健康
寒暖差があり、咳や鼻水が多く出る姿があったが、大きく体調は崩さず過ごすことができた。鼻水が出ると、自分で「はな」と言ってティッシュで鼻を拭こうとしたり、手洗いの時には見本を見ながら丁寧に行う姿があった。また、オムツに排尿があった時は、「オムツでちゃった」と保育士等に伝えてオムツ交換をしたいと表現することが増えた。着替えは自分で行いできることが増えた。しかし年度末になり、環境の変化を感じて甘える姿があり、思いを受け止めていった。
人間関係
ごっこあそびを楽しむ姿が多くなる。自然と役割が決まり、お店屋さんとお客さんに分かれて遊んでいる。買い物バッグを下げて友だちと一緒に歩き、同じイメージを共有して過ごすことでより一つ一つの遊びが長く続き、展開が見られるようになる。
環境
散歩先では目的地に着くと座って約束を聞いてから、遊び始めるようになる。「お外は車きちゃうから危ないね」など少しずつ意味が分かり、聞いたことに対して行動が伴うことが多くなる。また、ダンゴ虫やてんとう虫がいて様子を観察する姿が見られた。
実生活で経験したことが遊びになることが多くなり、「ピッ」と言ってカードで買い物しようとしたり、料理をする保護者の姿を真似てフライパンを動かしたりする。
言葉
トラブルになっても、保育士等が仲立ちすると状況や思いを言葉で伝えることが多くなってきた。友だちとの会話を楽しみ、「こっちであそぼうよ」「これ、みてみて」「これあげるね」など互いに誘い合い、優しくしようとする姿がある。
表現
ストーリー性のある紙芝居を夢中で見ることが多くなってきた。昔話などを中心にじっくり見ている。次の場面や台詞を覚えていて、「●●がでてくるよね」と言う。おおかみが出てくる話では「こわいね!」と友だちと笑い合って楽しんでいた。
体操や歌では大きな声で歌い、歌詞がはっきりしてきて歌うことをより楽しめるようになってきた。粘土あそびでは「へびつくりたい」「アンパンマンつくりたい」など感触遊びを楽しみながらも目的を持って何かを作ろうとする姿も増えてきた。…
健康
鼻水や咳がでている子が多かった。特に鼻水が出ている子が多く、小まめに拭きとるようにしていった。感染症対策で適度に換気や温度調整も行った。排尿、排便をした際には、子どもたちから教えてくれる姿が多く見られた。また、排便の際はおむつ替えが終わった後に「手洗う」と言って保育士の真似をして石鹸で手を洗っている子もいた。
人間関係
友だちに「何やってるの?」と聞いたり「○○もやっていい?」と尋ねている姿があった。遊びも発展し、病院ごっこを友達同士で行い、「どこが痛いですか~?」と言って大型ブロックを薬に見立てて遊んでいた。友だち同士での関わりが深くなってきたことでトラブルはあるが「何が嫌だったか」を聞くと「これが嫌だった」と理由を簡単な言葉で説明しようとする姿も見られてきた。また、保育士が仲立ちしなくても友だち同士で簡単な会話が生まれ成立することもある。
環境
棚の仕切りを変えると、開放感があり落ち着いて過ごすことが出来た。また、2階から恐竜のおもちゃを持ってきて遊んだりちゅうりっぷ組から車を借りてきて玩具にも少し変化をつけると集中して遊ぶことが出来ていた。また、机の上で仲良く絵本を読む姿も見られた。また、少し長い紙芝居でも集中して聞くことが出来るようになってきている。
言葉
保育士には、自分のやりたいことや思いを簡単な言葉や会話で伝えようとする姿が見られるようになっている。高月齢児は「○○ちゃん一緒に遊ぼう」と誘ったり低月齢児は、遊びたい友だちの近くに行って「おいで」「いいよ」などと言って、友だちと簡単な言葉でやり取りをする場面が多く見受けられた。
表現
机上遊びで行うお絵描きや塗り絵では、手首の運動が発達しクレヨンの筆圧が濃くなってきている。クレヨンの持ち方も三本指で持とうとする姿が見られた。また、紙全部を使ってお絵描きをしていたのが、小さい丸をたくさん書けるようになってきた。小さい丸を食べ物に例えたり「ママ」「パパ」やアンパンマン等好きなキャラクターに見立てている子もいた。…
健康
