。」「この遊びにはこんなストーリーがあるんだ」という思いを相手に同意してもらえず、言い争いや物を投げるなどのトラブルとなった。それぞれの想いを丁寧に聞きながら仲介していく。

環境

育てている夏野菜に水をあげに行こうと声をかけると「やる!やる!」と喜んで農園へと向かう。「ホースに水をもっと入れて」「ピーマン、大きくなってる」「食べるの楽しみだな」生長を喜ぶ。天気の良い日は公園などの戸外へ出かける。ダンゴムシを手のひらに乗せて観察したり、草花を集めて飾ったりして自然に触れる。アオムシを発見するとみんなで葉っぱに乗せてあげ、土のところに寄せてあげていた。生き物を慈しむ気持ちが育っていると感じた。

言葉

そら豆の皮むきをした後、『そらまめくんのべっと』を作った。いくつかの素材を準備し「そら豆のベットってどんな感じだったかな?」と触ってもらった。すると「そうそう、こんな感じ」「う~ん、こっちかな」「ふわふわだったよ」皮むきしたときの感触を思い出しながら、子どもたちが各々選んだ素材を皮の形に切った画用紙へ貼り付けた。そらまめくんの顔を描いてベットに寝かせてあげると「気持ちよさそうに寝てるね」と皆、笑顔で眺めていた。

表現

七夕の制作を行った。七夕の絵本を読み、「織姫様と彦星様がお空で会えるように、七夕の飾りを作ろう」と声をかけると、「うん、やる!」と張り切る。数人ずつ交代で制作を行う。紙皿を夜空に見立てて絵の具で塗ったり、折り紙で姫様と彦星様を折る。「こう?あってる?」と保育士が折る様子を真剣にみて、熱心に折る。二つ目を作る時には折り方を覚えて、さっと仕上げ、友だちに教える子もいた。「できた!」「早く飾りたい」「ママに見せる!」と出来上がりに満足している様子だった。…

3歳すみれ組2024年度5月のまとめ

健康

休み明けの際には、寒暖の差の為、体調を崩す子もいるため、園での様子を細かく見ていくようにし、少しでもすぐれない場合には、担任や保護者との連携や共有をしていくようにした。子どもたちが元気に過ごせるよう引き続き様子を見ていく。

人間関係

ブロックを使って車や電車を作ったり、おままごとでラーメンやハンバーガーを作ったりしている姿が見られた。公園では虫探しが大人気でダンゴ虫やカメムシ、そして、みみずを見つけると「みて、たくさんみつけたよ」とコップの中から捕まえたのを嬉しそうに見せてくれた。一方で、近くで同じことを遊びながらも、まだ、並行遊びをしている子が多い。子どもたちの気持ちを汲み取りながら、共通の遊びを通して、友だちと関わりながら遊ぶ楽しさを経験できるよう援助していく。

環境

全体的にパズルをする子が多いため、キャラクターパズルや魚のパズルなど、子どもたちに人気のあるのを揃え豊富にした。そして、玩具が取りやすく、やりたい遊びを選びやすいよう整理整頓をしたり、また、玩具の片付け方を子どもたちと一緒に考え、進んで取り組めるような声掛けをした。そして、子どもたちの遊びの様子を見ながら状況に応じて棚を稼働させていき、じっくりと遊びこめる環境づくりをおこなった。

言葉

朝の会をやる前に、子どもたちが絵本をより集中できるよう、「ペンギンマークの百貨店」「わにの家族」など、手遊びや歌を歌ってから読むようにした。お話をしたり、歌うことが好きな子が多いため、季節に合った歌や手遊びをたくさん活動に取り入れ、言葉の響きやリズムの楽しさを味わえるようにする。

表現

5月制作では、子どもの好きな歌「かたつむり」の制作をした。絵具を準備し、顔はシールに目を書き、胴体は絵の具で滲み絵で作っていく。しっぽや足をつけるときには、「色が染みてくたのしい!」嬉しそうに滲み絵をする姿が見られた。最後にシールをつける時には、たくさんの色をいっぱいつける子やワンポイントでつける子など、一人一人の個性がよく表れていた。今後も季節に合った楽しい制作を考えていく。

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3歳すみれ組2024年度4月のまとめ

健康

進級したことに大きな期待と少しの不安がみられた。朝の受け入れや生活の説目で泣いてしまったり、不安から保育士等に「手をつないで」と伝えてきていた。担任間で連携をとり、そばで寄り添えるようにすることで笑顔が増え、遊びに夢中になる時間が増えていった。
毎日に生活の流れを同じにして繰り返すことで、見通しをもてるようにした。進んで行動したり、身の回りのことを意欲的に行う姿がみられるようになった。
食事の面では食べ物のクイズや絵本を読むことで、食に興味を示すようになった。「先生の大好きなニンジンあるよ。」「タマネギ、甘いかな?」と話をし、食べてみようする姿があった。

人間関係

新しい子が3名入園した。少しずつ名前を覚えていき、一緒に遊ぶ姿が見られるようになる。また気の合う友だちを誘う姿や一緒にごっこ遊びや電車ごっこをするなど友だち同士で遊ぶ姿が多く見られる。その中で自分の思いが通らない時にはケンカとなり、言い争いや手が出ることがある。思いを汲み取り共感する声掛けや相手の思いや状況に気が付けるように仲立ちした。

環境

散歩では新高円寺公園やにしはら公園へ行く。タンポポの綿毛を飛ばそうとしたりツツジの匂いをかいだりする姿がある。「赤いツツジは小さいね。こっちのピンクのツツジは大きいね。」と大きさや色の違いに気づき、口にする子もいる。またテントウムシや大きなミミズを見つけたり、アリの働く様子を観察したりと興味のあるものを見つけては、春の自然に触れている。

言葉

友だち同士での会話が盛んにおこなわれている。「私は赤ちゃんね。○○ちゃんママ、お腹すいちゃった」「こっちにもあるよ。」「ありがとう」言葉での微笑ましいやり取りがある。しかし思いがぶつかり合う中では「大きらい」「もう遊ばない」と気持ちが悲しくなる言葉も出てくる。「それは聞いていて、先生は悲しな」「○○ちゃんはこうしたかったのかな?」「こうしてほしいって言えるかな?」と仲立ちしている。一部の子ども同士のやり取りの中でも「それは悲しいよ」「どうしたいの?」というやり取りが聞こえてくるようになった。友だちへの伝え方を生活や遊びの中で、一緒に考えていく。

表現

こいのぼりの制作をした。花びらをウロコにしてノリで貼った。「この色、きれい」「私はピンクにする」と花びらを選び、並べ方にも個性が出ていた。活動の合間に『こいのぼり』歌を歌ったり、子どもの日の話をした。子どもの日の会では、クイズを楽しんだり大きな声で歌を歌い、行事を楽しんでいた。…