朝夕と冷えるようになり、鼻水が出る子が増えた。他のクラスで感染症や発熱する子が出てきているので、こまめに検温しながら子どもの体調面に気をつけていった。
午睡時はなかなか寝付けなかったり早く目が覚めたりと、子どもによって様々な姿があった。早く目覚めた子には、落ち着いて過ごせるスペースを用意するなど、それぞれの睡眠のリズムに合わせて関わっていった。
人間関係
友だちの遊んでいる姿に興味が出てきて、真似して遊んだり、一緒に見立て遊びをしたりして楽しむことが増え、会話のやり取りもしている。思い通りにならないと泣いたり怒ったりする子もいるが、保育士等の言葉がけで気持ちを受け止めてもらうと少しずつ気持を切り替えられるようになってきている。また、玩具や場所の取り合いになり「いや」と言って手が出たりすることもあるが、時々譲る姿も見られた。
環境
子どもの成長や2歳児クラスへの進級を見通して室内の環境を見直した。活動に応じて棚やテーブルの位置を移動し、着替えのスペースの確保や遊びに集中しやすいように工夫した。着替えのスペースを作ることで、靴下や帽子の片づけ衣服の着脱にスムーズに取り組むことができてきた。また、パズルや粘土、お絵描きセットなど、机上遊び用の玩具も増やしたことで手先や指先を使う遊びも楽しむ姿が見られた。
言葉
言葉でのやり取りが増え、友だちや保育士等と会話を楽しむ姿が見られるようになってきた。自分の思いを上手く伝えられなかったり、月齢や個人の差から思いが上手く伝わらなかったりする場面もあった為、その都度保育士等が仲立ちして思いを代弁して伝えていくようにした。また、色の名前も分かるようになってきて「あか」「あお」「きいろ」「みどり」「○○いろの○○だね」と言ったり、言った色を指さしたり、同じ色の玩具を見せてくることもあった。
表現
ダンスや手遊びでは、自分なりの動きや保育士等や友だちの動きを真似して楽しむ姿が見られている。制作やお絵描きでは自分の好きな色のクレヨンを選び、枠の中を塗りつぶしたり、丸・線・曲線などを描いたりと自分なりに表現している。また、丸で顔のパーツを描ける子も出てきた。「○○かいたよ」と何を描いたか保育士等に伝える姿があった。……
健康
手を洗う際には「石鹸でゴシゴシしてバイキンバイバイしようね」と声を掛けると、「バイバイ」と言って手を洗っている。着替えでは、「自分でやる」と保育士に伝え意欲的に取り組んでいる。着替えが一つ一つ着実にできるようになってきている。意欲もより強くなり、「できない」と言いながらも「お手伝いする?」と声を掛けると「自分で」と頑張っている。手伝ってほし時は「これやって」と伝えに来る。自分でできる物とできない物の区別ができるようになってきていると感じる。子どもたちペースで取り組めるよな援助を心掛け、手伝いを求める時には自分の部分を残しながら援助し、「自分でできた」という思いを持てるようにしていく。
人間関係
高月齢児は、友だちに「○○ちゃん遊ぼう」と誘い合う姿も多く見られるようになり、友だちと一緒にご飯を作ったり鉄棒をしたりして楽しんでいる。また、普段手遊びで行っている「3匹の子ぶた」を思い出し、「今オオカミから逃げてるの」と言い、バスマットを盾にして隠れて遊んでいる姿も見られる。保育者が一緒にやっていたことを子どもたちだけで遊んでいることに成長を感じる。低月齢児は、「おいで」と言って誘ったり手を繋いで歩いたりしながら友だちとの関わりを楽しんでいる。また、友だちと一緒に絵本を読みながら、知っている言葉や喃語を話してやり取りを楽しんでいる姿も見られる。
環境
進級に向けて午後の活動では、なるべく仕切りを開放して過ごしている。開放すると机でおままごとをしたり絵本を友だち同士で読む姿が見られた。また、米粉粘土遊びでは自分たちでコロコロし蛇を作れるようになった子どもが増えた。ままごとの鍋やコップ使ってジュースやご飯を作っている姿もある。子どもたちがやりたい遊びを選べるよう、棚の位置や玩具を増やすなどの工夫をし、室内遊びを充実させていく。
言葉
高月齢児は、2語文、3語文を話すようになり保育士や友だち同士で少しずつ会話をする場面もある。中月齢児は、単語や2語文がかなり出るようになってきている。保育士が絵本や紙芝居を読む中で、オウム返しをしたり「これは?」と疑問に思ったことを言葉にして伝えようとする姿が多く見られるようになってきた。低月齢児は、絵本を数人で読んでいる姿がある。指を指したり知っている単語や発語でやり取りを楽しんでいる。トラブルもあるが、友だちとの関わり方を遊びの中で学んでいけるような仲立ちを心掛けていく。また、場合によって読み聞かせの前等に全体で話す場を設けていく。
表現
クリスマス会では、ジングルベルをマラカスで演奏した。乳児全員がいる中で演奏は、緊張している顔を浮かべている子もいた。しばらくすると、雰囲気にも慣れ、マラカスを曲に合わせて振り、自分たちなりの表現を楽しんでいた。クリスマス会が終わった後はマラカスをままごとに使って調味料にしたり音楽が流れると、マラカスを振って自分たちで遊びをイメージを膨らませて展開させていっている姿が見られた。…
健康
戸外遊びでは、鉄棒やのぼり棒、タイヤ引きなど腕の力を使ったり、全身の力を使って遊ぶことが多くなってきた。体力がついてきて、戸外遊びが長く続くようになってきた。
鼻水が出ると「はな」と言ったり、鼻を指さして伝えようとする姿や、服が濡れると着替えようとするなど不快な思いを感じて伝える姿が多くなってきた。
身の回りのことに意欲的に取り組み、特に服の着脱は自分でできることが増えたり、協力動作が多くなってきた。
人間関係
友だちを意識することが多くなり、やってあげたい気持ちや一緒にいたい気持ちが強くなってきた。自然と手をつないで歩いたり、一緒のものを見て笑いあったり同じ空間にいることを喜んでいる。また、関わりが多くなってきた分トラブルもあるが、保育士等が仲立ちしながら、互いの気持ちを簡潔な言葉で伝えると、納得することも増えてきている。絵本や紙芝居を、友だちと見ることでより楽しく感じたり、興味を持って見てみようとする姿も増えてきている。
環境
散歩先では行動範囲が広がり、木の後ろでかくれんぼをしたり、小さな家に入って友だち同士の関わりを楽しんでいる。また、落ち葉などを集めて上から降らせて楽しんだり、踏んで音を楽しむ姿があった。季節の移りかわりを体験する良い機会となった。散歩では、2台で行っていた移動車を1台にして、散歩先へ向かう。手を繋いで歩くことが楽しくなってきた。一人一人の体力や気持ちに合わせて行うようにする。
机上遊びではパズルやシール貼りなど手先を使った遊びに夢中になっている。
言葉
言葉がはっきりしてきて伝わることが多くなり、よりコミュニケーションをとることが楽しくなっている様子がある。好きなことから発語に繋がっていくことが多く、車や電車、動物、友だちの名前など身近なものからどんどん言葉が出てきている。紙芝居や絵本では簡単なストーリー性のあるものも楽しめるようになってきている。
表現
体操や季節の歌、手遊びをのびのび楽しんでいる。歌詞もはっきり歌えるようになってきたので、より歌うことが楽しくなってきた様子。
散歩先では、地域の方に挨拶をして関わりを持ち、嬉しそうにしたり、前を通った消防車などのはたらく車に大喜びして手を振るなど、可愛い姿が沢山見られた。子どもたちの気持ちを大切にして、思いに共感しながら過ごしていきたい。
…
健康
季節の変わり目で、咳や鼻水が出る子や手足口病に感染した子が数名いた為、保育園での体調の変化に気付けるよう様子を見て過ごした。朝夕の気温差はあったが日中は暑い日が多く、戸外での活動の際の服装を調節して過ごした。
食事が終わると自分の布団を探し、横になる姿が見られる。横になってしばらくして一人で寝付く子と、保育士等の寝かしつけで入眠する子がいるが、みんな目覚めの時間までぐっすり眠ることが多くなってきている。
人間関係
友だちとの関わりが増え、保育士等が中心になりながらも「電車ごっこ」「お買い物ごっこ」「お誕生日ごっこ」など数人で一つの遊びを楽しむ姿が見られるようになってきている。また、友だちと真似をし合って同じことをすることへの喜びを感じるようにもなる。友だちが泣いている時には頭を撫でたり、玩具を渡してあげたりと、友だちを気に掛ける様子が少しずつ見られてきた。
玩具や場所の取り合いなどでトラブルもあるが、引き続き保育士等が言葉を添えて仲立ちしていく。
環境
体力が付いてきたので戸外で遊ぶ機会や、広い場所でのびのびと体を動かすことができるようにした。園庭や公園では走り回ったり、段差に登ろうとしたりと動きがより一層活発になってきている。子どもたちが好きな場所で遊ぶことが出来るように玩具や遊具を準備したりしていった。散歩では、行き帰りで順番に保育士等と手を繋いで歩いたり、安全な場所では友だちとも手を繋いで歩く練習をしたりしている。室内では簡単なパズルやクレヨン、シール貼りなどで指先を使う遊びや新聞紙ちぎり、風船遊びなどをおこない、感触や感覚を味わえるようにした。
言語
友だちや保育士等を見つけると「○○ちゃん、○○しよう」「せんせい、いっしょにあそぼう」など二語文や三語の文となる言葉聞えていた。
低月齢児はすぐに言葉として出てこなくても、喃語や指差し、頷きや首振りなどで相手に自分の気持ちを全身で伝えようとする姿も見られていた。言葉にならない子の訴えにも耳を傾けていけるように気をつけて見守るようにし、保育士等が代弁するようにした。
表現
子どもが興味を示した絵本や紙芝居、手遊びを楽しんだ。子どもたちが好きなものを繰り返すことで、絵本や紙芝居の中に出てくる言葉や語彙を真似ていた。歌や手遊びが言葉として出ていなくても、手を叩いたり身体を揺らしたりして、リズムをとることで一緒に楽しんでいる様子が伺えた。
ハロウィンの制作でカボチャのオバケの台紙に絵を描いた。「あかだよ」「きいろ」「あお」など、自分が持っているクレヨンの色を保育士等に伝えながら思い思いに描いていた。
…
健康
鼻水や咳が出る子が多かった。クラス全体としては、熱を出す子も少なく元気に登園することができていた。食事前後や戸外遊びから帰ってきた際には、保育士が声を掛ける前に手を洗ったり洗おうとする子が増えた。衣服の着脱では、「自分でやる」と伝え、ズボンははけるようになる子が増え、「できた」と嬉しそうに保育士に伝えにきてくれる子もいた。子どもたちのやる気を受け止め、さりげなく援助していった。
人間関係
友達との関わりでは、子どもたち同士でのやり取りが増えてきている。楽しそうに話したり笑い合ったりする姿が多く見られる。友達と同じ物がいいと言い、同じものを持ったりすると「一緒」といい嬉しそうにしていた。泣いている友達がいると「どうしたの」「おいで」と手を繋いだり遊びに誘ったり等友だちを慰める姿もあった。大人の声掛けを真似したり子どもたちなりの寄り添い方で友だちに優しく接している姿が見られた。
環境
気温が落ち着き、少しずつ散歩に行けるようになってきた。散歩先ではのびのび体を動かしている。運動会の練習があった幼児組を「見たい」と言って、見る機会があった。「がんばれ」と応援したり、拍手をして空気を感じ取っているようだった。その後、練習で太鼓を叩いていた保育士等を真似て「たいこどんどん」と言ってブロックを叩く姿や、よーいドン!で園庭を走る姿があり、子どもたちの遊びに良い影響が出ていた。
言葉
自分の思いを2語文3語文で保育士に伝えられるようとする姿が多く見られるようになってきた。友だち同士での会話も話したり笑ったりするして楽しそうにしている。絵本や紙芝居は、保育士の言葉をオウム返しすることも増え、「なんで?」「何?」と質問して聞いてきてくれることもあります。子どもの言葉に耳を傾けていき丁寧な声かけを意識した。例)「バイバイできるかな。」という絵本に頭を洗うシーンが出てくる。一緒に読んでいる子どもに「誰とお風呂入るの?」と聞くと「~ちゃんパパと入る」「~君ママと入る」等保育士とのやり取りを楽しんでいる。
表現
今月に入り「はらぺこあおむし」の歌を歌い始めた。音楽に合わせて口ずさんだり手を叩たりしてリズムに乗って楽しむ姿が見られる。「おおかみさん~森の小径 散歩にいこう」では、「わーいこわーい」と言いながら保育士の真似をして体を動かしている。「きらきらぼし」や「おもちゃのちゃ」等音楽に合わせて鈴を鳴らしたり太鼓のよのようにして大型ブロックで叩いたりして子どもたちなりの表現で楽しんでいる。
…
健康
鼻水・咳がでている子どもたちがいるが、元気に過ごしている。鼻水が出ると「はな」と言って知らせたり、鼻を指差して保育士等に「拭いて」と表現することができる子もいる。また、排尿、排便があると、「しーし」「ちっち」と言ったり、オムツをトントンと叩く姿が出てきた。身の回りのことにも意欲的に取り組み、自分でズボンを履いたり、できることを自分でやろうとしている。できないと悔しくて、ズボンやシャツを投げることもあるが、思いを受け止め、褒めながら進めていきたい。
人間関係
歌をかけると、自然と友だちと手を繋いで歩いたり、子ども同士で過ごす時間が多くなってきた。泣いている子がいると、駆け寄って撫でてあげたり「どうした?」と声をかける姿もあり、優しい気持ちが育ってきている。
車、赤ちゃんの人形、ブロックなど好きなものを通して友だちと遊ぶ姿が見られ、一緒に一つのものを作り上げようとするなど、遊びのなかでも成長が見られた。担任との関係も深まり、甘えたり、スキンシップをとり、自己発揮するようになってきている。やりとりには必要に応じて仲立ちに入り、やりとりの楽しさを伝えられるようにしている。
環境
気温が高い日が続き、水遊びを行うことが多かった。水遊びでは、個々が好きな遊びを見つけられることが多くなり、最初の頃に比べじっくり遊ぶ姿が見られた。泡あそびでは、保育者等と一緒に水をかき混ぜて泡ができていくことを楽しむこともあった。氷あそびでは、溶けてなくなっていく氷を不思議そうにみたり、「ないない!」「ちっちゃい」と変化を楽しむ様子が見られた。その他にも布団の圧縮袋でのウォーターベッドあそびや、寒天・ゼリーあそびなど様々な夏ならではの感触遊びができた。子どもたちの反応はそれぞれだが、楽しめる姿があり、感覚を刺激したあそびの中で個々が感じ取れるものがあってよかった。
言葉
単語から文章になってきた子、単語が出始めた子、紙芝居や絵本、歌から言葉を真似る子、と個々で成長が見られた。保育士等が言葉で伝えたことに対しても「うん」「やだ」「いいよ」など言葉で返す姿も多くなっている。子ども同士でも「かして」「これどうぞ」などやりとりをしたり、一緒に歌を歌って嬉しそうにする場面も多く見られた。トラブルになった時も、仲立ちに入りながら、「ほしかったの」「ちょうだいなの」など思いを言葉にして伝える姿が少しずつ出てきた。絵本のフレーズや、歌から言葉が広がっていく子もいるので、様々な教材を用意して、自然と言葉が出やすい環境にしていきたい。また、言葉が伝わった嬉しさを感じられるように、ゆったりした気持ちで関わっていく。
表現
体操では、興味ある子たちが集まり、全身を動かして楽しむようになる。制作では、絵の具でスタンピングを楽しんだ。最初は手が汚れることが嫌だった子も、夢中になると気にせず楽しんでいた。言葉がまだ出ない子も、身振り手振りを使って相手に思いを伝えようとする。型はめやパズルでは、自分でできることが増えて、できた達成感を味わうようになる。できないと悔しくなることもあり、思いに寄り添いながら関わっている。個々に様々な主張がでてきているので、ひとりひとりの思いの表現の仕方を共有していく。…
健康
鼻水が出る子が多くなり、手足口病やプール熱などの夏風邪で欠席する子が数名いた。家庭での様子や園での様子をこまめに伝え合いながら、体調の変化に合わせて対応していくように連携を図っていった。
ズボンや靴の着脱、食事前の手洗いなど、身の回りのことに興味を持ち自分でやってみようとする姿が増えてきた。子どもの「やってみたい」という気持を大切にし、一人一人の発達段階を把握しながら、それぞれの必要に応じて丁寧に援助していった。
人間関係
友だちの存在をより強く感じるようになり、お互いの自我がぶつかる場面が多くなってきている。玩具や場所の取り合いなどのトラブルの場面で手が出たり、嚙みつこうとしたりすることもあったが、保育士等が傍について見守り、思いを代弁しながら仲立ちをしていくことで怪我を防ぐことができるように努めた。遊びの中では玩具のやり取りをしたり、「こっち行こう」「一緒だね」「○○しよう」と声をかけて一緒に遊んだりする姿が多く見られるようになった。
環境
気温の高い日が続き、水遊びは毎日玄関で行った。安全に楽しく水遊びができるように乳児クラスの担任間でどのような玩具を用意するか、タライの数やマット位置、着替えの動線などスムーズに活動することができるように事前に話し合った。水遊びでは最日から怖がったり嫌がったりする子はほとんどいなく、タライの水をバシャバシャと叩いて水しぶきをあげたり、ジョーロで水を流すのを楽しんでいた。また、石鹼で泡を作り、布を用意して洗濯ごっこをしたり、氷や色水に触れて感触を楽しんだりと毎日飽きずに遊び込めるように工夫もしていった。高月齢児はポンプ式の容器や霧吹きを使って、友だちと水を掛け合い、喜ぶ姿も見られた。
言葉
高月齢の中には、二語文を話す子や友だちの名前を覚えて言う子、絵本を見ながら物や色の名前を言う子が増えてきた。また、お気に入りの歌の歌詞を覚えて口ずさむ子もいる。低月齢は喃語や指差しで自分の気持ちを伝えている。一人一人の言葉の発達に応じた対応を心掛けた。思いを言葉で十分に伝えられない子には保育士等が代弁したり、興味のあることをゆっくり話したり、繰り返し言葉かけをしたりして発語に繋がるようにしていく。
表現
手遊びが好きで「むすんでひらいて」や「いとまき」を歌うと一緒に手を開いて、閉じたりを繰り返したり、両手をぐるぐるとまわしたりと動きを真似している。また、保育士等や友だちの姿を見て笑顔で体を揺らして楽しんでいる子もいた。
水遊びでは泡を作ったり氷を浮かべたりして、感触遊びを楽しむ。氷を手渡すとびっくりした表情を浮かべたが、握って「冷たい」と言葉にしたり、手のひらで溶けていく様子を見て喜ぶ表情をしたりしていた。室内では米粉粘土をした。最初は恐る恐る触っていた子も保育士等の真似をしてちぎったり、こねたりして粘土の感触を楽しんでいた・・・…
健康
鼻水や咳が出ている子が多かった。鼻水が多く目やにが出る子も多くいた。6月後半、手足口病が流行る。手足口病で熱が出る子はいなく、元気に登園していた。引き続き、手洗いを徹底し感染防止していく。初めての集団生活で、免疫がまだついていないこともあり感染リスクが高いため、注意深く見ていく。流行り始めには早目に保護者に伝えていく。
人間関係
集団行動、生活にも大分慣れ、友だち意識も芽生え、お友だちと仲良く遊んでいる姿が見られる。一方、トラブルも多くなってきている為、代弁して遊びを促したり丁寧な言葉がけを行っていく。また、玩具の数が少ない場合や遊具等は、「順番こだよ」と声をかけると順番で使うことが少しずつできるようになってきた。
環境
遊びを見つけられるようになってきている。行動範囲が広がってきたりトラブルも多くなってきたりしている為、午後も多目的室と保育室に分けて活動するようにしている。室内では、机上遊びを取り入れたり新聞紙を破ったり丸めたりして手先運動を行ったり多目的室からマットを持ってきて傾斜を作って上り降りできるよう環境設定している。音楽を流してリズムにのって体を動かしたり紙芝居や鈴を持ってリズム遊びも取り入れながら活動している。
言葉
言葉が出るようになってきたり保育者の言っていることが理解出来るようになってきている。紙芝居や絵本を呼んでいる際に出てくる言葉を真似していったり言おうとしたりして言葉の発達が育ってきている。紙芝居や絵本を読み終わった際には「おしまい」と保育者が言うと後に続いて「ま~い」と言っている姿も見られる。クラスのお友だちや先生を「どこでしょう」の合わせて歌うと指をさして顔と名前が一致している子もいる。個人差はあるが、少しずつ会話もできるようになってきていたり2語3語と話せるようになってきている。
表現
音楽に合わせて身体を動かすことを楽しんでいる。保育者の動きをじっと見て真似しようとしている姿が見られる。…